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【UFC】王者イスラム・マハチェフ「イアン・ギャリーを簡単に倒すための“鍵”がいくつかある」=8.15『UFC 330』

2026/08/14 17:08
 2026年8月15日(日本時間16日)、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinityモバイルアリーナで開催される『UFC 330: Makhachev vs. Machado Garry』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)にて「UFC世界ウェルター級選手権試合」(5分5R)として、UFC16連勝中の王者イスラム・マハチェフ(ロシア)に、UFC10勝1敗のイアン・ギャリー(アイルランド)が挑戦する。 ▼UFC世界ウェルター級選手権試合 5分5Rイスラム・マハチェフ(ロシア)28勝1敗(UFC 17勝1敗)※UFC16連勝中UFC最多連勝記録16(歴代1位)イアン・ギャリー(アイルランド)17勝1敗(UFC 10勝1敗)  マハチェフは、22年10月に10連勝でチャールズ・オリベイラと「ライト級王座決定戦」を戦い、2R 肩固めで一本勝ち。その後、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに2度勝利し、ダスティン・ポイエー、ヘナート・モイカノにダースチョークで一本勝ちし、ライト級王座を4度防衛。25年11月にウェルター級に転向し、王者ジャック・デラ・マダレナに判定勝ちで二階級制覇を達成。今回の防衛戦へ臨む。  ギャリーは、CWFCウェルター級王者として2021年11月にUFCに参戦し、8連勝。24年12月にシャフカト・ラフモノフに判定負けでキャリア初黒星を喫したものの、その後は25年4月にカルロス・プラテスに判定勝ち、11月にベラル・ムハマッドに判定勝ちの2連勝でUFCウェルター級タイトルマッチの切符を掴んだ。 マハチェフ「ギャリーはバッドボーイぶっているだけ。彼を謙虚にしてやるよ」 ──2つのベルトを目の前に置いた状態で試合に臨むのは初めてですね。ずっと夢見てきたことでしょうけど、今の気分はいかがですか? 「ここに2つのベルトがあるのを見ると笑顔になるね。昨日、フェイスオフに行った時、彼らはベルトを1本しか渡してくれなかったんだ。ちょっとムッとしたけど、調子はいいよ」 ──そのフェイスオフについてですが、昨日イアンがここで、あなたがフェイスオフの時に緊張した様子を見せていて、そこにいたくなさそうだったと言っていました。そのことについてどう思いますか? 「いや、そんなことないよ。あそこにいたくないなんて思っていないし、自分はこれまでもあそこに立ってきた。彼の目からも何も感じなかった。ただ彼の目を見ただけだし、緊張なんてしていない。前回と今回の人生で2度目なんだ、すべての瞬間を楽しんでいるファイトウィークなんてね」 ──多くの人が、あなたたち2人が並んだ時にどう見えるかについて話しています。彼はあなたよりかなり大きいですか? そんなに背が高くは感じられませんでしたが、あなたもそれに気づきましたか? 「ああ、UFCに自分の身長をもう一度測ってもらうように言わないといけないね。最初に測ったのは10年前だから。今は少し背が高くなっているんだ」 ──また、昨日のフェイスオフで、どうやらイアンの息子さんがあなたの大ファンで、あなたに会いたがっていたのに会えなくて泣き出してしまったそうですが、それについてどう思いますか? 今年、彼に会う機会を作ってあげますか? 「ああ、もちろん。彼に会うよ。あそこにはいなかったけれど、彼を喜ばせてあげるよ」 ──イアンはここで、あなたとの試合は、長い間見てきた中で最高レベルのMMAファイター同士の対決だと感じている、と語っていました。イアンのスキルセットや試合の映像などを見ると、彼はあなたが対戦した中で最もスキルのある対戦相手になり得るでしょうか? 「うーん、どうだろう。例えばウェルター級で、前の試合を見ると……マンダリン(※ジャック・デラ・マデレーナ)はよりボクサーっぽいけど、イアンの方がよりスキルがあると思う。打撃も上手いし、レスリングディフェンスもいい。でも、弱点もある。自分のように100パーセント完璧というわけではないね。でも、彼は上手だよ。良い試合になるだろう。テイクダウンディフェンスもいいようだけど、自分には彼を簡単に倒すための“鍵”がいくつかあるよ」 ──イスラム、イアンは自分の直近の4試合の対戦相手の方が、あなたの直近の4試合の対戦相手よりもはるかによかったと言っています。同意するかどうか、また彼が対戦してきた人々についてどう思うか教えてください。 「直近の4試合? 彼が最初は『直近の5試合』って言ったから、私は『なぜチームメイトのシャフカト・ラフモノフをリスペクトしないんだ?』って言ったんだ。そしたら今度は『直近の4試合』だって。彼が良い対戦相手とやった時は、ただ負けた、それだけさ。シャフカトとやった時も……いや、あまり喋りすぎだな、お前の試合を見ろよ、あいつにお前は5ラウンドボコボコにされたんだから、それだけさ。彼はカルロス・プラテスに勝てるし、誰にでも勝てるかもしれない。でも自分はあいつらとは違う。自分は別格なんだ」 ──あなたのマネージャーが「イアンは試合中ずっとあなたから逃げ回るだろう」と言っていましたが、それに同意しますか? 「間違いなくね。彼はどの試合でも同じスタイルで、ずっと後ろに下がりながらポイントのために戦っている。最後に誰かをフィニッシュしたのがいつだったか思い出せないよ。自分の場合は……(29戦18フィニッシュ)」──一人の人間としてのイアンをどう見ていますか? 時々インタビューで発言して、人々が悪い反応をすることもあります。 「うーん、彼は良い人間、良い奴だと思うけれど、“バッドボーイ”ぶった振る舞いをしているんだよね。そういう感じさ。でも、インタビューでも言ったように、俺たちが彼を謙虚にしてやるよ。良い奴に戻してやるんだ」 [nextpage] ウスマン・ヌルマゴメドフ、ヨエル・アルバレスらが仮想ギャリーをやってくれた ──ここにはハビブ(ヌルマゴメドフ)もいます。アブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフのスクールからは素晴らしいファイターがたくさん出ていますが、次にUFCで見られるファイターは誰ですか? 「ウスマン(・ヌルマゴメドフ ※PFLライト級王者)だね。次は彼を見ることになるはずだ」 ──私もそう願っています。それから、癌を患ったファンにあなたが試合のチケットをプレゼントしたという話を見ました。フィラデルフィアに来るのですか? とても特別なストーリーですね(イスラム・マハチェフ本人が自らFaceTimeをかけ、闘病中のファンを直接励ました。マハチェフは大会へ招待し、チケットを手配することを約束した)。 「彼らは木曜日か金曜日に来る予定で、会うことになっているよ。UFCがチケットをくれて、ホテルもフライトも手配したんだ。彼に会いたいね」 ──マイケル・モラレスがこの試合の正式なバックアップファイターに指名されました。彼はタイトルマッチのチャンスを狙っていますが、彼のコンテンダーとしての可能性についてどう思いますか? 「ああ、彼は良いコンテンダーだ。間違いなくコンテンダーの一人さ。ただ一つ理解できないのは、なぜ彼が戦わないのかということだ。プラテスはまだアクティブで、戦い続けているのにね。でも、分からないな。イアンン・ギャリーのバックアップなんて気にしていないよ。私の後には素晴らしい対戦相手が控えているからね。プラテスであれモラレスであれ、次が誰になるかは関係ないさ」 ──この大会に出場するあなたのトレーニングパートナーの一人、ヨエル・アルバレス(vs.チディ・エンジョクアニ)についてですが、彼のスキルや、今回のイアン戦に向けて彼を呼び寄せた理由については? 「彼は優れたストライカーだし、背が高くてリーチもある。彼とは良いラウンドをこなせたし、コンディションも良い。急遽2週間前のオファーで試合を引き受けたけれど、スパーリングを見ていても良いコンディションだったし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると思うよ」 ──先ほどウスマン・ヌルマゴメドフがUFCの次世代ファイターの一人だとおっしゃいましたが、もし彼がUFCに入った場合、ジャスティン(・ゲイジー)との対戦の可能性について人々が議論しています。ウスマンは非常に若い頃からハビブやあなたたちと一緒にトレーニングをしてきたわけですが、この対戦をどう見ていますか? 「ウスマンはハビブや自分、そしてすべてのチームメイトとずっと一緒にトレーニングしてきた。彼は明日でもすぐにタイトルマッチやコンテンダーマッチで戦える準備が100%できていると分かっているよ。彼は優れたレスラーであり、非常に優れたストライカーであり、グラップリングも素晴らしい。だからこそ、ウスマンはPFLで素晴らしい仕事をしたし、UFCでも素晴らしいパフォーマンスを見せる準備ができていると思う」 ──ここフィラデルフィアで7年ぶりのUFCイベントのメインイベントを務めると聞いた時のリアクションはどうでしたか? 「特にリアクションはないよ。直近の2つのキャンプをニュージャージーで行ったから、ニュージャージーからフィラデルフィアまでどれくらいの距離か調べたんだ。すごく嬉しかったね。ニュージャージーには素晴らしいチームやジムがあるからそこにいるのが好きだし、ニュージャージーでトレーニングするのが大好きなんだ。それだけさ」 ──対戦相手のギャリーを見たとき、最大のチャレンジは何だと思いますか? 「いや、最大のチャレンジにはならないよ。彼はただ強い、それだけだ。リスペクトはしているし、優れたスキルを持っている。でも、誰もが私のゲームを知っている。