2026年10月23日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.69』(U-NEXT配信)の対戦カード発表記者会見が、8月20日(木)都内にて行われた。
KNOCK OUT-UNLIMITEDで、-63.0kg契約3分3Rの弘輝(WORLD TREE GYM)vs.山口侑馬(山口道場)、スーパーライト級のバズーカ巧樹(菅原道場/BRAID)vs.山口裕人(山口道場)の2試合が決定。
弘輝は関西を中心にキャリアを積み、2020年6月からK-1グループに参戦。同年9月には朝久泰央と対戦し、最後はハイキックでKO負けを喫したものの飛びヒザ蹴りで先制のダウンを奪ってみせた。強打を武器にやるかやられるかの戦いぶりで里見柚己、大沢文也、伊藤健人、篠原悠人、大岩龍矢らと対戦。2024年9月の話題を呼んだ “狂拳”竹内裕二との試合ではKO勝ち。
K-1グループでは6勝(4KO)9敗。初代AJKN世界ライト級(-63kg)王者、第2代AJKNライト級(-63kg)王者。2026年3月には『Bigbang』で同団体のスーパーライト級王者・奥平将太に挑戦したが判定負け。6月2日にK-1グループとの契約が満了になったとSNSで発表していた。戦績は14勝(10KO)11敗1分。
山口侑馬は大阪山口兄弟の弟で、Innovation、DEEP☆KICK 60kg級でタイトル獲得経験を持つ。2017年からはKNOCK OUTで活躍し、兄同様の倒すか倒されるかのド突き合いファイトを展開。2019年からはRISEを主戦場として9月にはRISEスーパーライト級王座決定戦へ進出したが山田洸誓にKO負け。2021年5月にRISE初のOFGマッチでYA-MANと対戦してKO負け。2023年11月の星野孝允戦で勝利も、2024年6月の山畑雄摩戦で計量に姿を現さず不戦敗に(後に水抜き中に脱水症状で倒れていたと説明)。戦績は21勝(14KO)17敗2分。
バズーカは2020年8月にKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、2023年9月にはKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者となって二階級制覇・三冠王を達成した。2025年12月には古巣Krushに約7年ぶりに出場も天野颯大に延長Rで判定負け。2026年3月は剣夜とドローも5月のMA日本キックで耀織に判定勝ちでWMAF世界スーパーライト級王座の初防衛に成功した。8月にはNJKFのエース吉田凜汰朗に判定勝ち。UNLIMITEDは2024年12月の大沢文也戦以来2度目となる。戦績は32勝(13KO)14敗5分。
山口裕人は関西キックボクシング界を代表する激闘派ハードパンチャーで、大阪でプロデビューから8連勝。中央進出後は木村ミノル、東本央貴などに勝利。WPMF世界スーパーライト級暫定王座、WBCムエタイ日本同級王座、INNOVATION同級王座、DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王座、WPMF世界スーパーライト級暫定王座など数々のタイトルを獲得している。
2017年からKNOCK OUT、2020年からはRISEを主戦場とし、2021年5月にRISE初のOFG戦に志願し、2023年8月にはYA-MANと初代RISE OFG -65kg級王座決定戦を争うもKO負け。西谷大成、伊藤澄哉と3連敗を喫し、2024年10月に安彦考真に判定勝ちで連敗脱出したのも束の間、2025年3月にYURAに初回KO負けしてから3連敗。2026年4月、SBで樋沼朝光にTKO勝ちで再起を果たした。戦績は29勝(18KO)25敗1分。
会見に出席した4人は、弘樹「UNLIMITEDちょっと楽しそうなルールなので、即行やりたくなってOKしました。頑張るんでお願いします」、侑馬「頑張ります」、バズーカ「押忍」、裕人「KNOCK OUTを盛り上げに来ました。盛り上げます」と、それぞれ意気込みを語った。 会見での質疑応答では、4人のキャラが存分に発揮される内容に。山口元気KNOCK OUT代表は「UNLIMITEDは非常に原始的な戦いというか。キックボクシングが競技的になった中で、そのキックボクシングから競技的な部分を除いたのがUNLIMITEDの魅力だと思っているので、この4人はそれを体現してくれるかなと思っています」と期待を寄せていた。
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会見での質疑応答
――どんな試合内容にして、どんな勝ち方を見せたいと思ってますか?
弘樹「UNLIMITEDなんで、どつき合いして、ぶっ倒して、顔面踏んで終わります」
侑馬「(大阪の)リング上で挨拶させてもらった時にも言ったんですけど、顔が青ざめてしまうような試合がしたいですね」
バズーカ「沈めます」
裕人「バズーカ選手はそういうキャラですか(笑)。UNLIMITED初めてで楽しみなんで、めちゃめちゃリングの上で楽しんでバッチーンと倒したいですね」
――裕人選手はフェイスオフの時に笑ってましたけど、どういう理由だったんですか?
