ONE Friday Fights 1082025年5月16日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信中
▼第3試合 ストロー級キックボクシング 3分3R×リュー・ジュンチャオ(中国)判定1-2○中嶋愛樹斗(OISHI GYM) 中嶋はジュニアキック出身。ACCEL第5代日本バンタム級王者で、2024年9月には第8代DEEP☆KICK-55kg王座にも就いた17歳。戦績は10勝(8KO)無敗のホープだ。名古屋の名門OISHI GYM所属。
ジュンチャオはONE初参戦。フィジカルが強く、技術レベルも高い中国キックボクシングだけに強敵であることが予想される。
当初、この試合は3月28日の『ONE Friday Fights 102』で行われるはずだったが、同日にミャンマーを襲ったマグニチュード7.7の地震の影響で大会が中止となっていた。
1R、中嶋が前蹴りからのワンツーで先制、そのまま左ミドルとワンツーを出してどんどん前へ出ていく。ジュンチャオもワンツーを返して応戦。中嶋はバックハンドブローやスーパーマンパンチも織り交ぜる。ジュンチャオは前蹴り、左ミドルを当ててパンチにつなぐ。左ミドルからワンツー、ワンツーから左ミドル、さらに前蹴りと蹴りを当てるジュンチャオ。
中嶋は打ち合いに行くと左フックをクリーンヒットさせるが、ジュンチャオが怯むことなく打ち合いに応じる。ここで中嶋が右カーフを蹴り始め、前蹴りからの左右ボディ。ジュンチャオの右ストレートを被弾するが、右カーフを蹴り返す。中嶋は顔面前蹴り。両者が前へ出て手数を出し合った。
2R、右カーフを蹴って右ストレートから左フックを返す中嶋。互いに右ストレートからの左フックを繰り出し、クロスファイトが展開される。その中で中嶋は右カーフ、ジュンチャオは左ミドルを蹴る。左ボディを打った中嶋にジュンチャオが飛び込んでの右フック。ジュンチャオの左ミドルには中嶋が右ストレートを合わせる。
右インカーフも蹴る中嶋はボディも同時に攻めていく。ジュンチャオも負けじと右カーフを蹴る。左ボディからの右ボディをヒットさせる中嶋は前蹴りも突き刺す。ボディとカーフに攻撃を散らせる中嶋。ジュンチャオは疲労の色が感じられた。
3R、ワンツーで前へ出る中嶋が前蹴り、右カーフ。ジュンチャオは左ミドルを蹴っていくが、ジュンチャオが蹴りを出すと中嶋がパンチで前へ出る。前に出る中嶋に左ミドルをしっかり当てるジュンチャオ。中嶋は右カーフと左右のボディ。
ジュンチャオが左フックや右アッパーをヒットさせ、中嶋は手を出すがジュンチャオのビッグヒットが目立つ。両者譲らない打ち合いが続き、中嶋が当てればジュンチャオも当て返す。手数を出す中嶋に左ミドルを蹴っていくジュンチャオ。最後は中嶋が右ストレートをヒットさせながら前に出た。
両者とも3Rを通して手数を出し合い、一歩も譲らない打ち合いを展開した。
判定は2-1と割れ、中嶋が勝利。接戦を制してONE初出場初勝利をあげた。