トーナメント出場が決まった(左から)宮元、強介、壱、大野、タネ
2020年2月29日(土)東京・後楽園ホール『REBELS.64』の対戦カードが発表された。
今大会より「55.5kg級王座決定トーナメント」(REDルール=ヒジあり)が開幕(3月上旬の大会にも振り分ける可能性あり)。準決勝は4月24日(金)『REBELS.65』、決勝戦は7月8日(水)『REBELS.66』で会場はすべて後楽園ホール。
トーナメント出場決定選手は、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)、大野貴志(士道館新座ジム)、KING強介(team fightbull)、タネヨシホ(直心会)、宮元啓介(橋本道場)、小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)。残りの2名は12月の大会を見て「若手を選びたい」と山口プロデューサー。
優勝者は、9月12日(土)東京・大田区総合体育館で開催される『KNOCKOUT CHAMPIONSHIP』にて、現KNOCKOUT 55.5kg王者・江幡塁(伊原道場本部)への挑戦権を得ることができる。
以下、出場選手のコメント。
●壱・センチャイジム
「職業イケメンの壱・センチャイジムです。僕、前回(11・1KNOCK OUT)でも言ったんですけど(小笠原)瑛作さんしか興味がないので。他の選手には興味が無くて、瑛作さんが出場するこのトーナメントで優勝して、江幡さんとやれるのであれば。いずれ指名しようと思っていたので、瑛作さんを倒して、江幡さんとやります! 応援よろしくお願いします」
――初の55.5kgについて。
「僕、身長的には全然やっていけるし、体が全然できていないということでセンチャイ会長から許可がおりてなかったんですけど。そこを補う力とテクニックを身につけて、会長からのゴーサインが出たのかなと。会長も負けるつもりでは出さないと思うので。僕がこのトーナメント、外野から出てきて優勝して、一気にREBELSのチャンピオンになって、KNOCK OUTのエースになれれば面白いんじゃないかな、と思っています」
――やりたい相手は?
「僕は瑛作さんとやりたくて。イケメン枠は一人で十分じゃないですか。瑛作さん以外に興味ないんで。前回も言いましたけど、それまではみんな『通過点』にして、俺がテッペン取ってやろうかな、と思っています」
――瑛作選手へのこだわり。
「自分に似たものも感じているし、似たタイプというか。同じサウスポーだし、かぶってる部分が多いかな、と。同じ団体に二人はいらないかな」
――他の選手に負けないポイント。
「僕は相手によって戦い方を変えるので、倒す技、見てほしい技はないです」
●大野貴志
「反逆のアンダードッグ、大野貴志です。この前のトーナメント(8・11大田区総合体育館KNOCK OUT)は負けて盛り上げることになっちゃったんですけど、この中では一番、盛り上げる自信がありますし、自分が一番江幡選手に近い存在だと思っているので。自分がこのトーナメントを絶対に優勝して、江幡選手に挑戦したいと思っています」
――8月のKNOCK OUTについて。
「反響はものすごくあったんですけど『もうちょっとだったね』と言われるほど悔しいことはないですね」
――気持ちをどう切り替えた?
「本当に気持ちを切り替えるのは大変でした。絶対に勝とうと思って挑んでいましたし、それであの結果だったので。凄い落ち込みました。このトーナメントを勝たないことには次、挑戦できないということは、このトーナメントを『負けたら最後』ぐらいの気持ちでやらないといけないと思っています。この前の江幡戦のような気持ちで挑むつもりです」
――江幡選手と戦ってみて。
「自分の1Rのダウンは油断でした。あれさえなければ自分が勝てたと思っているので、本当に紙一重だったと自分は思っています。もう1回やれば間違いなく自分は勝てると思っています」
――やりたい相手は。
「自分も小笠原選手とやりたいと思っています。今の位置づけ的に、江幡選手の次は小笠原選手なのかなと思っているので。1番2番を倒す意味もありますし。この前のタイ人(サオエーク)との試合も見ましたけど『自分だったらあのタイ人、いけたな』と思いました。それを証明する意味でも小笠原選手とやったら面白いなと。自分も1回、小笠原選手には負けていますし。やっぱりその差はどれだけ埋まったかを自分でも感じたいので」
――その差は埋めて、すでに越えている?
