ロックアップで組み合った両者。五味はやや遠慮がち
2019年11月30日(土)秋田市文化会館『QUINTET FN4 in AKITA』の前日記者会見が、29日(金)秋田市内で行われた。
「Special Iron Man Match(スペシャル・アイアンマン・マッチ)」で対戦する桜庭和志(フリー)と五味隆典(東林間ラスカルジム)が会見に出席。明日の初対戦へ向けてそれぞれがコメントした。
五味は「ずっと日本の格闘技を引っ張ってこられた桜庭さんとこういった機会を作っていただいてありがたく感じています。言うなって言われたんですけれど、ここでいい動きを見せて次の大会にも向けてやっていきたいと思います」と挨拶。
両者は12月12日(木・現地時間/日本時間13日)米国ネバダ州ラスベガスのレッドロック・カジノで開催されるグラップリング団体戦『QUINTET ULTRA』にTEAM PRIDEのチームメイトとして出場することが決まっている。それに向けての試金石にしたいという五味。
「膝が悪いので打撃の練習ばかりしていたんですが、寝技は凄い大変ですね。この機会に一番大変なところをやり直す機会をいただいたと思って。寝技の練習に参加させてもらいました」と、久しぶりに寝技を強化したという。
しかし、「怪我のないように早め早めにタップします(笑)。見に来ていただける人に楽しんでいただけるようにしたいですね。僕は痛かったらタップします。何回でもタップします」と、まさかの“高速タップ”宣言で場内は笑いに包まれた。
桜庭は「五味選手と初めてこういう試合をできるということで楽しみにしています。打撃がなくてよかったですね。打撃があるとKOされちゃうと思うので(笑)。アイアンマンマッチは実験的にやってみたいと思って。時間を設定してその中で極めた数の多い方が勝ちという新しいワンマッチのルールでやろうかと、今回試しにやってみようと思いました。面白くなればいいと思います」と、新ルールでの試合を楽しみにしていると語った。
「QUINTET鉄人ルール」は、試合時間5分の規定時間内にどちらが多く一本を取るかを競うもの(同数の場合はドロー)。桜庭と五味、どちらが多く関節・絞め技による一本を奪うのか。