修斗修斗
キックボクシング
ニュース

【ONE FF】初参戦の那須川龍心が計量&ハイドレーションをパス「観客に『とんでもないヤツが現れたぞ』と思わせたい」、対するトンプーン「私を踏み台にしようと考えているなら、考え直した方がいい」

2026/07/24 12:07
【ONE FF】初参戦の那須川龍心が計量&ハイドレーションをパス「観客に『とんでもないヤツが現れたぞ』と思わせたい」、対するトンプーン「私を踏み台にしようと考えているなら、考え直した方がいい」

那須川龍心(左)がいよいよ世界デビュー、ONE FFでトンプーンと対戦する(C)ONE Championship

 2026年7月24日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 163&The Inner Circle 23』(U-NEXT配信)の前日計量が、23日(木)バンコク市内にて行われ日本から出場する那須川龍心(TEAM TEPPEN)、吉田晄成(TEAM TEPPEN)、大浦・マイケ・ジーザス(LEOS Jiu Jitsu Academy)の3人が計量とハイドレーションテストを無事パスした。


 注目の初参戦となる那須川は「まだ実感が湧いていないんです。正直なところ、試合当日になるまで緊張するのかどうかも分かりません」と、いつも通りの強心臓ぶり。

 6月のONE FFに棚澤大空と山﨑一央が出場した際に、セコンドとしてコーナーに席に座り、ルンピニースタジアムの熱狂的な雰囲気は経験済み。

「みんなすごく興奮していました。どの選手が勝っても負けても関係なく、(先月のショーの間)観客は熱狂していました。この舞台がいかに強烈なものかを改めて実感しましたね。ONE SAMURAIは日本の格闘技界にスポットライトを当ててくれており、日本の格闘技界を代表して本当に感謝しています。この大会は今後さらに勢いを増していくと思います」と、ONEのエネルギーを感じたとする。


 対戦相手の“タイのサイタマ”ことトンプーン・PK・センチャイ(タイ/PK Saenchai Muay Thai Gym)については「彼は容赦なく前に出て、接近戦に持ち込むためにパンチを受けることを全く気にしないようだ」と評するが、「KOを狙っています。観客に『とんでもないヤツが現れたぞ』と思わせたいんです。誰もが予想もしなかったような結末を迎えたい。ONEチャンピオンシップ、そして格闘技界全体に新たな風を吹き込みたい」とセンセーションを巻き起こす気十分。

 さらには「絶対に勝ちたいし、強い印象を残したい。そして、ストロー級とアトム級の両方で世界タイトルを狙えるだけの力を持っていることを証明したい」と、ONEでも2階級制覇を達成すると宣言した。


 対するトンプーンはワンパンチに威力を誇る選手だが、2025年12月に初めてのキックボクシングルールに挑み、ジャン・ペイメンに判定負け。しかし「私にとって全く新しい、刺激的な経験でした。そこから、キックボクシングが本当に好きだと気づきました。とても楽しかったです。素晴らしい、エキサイティングな試合ができたと思います。試合中、経験と集中力が少し足りなかったせいで、ダメージを受けすぎてしまいました。でも、初めてのキックボクシングの試合としては、全体的にはとても満足しています」と、キックボクシングルールの楽しさに気づいたという。

 今回の那須川戦については「彼と対戦すると知った時は、本当に興奮しました。彼はスーパースターですからね。キレがあってスピードもある。彼と同じリングに立てることを光栄に思いますし、感激しています。勝敗に関わらず、トップレベルのファイターから学べる絶好の機会です」と戦えることが光栄だとし、「キックボクシングの試合に再び出場するにあたって、学び続け、さらに上達していきたいと思っています。キックボクシングは私の強打スタイルにとても合っています。クリンチワークやムエタイの戦術についてはあまり心配する必要がありません」と、キックボクサーとしての進化を見せたいとした。