「そうですね。自分は小笠原選手を倒せると思っています」
――他の選手に負けないポイント。
「自分はパンチですね。1発で倒せるパンチ、これで勝ってきているので、自分の拳を信じて相手を絶対倒したいと思います」
●KING強介
「どうもこんばんは、KING強介です。(周囲を見回しながら)出場選手がそうそうたるメンツで凄く楽しみです(ニッコリ)。大野選手には負けていますし、宮元選手と引き分けて、小笠原選手には負けていますが、リベンジとかそういう気持ちは一切なく、一戦一戦死にものぐるいで楽しもうかなと思っています。楽しんだ先に江幡戦があればいいかな、と思っています。よろしくお願いします」
――6月のKNOCK OUT出場者決定戦で大野選手に敗れ、その場でREBELSの王座を返上。このトーナメント出場を決めるにあたっての心境は?
「前に所属していたチームを離れて一発目の試合だったんですけれども、大野選手と一緒で、あの試合に賭けていたんです。負けて、一度は引退も決意しました。けれども『リングで戦ってる姿が見たい』ということで、もう一度リングに立つことを決意しました。それでもなかなか結果がおもわしくなくて。
そういった時に、山口会長からいい話をいただいて、この場に来させていただきました。呼ばれた意味は分かっています。誰が相手でも1Rから正々堂々と倒しにいきます(キッパリ)。そして盛り上がって、楽しんで、最終的にトーナメントを制覇できたらな、と思います。呼ばれた意味をしっかりまっとうできるように頑張ります」
――やりたい相手は?
「僕、リベンジとか考えたことがないので。勝ち負けもその日の一生懸命にやった結果やと思うし。だからやったことのない選手。壱・センチャイジム選手は勢いあると思いますし、やったら面白いと思います。熱い試合がしたいので、熱い試合ができる選手とやりたいです」
――他の選手に負けないポイント。
「僕は折れない心。試合中に戦う心を前面的に出せるところ。気持ちが持ち味です」
●タネヨシホ
「こんばんは。僕はこの階級で初めての試合ですけども、いつものように激闘して、頑張って勝ちたいと思います」
――55.5kgについて。
「僕は55kgが初めてですけど、減量が無くなるのでいつも以上に伸び伸びと試合ができると思う。スタミナ切れ、パワー負けもすることはないと思います」
――やりたい相手。
「僕もどの人でもいいですけど、やっぱりお客さんが一番見たい相手とやりたいですね。ファンのみなさんが『タネと他の選手』、一番声が上がった人とやりたいですね。あとは、誰とやりたいというよりも、お客さんが見たいカードで僕は試合がしたいです」
――他の選手に負けない、自分の持ち味。
「練習中は真面目で、頑張ってますね(笑)。あとは、やっぱり55kgは初めてなので、一番僕が体も小さいですし、パワーも一番少ないと思いますけど、軽量級のスピードを生かして、3分3R、5Rでもいけるスタミナをつけて、みんなとやりたいですね」
●宮元啓介
「橋本道場の宮元啓介です。今回、このトーナメントに呼んで貰って、とても強い選手が揃ったと思います。その中で僕が一番強さを証明して、最後、江幡選手とやりたいと思います。応援よろしくお願いします」
――11・1小笠原裕典戦では激闘の末に判定勝利。このトーナメントに向けての手応えは。
「前回は57kg、フェザー級でやって、ちょっとパワーの壁を感じたのもありました。今回は自分の適正の55kgでやれるので、前回よりもいい動きが見せられると思うので頑張りたいと思います」
――やりたい相手は?
「みんな強いので、みんなとやっても面白そうだし、誰が相手でもいいっていうのはあるんですけど。隣にいるKING強介選手とは引き分けだったので、決着をつけたいな、というのはありますね」
――他の選手に負けないポイント。
「僕も対戦相手によって戦い方は変えるんですけど、いろいろな種類の蹴り技があったり、気持ちも体も強いので、そこですね」