KORAKUEN JUNBLEKORAKUEN JUNBLE
修斗修斗
キックボクシング
ニュース

【ONE】野杁正明「あのリターンの左フックはずっと練習していた」9カ月間のフィジカル強化も勝因に「今回の練習中は泣くぐらい過去一キツかった」

2026/08/10 14:08
【ONE】野杁正明「あのリターンの左フックはずっと練習していた」9カ月間のフィジカル強化も勝因に「今回の練習中は泣くぐらい過去一キツかった」

日本人で唯一のトーナメント準決勝進出となった野杁

 2026年8月8日(土)東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)にて開催された『ONE SAMURAI 2』U-NEXT配信)のメインイベントで、リウ・メンヤン(中国)に1R2分59秒、左フックでKO勝ちした野杁正明(team VASILEUS)が試合後インタビューに答えた。

「ONE SAMURAIフェザー級(※70.3kg)キックボクシングトーナメント」の1回戦。海人と都木航佑が敗れ、日本人最後の砦となった野杁は、かつて敗れたメンヤンにKOでリベンジを果たした。


「この試合に向けて本当にキツい練習をしてきて、過去一キツくて。正直、今回の練習中は泣くぐらい本当にキツくて。リベンジマッチっていうこともありましたし、今回負けたらまた2連敗ってこともあってめちゃくちゃ怖かったんですけど、(渡辺)雅和さん含めチームの皆に支えてもらって、こういった最高の形で終われてほっとしてます」と野杁。


 メンヤンとの再戦については「1戦目に比べてあまり攻めてこなかったというか、そういう印象はあって。もらった攻撃も、前回11月にスーパーボン選手に負けてからちょっと期間が空いたんですけれど、その間に結構フィジカルトレーニングをやっていて、身体作りをもう一度見直してやってきた成果が出たというか。全然フィジカル負けもしなかったですし、パワーも全然感じなかったので、やってきたことが全て出たので良かったなと思っています」と、9カ月の間にフィジカルを強化してきた成果が出たとする。


 今後は「もちろんトーナメントで優勝して、スーパーボン選手に挑戦してリベンジして、またONEキックボクシングのベルトを巻くことが今の目標なので、そこに向けてまた一歩ずつクリアしていきたいと思っております」と、まずはトーナメント優勝、そしてスーパーボンへのリベンジを宣言した。



 フィニッシュの左フックは「あれを特別狙っていたわけではなかったんですけれど、ずっと練習の中で、どの技でも出せる準備はしてたんですけれど、あのリターンの左フックはずっと練習していたっていうのはあります。戦っていて、セコンドの武尊くんの声で『1Rは必ずポイントを取って終わろう』って声は聞こえてたんですけれど、リウ選手の右の攻撃をもらった時に、このタイミングは左フック返せるなと思って、それを出したらあのKOパンチにつながったっていう感じです。本当に練習してたことが自然に出た感じです」と、練習していたパターンだったと明かす。


 フィジカル強化については「70kg、このフェザー級はバケモノばかりなので(笑)。準決勝で対戦するシアサラニ選手もそうですし、決勝でやるであろうグレゴリアン選手だったりとか、本当にフィジカルもバケモノ級の強さなので、そこに日本人選手が立ち向かえるとなったら、やっぱりフィジカルは強化しないといけないので、そこは前回の試合が終わってから期間が空いたからこそ重点的にやってきましたね」と、空いた期間で重点的にやってきたという。


 直前の試合で海人が衝撃的な1RでのKO負けを喫したことは、精神的な影響はなかったかと聞かれると「試合を見てなかったんです。入場前に待機していたところにモニターがなかったので。なんか急に会場が静かになったなと思って。試合をやっているのかやってないのかが分からなくて、セコンドの松倉(信太郎)くんがU-NEXTで見たら海人くんが負けたってなってて。何で負けたんだろうぐらいしか、その時は分からなかったです。海人くんに僕は勝って欲しかったですし、海人くんにリベンジしたかったのでアレですけれど、海人選手を倒したシアサラニ選手と元々戦いたいと思っていましたし、本当に強い選手なので。それこそリウ・メンヤン選手にも勝っていますし、本当にいい選手、強い選手なのは間違いないので、そこは僕が日本人を代表してやり返したいなと思います」と、海人との再戦が実現しなかったのは残念だが、シアサラニに自分がやり返したいとした。