裕人「いや、あんなにメンチきられたの久しぶりやったので、めっちゃ睨むやんって思って。そういうキャラなんやなって思いました。初めてなんでまだ分からんくて、KNOCK OUTが。勉強していきます」
――山口兄弟のお二人はUNLIMITEDは初めてだと思うんですが、それに向けての練習はどう考えてますか?
侑馬「やってるけど、やってみないと分かんないですよね、正直。リングに上がらないと分からへん部分が結構多いから、初めてなんで。その辺もちょっと楽しみでもあるし、ちょっと考える部分はありますね。そんな感じ」
裕人「テイクダウンはあんま自分から行くつもりはないんですけど、ダウンを取っても止まらないじゃないですか。その後のことはいろいろ聞いたりして、練習はまだ軽くしてるんですけれど、しっかりやっていこうかなと、今から」
――弘樹選手はルール的には、以前の地下格闘技時代に近いものはあったりしますか?
弘樹「そうですね。地下は自分が出ていたのは寝技20秒のMMAルールだったんで。僕、最近気づいたんですよ。キックボクシングルールに向いてなくて。こっちの方が多分向いてると思うんですよ」
――気づくのにちょっと時間かかりましたね。
弘樹「だいぶかかりましたね。いや、ほんまにやっぱこれやわと思ってきたんですね」
――バズーカ選手は今回の4人の中では唯一KNOCK OUTレギュラー組で、UNLIMITEDの経験もありますが、そこに関していかがでしょうか。
バズーカ「結果で見せます」
――山口兄弟のお二人。デビュー当時、それからRISE時代があって、第3章みたいな感じだと思うんですけど、ここから山口兄弟として何を見せていきたいと思ってますか?
裕人「僕も歳もいってきて、戦績も超ベテランぐらいになってきてるんで。60戦近くやってきてるんで、コイツ(侑馬)もおっさんなりかけになってるんで。でも、全然盛り上げることはできるんで、もういっちょう盛り上げたろかなって感じで、KNOCK OUTのリングを。また新しいルールでモチベーション上がってますね。新しいことやってるんで」
侑馬「第3章っていう感覚は自分の中ではあんまなくて。復帰戦なんで3~4年年ぐらいぶりかな。自分の中では修行編。これで勝って、その修行編をちょっと終わらせて、次はスターになる道。KNOCK OUTで盛り上げられるようなスターになりたいですね。とりあえずまずは、勝っていい終わり方をしたいですね。その修行編を」
――山口兄弟と弘樹選手にお聞きしたいんですけども、UNLIMITEDはMMA選手でも凄く疲れる、スタミナを消費するルールなんですけれども、失礼ながらお三方スタミナの方がちょっとアレかなという感じがしたんですけど、その辺はどう考えてますでしょうか。
弘樹「ド失礼じゃないですか。えげつないですね。めちゃくちゃ失礼(笑)。これはね、僕らスタミナないわけじゃないんですよ、多分。倒しに行くから」
裕人「素晴らしい!」
侑馬「もっと言って!」
弘樹「まかしとけ。あのね、ペチペチ蹴り合って、距離取って、3R見越して戦っとうちゃんとしたスポーツしてる子らは体力あるんじゃなくて、戦い方が上手いだけで。自分らはもっと倒しに行こうって本気で一生ラッシュしとるからバテるだけです。分かりました? 勉強させてやりました」
侑馬「スタミナないんかな。めっちゃタバコ吸ってるし、スタミナないかも(笑)。でもそのあるスタミナで上手いことやります」
裕人「弘樹が言った通りなんすけれど、行ってる分、疲れるみたいな。バズーカ選手はあんな感じやけど、試合の映像見たら戦い方は結構技術的。UNLIMITEDで俺初めてやし、もっと打ち合ってくれたら面白い試合できるんちゃうかなと思います。どうですか?」
バズーカ「頑張ってください」
――弘樹選手と侑馬選手は同じ関西ということで、交流とか一緒に練習したことはなかったんですか?
弘樹「ないです。お兄ちゃんとはよう喋るんですけれど、弟さんはないです」
――お兄さんとは喋るのに弟さんとは喋らない理由が?
