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【UFC】最多17連勝で王座防衛のイスラム・マハチェフ「ライト級には戻らない。厳しい戦いが自分を成長させてくれる。ラマダン前にもう1試合戦う」

2026/08/17 11:08
【UFC】最多17連勝で王座防衛のイスラム・マハチェフ「ライト級には戻らない。厳しい戦いが自分を成長させてくれる。ラマダン前にもう1試合戦う」

(C)Zuffa LLC/UFC, Getty Images, Islam_Makhachev

 2026年8月15日(日本時間16日)、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinityモバイルアリーナにて『UFC 330: Makhachev vs. Machado Garry』(U-NEXTUFC Fight Pass配信)が開催された。

 メインイベントで「UFC世界ウェルター級選手権試合」(5分5R)が行われ、王者のイスラム・マハチェフ(ロシア)が、MMA17勝1敗の挑戦者イアン・マシャド・ガリー(アイルランド)と対戦。

 試合は、5Rに渡る死闘に。マハチェフのテイクダウンを切るガリーを、マハチェフは2Rに右ハイキックを当ててダウンを奪うと、最終回には渾身のボディロックテイクダウンでバックを奪取。判定3-0(49-46×2, 48-47)でマハチェフが勝利。アンデウソン・シウバが持っていたUFC最多連勝記録(16連勝)を更新する「UFC17連勝」でライト級に続き、ウェルター級王座の初防衛に成功した。

 試合後会見でマハチェフは、1者は1P差をつけたタフファイトを「5ラウンドの前までで3ラウンドは取っていると感じていました。しかし、ハビブとセコンド陣全員が『最後のラウンドを取りに行け』と言ってきました。最後のラウンドならテイクダウンを奪って何かできると感じていました。なぜなら、3、4ラウンドはそれほど厳しいものではなかったので、試合終盤に良いパフォーマンスを見せる力は残っていたから」と、勝負を決定づけた最終ラウンドのビッグテイクダウンとバック奪取を語った。

 これでウェルター級に上げて2試合を戦った。ライト級に比べ、対戦相手の大きさが目立つようになり、そのスタイルを研究されることでマハチェフのテイクダウンを防がれる場面が今回は見られた。13cmの身長差を活かしたガリーは、マハチェフのシングルレッグにレスリングのパンケーキのように股下でクラッチ。スプロールすることでテイクダウンを切っている。

 マハチェフは、ウェルター級での適正について、「正直、分かりません。今回の試合では彼の方が少し、数キロ大きかったように感じました。ウェルター級での初戦と比べて、今回は大きく感じました。ウェルター級で戦うための体重をどう増やすか、どう大きくあるべきか、これからも考え続けなければなりません」と、改善の余地があるとする。

 しかし、ライト級に戻すことは考えていない。

「ライト級には戻りたくない。チームの仲間たちとキャンプを過ごす時間を楽しんでいるから。15ポンド(約7kg)の減量を経験したことがない人には、どれほど過酷か理解できないでしょう。ハードなトレーニングと食事制限を続けるのは大変です。だからこそ、今ウェルター級で戦い、キャンプやファイトウィークを楽しんでいます。まだ体重を増やして、もっと大きく、もっとパワーをつける必要があります。これからもウェルター級に留まり、何年も戦い続けます」と、今後もウェルター級で戦っていくと明言した。

 試合後には、5月にマダレナを3R TKOに下したウェルター級1位のカルロス・プラテス、MMA19戦無敗・UFC7連勝中で3位のマイケル・モラレスらが、次期挑戦をアピールした。マハチェフは現在のウェルター級の層の厚さを認める。

「相手はよりタフでより身体が大きい。リスペクトを込めて言いますが、ここは現在最もパワフルな階級です。だからこそ、5ラウンドすべてを戦い抜くことになるんです。ジャック・デラ・マダレナ、イアン・ガリー、カルロス・プラテス、マイケル・モラレス、シャフカト・ラフモノフ……UFCの中で最も厳しい階級であることは秘密でも何でもありません」

 それでもマハチェフは、生き急ぐように試合を望む。試合前インタビューで34歳の残された時間を語っていたGOATについて、ダナ・ホワイトUFC代表は、「この若者は常に戦いたがっているし、アクティブでいる。今夜の試合と彼が成し遂げたことを見れば、あと3、4試合は戦うと語っている。だから、彼のキャリアがどう展開するかを見守るべきだと思う」と、試合に意欲的であるとした。

 マハチェフは、試合後会見で「27年は2月(8日から1カ月間)はラマダンですね。それまでに試合を組むのは避けたいでしょうが、ラマダン後に来年2回戦う予定はありますか?」と問われ、年内か年明け早々に試合をしたいと希望する。

「ラマダンの前に戦わなければなりません。100%です。1月か、あるいは今年中に戦わなければ。私はもう20代ではなく34歳です。減量もキツくなく、大きな怪我もないので、できるだけ早く戦わなければならない。鼻を念のためチェックするくらいです」

 ウェルター級最強挑戦者と目されるガリーを退けたマハチェフだが、相手に絶望を味わわせるような圧勝ではなかった。

 元UFCヘビー級ファイターで、かつてミルコ・クロコップにKO勝ちしたブレンダン・シャウブは、「イスラムが今夜間違いなく勝ったけど、長い間初めて、オクタゴンの中で彼が“人間らしく”見えた。マイケル・モラレス(3位)は大きな問題になるだろう」と、王者にとってウェルター級はイバラの道となると予想する。

 それでも初防衛戦を完勝したマハチェフは、「厳しい戦いは自分を成長させてくれますし、成長を感じています。1ラウンドで勝つときと、5ラウンド戦い抜くときでは成長が違います。皆さんには分からないでしょうが、すぐにフィッシュするのではなく、ケージの中で厳しい時間を過ごすことが、何よりも一番の経験になるんです」と、5Rのフルファイトを競り勝ったことで、さらに成長できるとした。

 試合後のマハチェフの一問一答全文は以下の通りだ。

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