1勝1敗のラバーマッチ! バンタム級王者ヤンにドバシビリが挑戦
▼UFC世界バンタム級選手権試合 5分5R
ピョートル・ヤン(ロシア)20勝5敗(UFC 12勝4敗)※UFC4連勝中
メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)21勝5敗(UFC 14勝3敗)
2025年12月以来、約10カ月ぶりの再戦にして、3度目の対戦。
ドバリシビリは、24年9月にショーン・オマリーに判定勝ちでバンタム級王座獲得。25年1月にウマル・ヌルマゴメドフの挑戦を判定で退けると、同年6月にオマリーとの再戦に臨み、3R ノースサウスチョークで一本勝ち。10月4日の『UFC 320』で、コーリー・サンドヘイゲンを判定3-0で下し、3度目の王座防衛に成功すると、そのわずか2カ月後の12月6日の『UFC 323: Dvalishvili vs.Yan 2』でピョートル・ヤンと2023年3月以来、2年9カ月ぶりに再戦。46-49×2, 47-48の判定0-3でヤンに敗れ、王座陥落。UFC14連勝が途絶えていた。35歳。
対するヤンも、元同級王者。20年7月『UFC 251』の「UFC世界バンタム級王座決定戦」で元フェザー級王者のジョゼ・アルドを5R TKOに下し、王座獲得。ハビブ・ヌルマゴメドフに次いでロシア人史上2人目のUFC王者となった。
その後、アルジャメイン・スターリングとの王座戦で反則のグラウンドヒザ蹴り失格により王座陥落も、スターリングの首の手術により、21年10月にサンドヘイゲンと「暫定王座決定戦」を争い、5R判定勝ちで王座再獲得に成功した。
しかし、2022年4月『UFC 273』での「UFC世界バンタム級王座統一戦」で正規王者スターリングと再戦し、5R スプリット判定負け。王座統一に失敗し、暫定王座から陥落。その後、オマリーにもスプリット判定負けで接戦を落とすと、2023年3月にはドバリシビリにも判定負けで悪夢の3連敗を喫した。
左膝の半月板断裂と前十字靭帯損傷の怪我のなか、24年3月『UFC 299』でソン・ヤドンに判定勝ちで再起。ヤドン戦の後半でテイクダウンを差し上げ、ヒジ&ヒザで体を入れ変えてテイクダウンからトップを奪う動きも見せた。
24年11月にデイブソン・フィゲイレードに判定勝ちすると、25年7月には、マーカス・マギーに1Rは右を効かされるも、2R以降は地力の差を見せ、判定29-28×3で勝利。3連敗からの3連勝をマークし、再びコンテンダーに名乗りを挙げると、25年12月、ドバリシビリとの再戦で判定勝ち。ベルトを巻いた。33歳。
前戦では、連戦のドバシビリが1Rを打撃と組みで取ったものの、徐々にヤンペースに。右オーバーハンドからのダブルレッグテイクダウン、ボディロックテイクダウンとドバシビリのお株を奪う組みを見せ、さらに左ミドル、左ボディを効かせての左ハイなど、組み&打撃で攻勢に。判定3-0(49-46×2, 48-47)でヤンがバンタム級王座に返り咲いている。
オーソではカーフ、サウスポーでは得意の左右ボディを当てるヤンは、ドバシビリ戦ではテイクダウンに立って打撃で削って、自らの組みも混ぜており、攻略の糸口を掴んだか。
一方でドバシビリは試合直後からリベンジを希望し、「短期間で連続して減量するのはどれほど大変でしたか?」の問いに「135ポンドに落とすのは、僕にとっていつも大変なんです。自分のやり方でやっているから」と、昔ながらのやり方で負担があることを吐露しながらも「言い訳はしません。今日はただ、エンターテインメント性のある試合をしようとしただけだ。みんなに楽しめる良い試合を見せようとした。だって、退屈な試合や、つまらない試合なんて作りたくないからね」と、テイクダウンにこだわる、いつものファイトではなかった(できなかった)ことも示唆している。
「僕はまだ終わっていません。まだ成長し続けています。まだ学び続けています。そして僕は前進し続けます」と語っていたドバシビリ。
約10カ月の期間を経てのラバーマッチは、ヤンが返り討ちにするか、それとも今度は満を持したドバシビリが新たな姿を見せるか。










