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【RIZIN】榊原CEO、ケイプと立ち合った堀口に「恭司らしい」。「井原良太郎が篠塚辰樹とやりたいんだったら、井の中の蛙じゃなくてRIZINに出てくるしかない」

2026/06/23 16:06

9月以降はみんなビビってたじろぐような展開がライト級で起きる

──8月11日のカードは、まだ追加されそうですか。

「はい。メインはタイトルマッチではないですけどクレベル・コイケと秋元強真の試合をメインに据えられたらいいかなと思っています。これで8カード、あとヘビー級級のジャパングランプリ2試合で10試合。それ以外にあと2試合ぐらい今、最終調整してるので、全12試合ぐらい。東京大会なのでオープニングファイト的なものは今すぐは予定がないので、この全12試合かなと思ってます」

──先日のUFCでの堀口恭司選手の試合のお話も伺いたいのですが、ご覧になられましたか。

「見ました。恭司らしいなっていう感じですね。本当にポイントゲームで3ラウンドもう少しセーフティーに行けば、違う戦い方もあったんじゃないかなっていう。でもBellatorで(セルジオ)ペティスに負けた時も、会場からブーイングもらって“動かなきゃ”と思って動いて、バックブローでノックアウトされて失神させられたりもしてるんで、まあいい意味でも悪い意味でも、やっぱり会場を盛り上げるっていうか、面白い試合をするっていう意識が多分、RIZINの中で戦う中で恭司には刷り込まれてるのかなって。みんなが見たいもので、見たい戦い方で結果を出すということなのかなと思ったりするんだけど、恭司と話してないから分からないですけど、残念ですね。

 ただ、マネル・ケイプももちろんRIZINのベルト巻いた選手なんで、複雑な気持ちではあるし、いつもほどこう判官びいきじゃないですけど“勝ってくれ”っていう、そこまでの感情には、多分ファンも含めてならなかったと思いますけど、ここで勝ったら恭司が本当にUFCのフライ級のベルトにチャレンジできたはずだと考えると、本当に残念ではあります」

──平良達郎選手、堀口恭司選手の敗北で、UFC日本大会は一歩後退と見られるなかで、陣容としては揃い、注目が集まっている時に日本大会に踏み切れないUFCの考えについて、プロモーターとしてはどう感じますか。

「もちろん、平良選手、堀口選手が勝って、(両者の)タイトルショットで日本大会をメインにっていうのは綺麗は綺麗ですけど、そうじゃなくても、逆に日本大会を何とか実現させるんだっていうことを考えた時に、今のUFCの中にいる日本人選手、平良選手とか堀口選手以外にも、この前の(朝倉)海の勝ち方も素晴らしかったし、鶴屋怜選手も素晴らしかったし、それ以外にも(中村)倫也選手とか、中村(京一郎)選手とか、実はたくさんいるので作り方はあるんだろうなと思いますけど、そこまでして日本で大会をやるってことに、多分そんなモチベーションがUFCとしてはないのかなという気がしますけどね」

──16日の囲み取材では、RIZINと対抗戦を行ったBreakingDownについて、「『対抗戦』という形でこれから先続いていくってことはない。これがピークだと思います」と語っておられましたが、今回は細川一颯選手がRIZINで、RIZINルールで直樹選手と対戦することになったのは?

「『対抗戦』って言っても、この先あんなにヒリヒリする感じにはならないと思うんですね。この後はやっぱり、井原(良太郎・BDで鈴木博昭に延長判定勝ち)選手にしても、細川一颯選手もそうだけど、彼らが“RIZINに乗り込んでくる”っていう流れしか、多分ファンはヒリヒリしないと思う。

 井原が怪物君にもうド派手に1R1分でKO、勝ってたりとかすれば違うけど、1R1分の試合で、割と固い試合をしてたじゃないですか。あんなの見たくないなって。ガンガン出ろよっていう。怪物君はやっぱりアウェーの敵地に乗り込むのだから硬く行くのはありだけど、“ここが俺の庭だ”って言うんだったら、井原が試合作ってガンガン行ってKO取ってれば、僕らはやり返しに行く必要があるんだけど、なんとなく忖度判定で、久保優太じゃないけど、審査員だともう1R──みんな見てる視聴者のことを考えて判定あげるから、ああなるよねっていう──だから井原選手なんかも、井の中の蛙じゃなくて、別に(RIZINに)来なくてもいいですよ。欲しいわけでもないけど、ここから先は打って出て、BreakingDownの強さを証明するっていうことが必要なのかな、ファンが何を見たいのかなっていうと、そっちかなっていう気がする。まあプロモーター的な発想で言うと」