彼がそれに向けてどう準備してくるかが見ものだね」──イスラム、あなたのグラップリングはおそらく現在UFCで最高のものですが、この試合のどこかでテイクダウンを奪えないような展開になった場合、イアン・ギャリーを純粋な打撃で圧倒することはできますか? 「ああ、もちろん。ヴォルカノフスキー戦やダスティン・ポイエー戦を見れば分かるだろう。誰とでも打撃でやり合えるよ。でも、そういう選手たちと打撃で打ち合う試合というのは、自分にとってよりタフな試合になってしまう。だからこそ、レスリングやグラップリングが通用しないなら、誰とでも打撃で戦う。でも、簡単な勝利を望むなら、テイクダウンしてフィニッシュしなければならないのさ」 ──イアン・ギャリーは、ヴィーガンになったことで自分のパフォーマンスが次のレベルに引き上げられたと語っていましたが、あなたもそれを検討したことはありますか? 「いや、それはダゲスタンスタイルじゃないね、ブラザー。私たちの伝統的な食生活は肉が中心だからね」 ──イアンは家族や家族の存在についてたくさん話していました。あなたがプライベートを大切にされているのは知っていますが、お子さんが何人いるのか、またスポーツのトレーニングをしている子がいるのか教えていただけますか? 「今は3人の子どもがいるよ。まだ小さいんだ。将来については分からない。子どもたちをファイターにはしたくないね。ダゲスタンでは学校に行けばレスリングやどこかのジムでトレーニングを始めるものだけど、もし子どもたちがやりたいと言うなら止めるつもりはないし、サポートするつもりだ。でも、プロのファイターや他のスポーツの選手にはさせたくないね。自分が育った時、父も母もいつも遠くにいたからね。いつも旅行していて、トレーニングキャンプや試合ばかりだったから。自分は子どもたちと一緒にいたいんだ。だって、ブラザー、彼らは6歳、5歳、7歳、6歳なのに、あまり会えていないからね」 ──若い頃といえば、ハビブがレックス・フリードマンのポッドキャストで、彼と彼の兄弟が路上で喧嘩をしたという話をしていました。これを覚えていますか、そしてオクタゴン以外でサンボの技術を使った思い出はありますか? 「サンボだね、ああ、もちろん。サンボというのは……数日前にサンボ連盟のイベントに行ったんだけど、そこでもこう伝えたんだ。サンボというのは、自分やハビブ・ヌルマゴメドフのように世界最高のファイターになるためだけのものじゃないってね。ファイターになるためだけじゃなく、サンボは自分自身を守るための最高のスポーツなんだ。路上でトラブルに巻き込まれた時、相手は服を着ているだろ? レスリングとは違って、服を掴んだりサンボのスタイルで何かをすることができる。だからこそ、サンボは単にファイターになるためだけでなく、護身、身を守るための最高のスポーツだと思うんだ。例えば柔術の場合、身を守ろうと思ったら地面に寝転がらなければならない。でもサンボなら上から始めることができるんだよ」 ──パウンド・フォー・パウンド(P4P)世界最高ファイターとしての評価を守り続けること、ただ勝つだけでなく、P4Pベストとしての認識を維持するために圧倒的なパフォーマンスを見せ続けることは、あなたにとってどれほど重要ですか? 「ああ、それは人々が自分を1位に置いてくれた時に聞くのが一番好きなことなんだ。そして誰もが、自分が最高のファイターだと理解してくれている。人生のすべてをこのスポーツに捧げて、最高のファイターになった時、それは本当に素晴らしいことだし、毎日自分を幸せにしてくれるよ」 ──対戦相手であるイアン・ギャリーを模倣するためにキャンプに参加した選手はいましたか? 「ああ、いたよ。ヨエル・アルバレスがいて、彼は今回の大会にも出場する。それからウスマン・マゴメドフともスパーリングをした。アムル・マゴメドフも自分より背が高い。彼らは特に自分の対戦相手を模倣するためにそこにいてくれたんだ。ヨエル・アルバレスを見ても、イアンよりも少し背が高いほどだからね」 ──多くの人が、ウスマン・ヌルマゴメドフはUFCでタイトルマッチの前に1試合勝たなければならないと考えています。もしあなたに選べるなら、ウスマンのUFCデビュー戦の対戦相手に誰と戦ってほしいですか? 「現在のコンテンダーは誰だろう? アルマン(ツァルキヤン)と(マウリシオ)ルフィーがLAで戦うし、チャールズ(オリベイラ)もいる。イリア(トプリア)も戻ってこなければならないし、パディ(ピンブレット)もいる。ブノワ・サン・デニが勝ったばかりだしね。ああ、もしかしたらアルマンかマックスホロウェイ)かな。分からないな。君の意見に同意するよ。彼はいちど試合をしなければならない。なぜならここはUFCの中でも最大の階級の一つだからね。他の階級から来ていきなりタイトルマッチというのは、可能かもしれないけれど、まずはこの雰囲気を味わい、メディアや全てのものを経験してから、次にタイトルマッチを戦うべきだと思う。1試合挟んで、その次がタイトルマッチだね。皆さん、ありがとう」
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