弘樹「多分ね、ちょっと人見知りなんですよ、あの子。さっきからマイクでも喋るとちょっとまわりくどいじゃないですか。僕ら関西人でババババって喋るから。独特な感性を持ってるんで、多分あんま喋っても波長が合わないと思います」
裕人「俺?」
弘樹「めちゃめちゃ合うやん。今日会見でちゃんとシャツ着てこようと思ったけど、(裕人が)同じシャツ持ってるみたいなのがあるから。バリバリ気にしてTシャツにしました。やめてほしい。被ってまう思って」
裕人「俺もそう思った(笑)」
侑馬「人見知りではないと思います、全然。ただ、仲良くなる人間は僕が選びます。僕はいつでも選ぶ側です」
弘樹「その言い方したら、俺が仲良くなりたいみたいな感じやん」
侑馬「でも波長が合わんかもしらんなっていうのは薄々思ってます、僕も。そんな感じで」
――バズーカ選手、形としては今までRISEで活躍してきた選手とやるということで、KNOCK OUTの選手として迎え撃つことに関してどう思ってますか?
バズーカ「KNOCK OUTとしてしっかり結果で証明します。押忍」
――弘樹選手はSNSでの流れだと、いかにもBreakingDownに出るような流れだったと思うんですけれど、ここでKNOCK OUTというのはどういう道筋だったんですか?
弘樹「別に。出てってオファーじゃないけどあったから、いいっすよみたいな感じで。神戸やったので。別に俺は東京やったりとか、それこそ北海道大会とか、BreakingDownやるっすけど、わざわざそこまで足運ぶ必要もないし。神戸で地元でやるんやったらいいよって感じで言ってたけど、俺らはあくまでプロなんで。KNOCK OUTさん盛り上がってるし、UNLIMITEDは最高なルールやと思うし、そっちの方が楽しいじゃないですか。自分が楽しいことをやりたいですね」
――山口兄弟は兄弟揃ってUNLIMITED初挑戦ということで、お互いの素質はどう感じていますか?
侑馬「まず僕、2年ぐらい格闘技から離れてまして、久々にがっつり練習して、俺、格闘技向いてるなって思いましたね。UNLIMITED言うても寝技もないし。向いてるんちゃいますかね。ポテンシャルは高いと思いますけど。性格的にも。お兄さんの素質は、ちょっと向いてないんちゃうかなって(笑)。全然性格的にはね、向いてると思いますよ。いける。兄弟揃って行けるとこまで行ってしまえるタイプやから。危険なことは山口兄弟に任せてもらったら盛り上げるんで。そんな感じで」
裕人「今のいい終わり方やったんちゃいます。今のでお願いします。弟の素質は…シャドーではよう顔蹴ってます。俺ら2人で組み合うことはないんで、初心者すぎて。分かんないです。向いてるんちゃいますかね。はい!」
――侑馬選手はいつぐらいから、またリングで戦いたいなと思いましたでしょうか。
侑馬「いや、最初から思ってましたね。病気になってもうて、2年間ぐらい家から出られへんみたいになって。それでもストレッチしっかり入念にやったり、筋トレもしてたし。リハビリも頑張ってたから、そのうちまた出来るようになった時のための準備はずっとしてたんで。ほんでちょっと落ち着いてきて、体力も戻ってきて、またやってるって感じですかね」
――今はもうコンディション的には万全って感じですか?
侑馬「万全ではないです。別に治る病気じゃないんで。けど、上げていけてますね。もうちょっと上げれると思うし、試合までには。飼いならしていけてるような感覚はあります」
――先日、ONEで海人選手がKO負けした時に、相手の外国人選手が、スパーリングで海人選手が侑馬選手をKOして、その時の海人の態度がリスペクトがなく感じたから、同じ技でやり返そうと思ったって話をしてたんですけど、海人選手はリスペクトなかったんですか?
侑馬「いや、海人とは仲良しですよ、めちゃくちゃ。あのガチスパーは僕がやりたがってるから海人も付き合ってくれてるっていう感じですね。海人も僕のことをリスペクトしてくれてるから、あそこまでしっかりやってくれるし、僕もあっこまでやってもらって、やっと経験値が上がるって僕は思ってるんで。一番強くなる近道なんちゃうかなっていう。8オンス(のグローブ)でやっていたのは、僕が8オンスでやるぞって言ったし。一応先輩なんで(笑)。全然、世間が思ってるような感じではないです」
――それは相手の外国人選手の勘違いということで。
侑馬「勘違いというか、あの動画見てどう思うかは人それぞれなんで。でも僕と海人が分かってたら別になんでもいいです」
――最後に、登壇されている選手の皆様からファンの皆様へ一言お願いできればと思います。
弘樹「UNLIMITED最高なルールなんで、血まみれで最高な試合したいと思います」
侑馬「激しい試合がしたいですね。見てる人が、あいつも頑張ってるし、俺も明日頑張ろうかなって思えるような試合が出来たら誉れですね、僕的には」
バズーカ「必ず倒します。押忍」
裕人「(新体制になってからの)KNOCK OUTのリング初めてなんで、KNOCK OUTのリングに山口兄弟がおるぞという試合をしたいと思います」