──BreakingDownとRIZINではルールが変わってきますね。

「いや、(朝倉)未来が言うように、BreakingDownは1分なんだから、もうその先のことを考えずに、無呼吸じゃないけども、全力で殴り合うことを誘発させる──ケージも狭いし、そういう意図に反するゲームというか、試合展開をこの前の試合では(井原が)してたから、うーん、まあ“負けたくない”んだなという。もう一回原点に返って“負けたくない試合”じゃなくて“相手をぶっ倒しに行く”っていうメンタリティーで、特にBreakingDownは行かないと見る側は面白くないですよ。だったらゲームとしてちゃんとお互い攻防があって、スタミナも考えて、3分3Rとか、5分3Rとかっていう、今のレギュレーション、世界的に認められてる格闘技のレギュレーションの試合でチャレンジをする。お互いの駆け引き含めた試合を見せるんじゃない、1分1Rだったら、もう後先何も考えずに行くっていうのが、多分、BreakingDownのファンに受けてるんだと思うんで、この前の戦い方はそういうBreakingDownのファンが見たいファイトスタイルではなかったかなっていう気がします」

──井原選手はYouTubeで「BreakingDownを出て行くつもりはない」と。「RIZINでもし篠塚選手と戦えるのであればやりたい」と発信しています。

「(篠塚が)BreakingDownに出ることは100%ないと思いますね。やりたいんだったら(RIZINに)出てくるしかないし、こちらから彼らがいまの格闘家たちがベースとして戦っているレギュレーションルールの中で、細川一颯のようにチャレンジするしかないですね。

 僕は、BreakingDownはすごいと思うんですよ。1分1Rで朝倉未来が(考えた)、本当にやっぱり彼は天才だなって。未来に会うたびに“天才”って言っているんですけど、そこに気づくっていうのは、普通の競技者じゃない視点からなんですよ。やっぱり彼は常にトレーニングというか、道場とかで見ていて、1 分という枠、尺だったら全力でみんなが道場でもやり合っている姿を見て“これは面白いな”と思って、そこからの発想でBreakingDownを彼は作ったという風に言ってますので。ただ、それはBreakingDownの中だけで起きていることで、世界的にそのルールとかレギュレーションは全く認知されてないですよね。だからやっぱりBreakingDownで活躍した人がもう一歩違う世界、多くの人たちに、世界的にも評価されて認められてきた3分3Rのキックボクシング、5分3Rないしは 5分5Rのケージをベースとして、リングはRIZINが採用してますけど、そういう一般的に認められてる、認知されてるルールにチャレンジするしかないだろうなと。そうしないとファイターっていうのは幅が狭まってしまうんですよね」

──そのMMAでライト級では、大晦日と福岡でチャンピオンがサトシからノジモフ、グスタボと変わってるので、すごく色々なカードを組んだりするのかなと思ってたんですけど、現時点でまだ動いていないようです。

「はい。大丈夫です。“真夏の格闘技の祭典”3連発がありますんで、7月8月は発表していますが、いろいろ実は調整事はしてたんだけど、もちろん選手の怪我とか体調の問題とかいろいろあって、ライト級の試合がそんな組めてないですけど、 9月以降は多分みんなビビってたじろぐような展開がライト級で起きると思いますんで、ご期待いただけたらと思います」

──リー・カイウェン選手がRIZIN2戦目になると思いますけど、中国は人口も多くてUFCも開催する格闘熱の高い国です。ただ、なかなかRIZINに出てくる中国人選手はまだ結果が出せていない状況です。今後、中国市場をどうとらえていますか。

「もちろん本当にあれだけの人口がて、結構格闘技熱ってすごく高まってるという風に聞いているし、実際中国からのリーチも多いですよね。その中でリー・カイウェンっていうのは、非UFCというか、UFCに行きたくて行けなかった選手の中では、圧倒的な認知度とか人気のある選手ではあるので、彼がいい活躍をして、中国でのRIZINのプレゼンスが上がるといいなという風には、漠然とは思ってますけど、その認知度を今はとにかく、マネタイズとかっていうよりは、中国でのプレゼンスをいかに高めるかっていうのは、選手をリー・カイウェンだけを出して一気に人気が上がるものとも思ってないので、いろいろチャレンジしていけたらいいなとは思ってます。すごく中国市場や中国人選手にも将来性を感じているし、期待はしているところではありますけどね」

──今回もコストがかかる中、国際戦が結構組まれています。先日、新たな海外大会についての意欲も少しお話しされてましたけど、外へ出ていくってことに関しては、“月イチ”開催のなか、年内にもということもあり得るんでしょうか

「年内もずっとこの下期にということでいろいろ企画を立てて(海外大会の)チャレンジはしてたんですけど、多分年内はないですね。『年度内』はあると思いますけど。近々7月大会ぐらいまでには10月大会、11月大会(も発表したい)──毎月大会やると自分たちも前にも言いましたけど、何が起きてるかもう訳分かんなくなっちゃうんで(苦笑)、一つずつこなしていきながら、次の大会を皆さんにご案内できたらいいなという風に思ってます」

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