2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~』の一夜明け会見が、25日(月)都内にて行われた。
ヤン・ジェグン(韓国/GMTジム)を1R57秒でKOした愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。試合を振り返った。
「いろいろありましたが、自分のやることは勝つことなので結果を残せてよかった。横浜アリーナで試合ができるのは自分の中で大きいこと。できるかぎりの自分の力を出して試合をしました」
当初はK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアンとのタイトルマッチが行われるはずだったが、カリミアンの負傷欠場で前日に対戦相手が変更。そのことについては「前日の計量で聞いて、モチベーションはめちゃくちゃ下がって、戦うのはどうかなと。でも応援してくれる人もいっぱいいるし、試合が楽しみとのメッセージをもらっていたので、そこはやらないといけないなと。会場に入ってからヤン・ジェグンという相手の名前を聞いて、前から知っていて試合も見ていました。いい試合になるなと思って1Rからフルに飛ばして戦おうと決めていました。タイトルマッチと同じ気持ちでいけました」と、相手の名前を聞いて一度落ちたモチベーションを上げることができたという。
今回は会見から計量まで、和装と赤ふんどしという和風で臨んだが「タイトルマッチでイランvs日本。日本式の最上級の礼儀を選んできました。日本の文化が好きで…アメリカのハーレーに乗っていますが(笑)。日本の文化が好きなので和洋折衷で。自分の好きなことをやっていきたい」と、今後も日本の文化をアピールしていきたいとした。
試合をやって「パンチのスピードが上がっているし、回転力も上がっている」と成長を感じたが、「反省だらけ。熱くなりすぎました。そこを修正して次の試合に臨みたい」と、課題も多く見つかったとする。
試合後のマイクでは母、祖父母へのお礼を言い、涙ぐむ場面もあり、「本当はベルトを獲って言おうと決めていました。でもあの状態になったので、12月31日に30歳になるということでここで言わないとタイミングがないと思って、思い切って言いました。こみあげてくるものがあって、親への感謝、悔しさもあってそこは泣いちゃいましたね」と涙の意味を明かした。
そして「もちろん3月でタイトルマッチをやらせていただきたい。(カリミアンが)出られない状況なら、ほかの形(暫定王座決定戦など)を考えてもらいたい。必ず自分がK-1チャンピオンになります」と、タイトルマッチを強く希望した。