 タイでもこの試合は話題となっており、多くのファンが那須川の勝利を予想しているのだという。それにトンプーンは「ネット上のコメントを読みました。みんな『君には勝ち目はない』とか、ありとあらゆる疑念を投げかけていました。それでも、私は全く落ち込みませんでした。特に最近の成績が落ち込んでいる今、人々が私を信じてくれないのはごく自然なことです。それにマイナス面はありません。むしろ、もっと頑張ろうというモチベーションになります。私はそれを燃料として利用しているだけです」と、不利の予想を力に変えるとする。

 そして、トンプーンは今回のリング上で“大騒ぎ”を起こす準備が出来ているという。

「彼は信じられないほど速く、古典的なキックボクシングのフットワーク、素晴らしいボクシングのコンビネーション、そして数々の技を隠し持っています。彼の最大の武器は間違いなく手です。巧妙なフェイントやトリックで相手をおびき寄せ、かわして反撃します」と那須川を分析し、「私の強みとしては、タフさとリングでの経験があると思います。パンチを受けても耐えられる自信があります。でも、彼がクリーンヒットを受けた時にどう反応するか見てみたいですね。そこが私の強みになるかもしれません」と、自分は那須川の打撃に耐えられるが彼はどうだろうと自慢の強打に自信を見せた。

 トンプーンはこう結論付けた。「彼に勝てたら、僕にとって大きなカムバックになる。自信を取り戻して、再び軌道に乗れるだろう。僕には勝ち目がないとか、動きが遅すぎるとか言っていた批評家の方々、コメントありがとう! そして龍心に一言。私を踏み台にしようと考えているなら、考え直した方がいい。私は全力を尽くすつもりだ。簡単に諦めるつもりはない」と、最後まで諦めずに戦うと宣言した。


▼ONEフライ級キックボクシング 3分3R

リュー・ジュンチャオ(中国)
吉田晄成(TEAM TEPPEN)

 吉田は2022年4月に九州の『大和』でプロデビューし、2024年6月からRISEに参戦。TEAM TEPPENに移籍し、2025年6月に寺山遼冴を破る番狂わせを演じて戦績を5戦全勝(1KO)とすると、9月にONE FF初参戦。トヴァン・ノピアン(インドネシア)に判定勝ちした。しかし、10月の「RISEフェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント」では、偶発的なバッティングによる負傷判定で梅井泰成に初黒星。

 2026年2月のONE FFでウズベキスタンのファクリディン・ハサノフに判定勝ち、4月には中国のホアン・ジェンバンに判定勝ち、5月にベトナムのホアン・ザ・ダイにKO勝ちとONEでは4連勝中。戦績は9勝(1KO)1敗。今回もKOで勝てば本戦契約も夢ではないところまで来ている。

 ジュンチャオは2025年5月からONE FFに参戦し、初戦で中嶋愛樹斗にスプリット判定負け、2戦目でナビル・アナンの弟ユニスと対戦して判定負けと、まだ白星がない。


▼ONEフェザー級MMA 5分3R

ジェイ・デ・ヴィラ(フィリピン)
大浦・マイケ・ジーザス(LEOS Jiu Jitsu Academy)

 大浦マイケは、JBJJF柔術全日本王者。『ROMAN 01』ではROMAN柔術ルールで寒河江寿泰に十字絞めで一本勝ち。2024年12月のアマチュアMMAのMODIFIGHT MMA『JAPAN FIGHTING CHAMPIONSHIP』では、DEEP名古屋で勝利している浅野功暉(REBOOT)に1R 一本勝ちしている。

 2025年4月の『ROMAN 02』では、UFCにも出場経験がありMMA戦績も60戦を越える大ベテランのウィル・チョープと「道衣MMA」で対戦し、わずか17秒でアンクルホールドを極めた。25年10月には「道衣MMA」で押木英慶を45秒、ボーアンドアローチョークで極めている。26年2月、ONE FF初参戦でMMAデビュー戦に臨んだが、フィリピンのヒーロー・マルコ・マンギュライに初回TKO負けを喫した。

 ヴィラは今回がONE初参戦。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント