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2026年7月18日(土)広島グリーンアリーナで『RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA』が開催される。女子スーパーアトム級では“見えないトーナメント”の注目の一戦として須田萌里がパク・シウと対戦する。
▼RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)5分3R
パク・シウ(韓国/HAVAS)13勝6敗
須田萌里(日本/SCORPION GYM)15勝7敗
伊澤星花の王座返上に伴い、新たなスーパーアトム級女王を決定するため“見えないトーナメント”が開催される。これは7月、8月、9月の3大会で同級のワンマッチを4試合行い、その勝者のうち試合内容を加味して選ばれた2選手が大晦日にベルトを懸けて対戦する予定だという。
そんな中、22年の大晦日大会では伊澤星花とスプリットの激闘を繰り広げた優勝候補、パク・シウと対戦する須田萌里に本誌ゴング格闘技がインタビューした。
21歳の須田は大阪出身。小学5年生から始めたブラジリアン柔術をベースとするファイター。MMAは15勝7敗で、主にDEEP、DEEP JEWELSでキャリアを積み15勝7敗、25年3月にはDEEP JEWELSで浜崎朱加からリアネイキド・チョークで一本勝ちする番狂わせを起こし、続く超RIZIN.4では今回のトーナメント参加者でのNOELから一本勝ち。前戦ではDEEP大阪大会でストライカーのHIMEを組みで圧倒して判定勝ちを収めた。柔術では黒帯を巻き、15勝のうち一本勝ちが10という極めの強さが光る。
対するパクは韓国出身の35歳。これまで13勝6敗。テコンドー、キックボクシングをベースにした高い打撃能力に加え、組まれても負けないフィジカルの強さを持ち合わせるオールラウンドファイター。RIZINではRENAや浅倉カンナ、浜崎朱加などトップ勢にことごとく勝利し、伊澤星花とのタイトル戦も、グラウンド状態での顔面蹴りにより減点2を取られたがスプリット判定まで持ち込んだ。
2024年には万智を下しDEEP JEWELS暫定王座を獲得。翌年の再戦ではリベンジを許し王座を失ったものの、同年11月大会では彩綺を圧倒的な打撃力とフィジカルでTKOに下して勝利を飾った。
6月15日に行われた試合決定の会見で須田自身がパクを「(トーナメントに)選ばれたメンバーの中で一番強いと自分の中で思っていて」と評価しているように、打撃に優れ、組みでも穴の無いパクは間違いなく優勝候補だ。
そんなパクの武器、打撃について「上手いなってずっと見ていて思っていました」とその強さを認めた須田だが、組み技の面について聞くと「フィジカルが強い感じの選手だと思っている。自分のやっている柔術はフィジカルに関係なくテクニックで倒せるので、フィジカルで来られても大丈夫なように練習はしています」と自信をのぞかせる。
会見に登場した伊澤星花から「今回の相手は苦手なストライカー」と言われていたが、パクは須田にとって相性が悪いファイターなのか。
須田は「うーん……」と考えつつ「でも組んだら自分が有利なのは分かっているので、組めたらこっちのものかなって感じです」と、組みに持ち込めるかがカギだと語った。
前戦ではバリバリのストライカーであるHIMEを相手に組みで終始圧倒したものの、極め切れずに終わった。しかし今回の“見えないトーナメント”は勝ち方も問われる一戦だ。
「絶対フィニッシュしないといけないと思っている。自分もそんな安パイ狙って行かないんで、一本にはこだわりたい。パク選手とは面白い試合が出来るんじゃないかと思っています」と結果だけでなく内容も魅せると宣言した。
須田の特徴は現代MMAでは珍しく引き込みを使うことだろう。HIME戦でも引き込んでのディープハーフからバックへと回り、有利なポジションへと繋いでの勝利だった。だがその一戦前の大島沙緒里戦では、大島の強固な柔道ベースの前に固められ、判定で敗れている。
パク戦は引き込むのか、トップから攻めるのかを聞くと須田は「テイクダウンしてトップから攻める練習をずっとしています」とハッキリとトップからの攻めを予告。テイクダウンディフェンスに長けるパクを倒しきれるかも勝負の分かれ目となりそうだ。
現在の練習環境について須田は「ジム(所属するスコーピオンジム千里)でお父さん(須田智行・スコーピオンジム千里代表)と弟(雄律・RIZIN甲子園2025準優勝・DEEP FKTフライ級優勝)とメインで練習しています」と家族での練習が主であるといい、「基本的に柔術メインで練習していて、MMAより柔術の方が練習している時間が長い。柔術は、1日何度も練習することもあるけど週4日、MMAはスパーリングは週2~3日で、打撃とかその他の練習が色々あったりとかです」と意外な練習の割合を明かし、「柔術が強くなればMMAに通用するものも絶対ある。(柔術的に)良いポジションっていうのは絶対にパウンドを打てるポジションでもあるので」と、柔術の練習がMMAでも有効に働くと語った。
そんな練習を重ねて迎える強豪、パクとの一戦。恐怖心はないのかとの問いに須田は、「怖さもありますけど楽しさとかワクワクする気持ちの方が大きいです」と言い、どんな試合になるかについて「ストライカーvs.グラップラー、分かりやすい試合展開になる。寝技だったら自分、打撃ならパク選手。女子4カードの中で一番面白い試合を見せたい」と笑顔を見せた。
7月18日、自分を、柔術を、そして家族を信じて挑む須田が、優勝候補パクを下して一気にベルトへと駆け上がるか。