 リベンジを果たしたことと、トーナメントの準決勝進出したことではどちらの方が嬉しいか、との質問には「いや、リベンジですね。前回負けた時、もう本当に引退しようと思ったので。あの時に負けて、今までいろんな選手に負けてますけれど、一番やり返したかったのはリウ・メンヤン選手なので、その選手にこの大きい舞台でこういった形で終わることができて、そこが一番嬉しいです」と答える。


 練習中に泣いた理由を聞かれると「もう疲労が溜まりすぎて自分が思うように動けないし、でも動かないといけないし。自分の不甲斐なさというか、まだ出来るのに出来ない、動けない。その悔しさで気付いたら泣いていましたね」と照れ笑い。

 そのツラさが今日の試合に活きたか、と問われると「はい、もちろんですね。本当に練習してきたことは間違っていなかったし、VASILEUSの教えというか、本当に雅和さん含めVASILEUSのみんなを信じてここまでやってきてよかったなと思います」と話す。


 4月の『ONE SAMURAI 1』で同門の武尊がロッタンに劇的なKO勝利を収めて盛り上がったように、野杁も盛り上がる勝ち方が出来たことをどう思うかとの質問には「本当に良かったしかないですね(笑)。プレッシャーは凄くて。僕は試合前とかも緊張しないですし、そこまでいろいろなことにプレッシャーを感じるタイプではないんですけれど、大会前に1と2を比べると、やっぱりカードが弱いんじゃないかとか、どうなるんだろうっていう声が凄い多くて、僕のところにも凄い届いていたので。正直心配もありました。でも、前半の方の試合が全然ダメでも、終わりよければ全て良しじゃないですけれど、僕が締めれば大会も成功だったと思ってもらえるかなって。良かったです」と、1Rと比べられることのプレッシャー大きかったと明かした。


「KOも出来てボーナスもいただけて最高だったんですけれど、でも別にこれが終わりでもないので。ONE SAMURAIは続きますし、僕は別にONE SAMURAIのエースになろうとかは思っていなくて。僕は海外でそれこそFriday Fightsだったりインナーサークルだったりで試合もしたいなと思っていますし、僕はONE Championshipの代表選手になりたいと思っているので」との目標も掲げた野杁。


「ただ、このONE SAMURAI 1と2のメインがこういう形、最高な形で終わってるので、今後も3、4と決まってますけれど、そのメインはこういう終わり方じゃないとダメだと思っているので。誰がメインになるかも分からないですし、今後どうなっていくかも分からないですけれど、ONE SAMURAIのメインはこうじゃないとダメっていうことを証明していきたいなと、僕は今後も思って戦っていきたいなと思っています」と、今後のメインを務める選手は武尊と野杁に続いてほしいとした。


 最高額の1500万円のボーナスの使い道については、「別に僕は何か買いたいとか何か欲しいとかって物欲は全然ないので、とりあえず家族に使いたいなと思いますね。今回準備期間も長くて、家族が支えてくれなかったらここまで仕上げられなかったと思いますし、それで家族が僕は一番のモチベーションになってるところがあるので、しっかり恩返ししたいのでボーナスは家族に使います」と答えた。


 また、チャトリCEOは今後のトーナメントの展望について「予想するんだったら決勝戦は野杁選手とグレゴリアン選手でしょうね。今現在の野杁選手は過去イチ仕上がっていると思います。タイミング、パワー、攻撃力が過去イチです。私はたくさん野杁選手の試合を見てきて、今一番仕上がっていると思います。彼はONE Championshipに来た時に2回負けて、それでレベルアップをせざるを得なかった状態でレベルアップして。今、過去イチ最強に仕上がってて。シアサラニ選手と次試合して油断しない限り勝つでしょう。そして決勝戦も勝つ可能性は高いんじゃないですか」と、野杁を優勝候補にあげた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント