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【K-1】全試合1RでKO制覇の江川優生、武尊と「いずれやりたいです」

2019/11/25 15:11
【K-1】全試合1RでKO制覇の江川優生、武尊と「いずれやりたいです」

トーナメントの3試合を全て1RでKO決着し、K-1フェザー級王座に就いた江川

2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~』の一夜明け会見が、25日(月)都内にて行われた。


「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」を全試合1RでのKOで制したK-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者・江川優生(POWER OF DREAM)が会見に出席。試合を振り返った。

「まず初めに、トーナメントに参加した全選手、ありがとうございました。外国人選手と対戦するのは初めてでしたが、予想外のことばかりで。準決勝は西京選手だと思っていたら外国人選手が上がってきて、決勝で戦うと思っていた卜部選手も敗れてタイの選手が上がってきてビックリするトーナメントでした。それと全試合KOできると思っていなかったので。結果として嬉しいです」

 6月に行われた「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」で、同門の武居由樹が目標に掲げながらも達成できなかった全試合1RでのKOを達成したことについては「3試合の合計タイム自体は由樹君の方が短かったそうですね。時間的には負けてしまいましたが全部1Rだったので、少しは肩を並べた結果になったので嬉しかったです」と笑い、試合後には武居から「お前やりやがったな、おめでとうと言ってくれました」という。


 しかし、厳しいことで有名な古川会長からは「最初は50点だったんですが、そこから40点になって、やっぱり20点だなって(苦笑)。準決勝はバックスピンキックで倒したけれど、相手が出したから出しただけだろう、自分から頭を使って出さないとダメだろうと言われました」と、やはり厳しい評価が下ったようだ。

 全試合圧勝の内容だったが「準決勝の選手が蹴りもパンチも今までで一番あって。バレラよりも重いパンチでした。強くて1Rは捨てようかなと思ったところで後ろ蹴りで倒せたんですが、ビックリしましたね」と、準決勝で対戦したアーサー・メイヤー(フランス)が強敵だったと振り返る。

 その準決勝ではバックスピンキックの他にも胴廻し回転蹴りを放ち、決勝でも威力あるローキックを使うなど蹴りのバリエーションが以前よりも増えた。それは「中島さんがジムに影響を与えていて、中島さんの蹴りはいい勉強になっています」と、元・極真空手家であり現在KRUSHで2戦2勝の中島千博の加入が影響していると話した。


 次は3月のビッグマッチ『K's FESTA』(さいたまスーパーアリーナ)での試合が濃厚だが、「大きな怪我もないのでそこは出られると思います。相手次第ですが、いい試合を見せられるようにこれからも励んでいきたいと思います」と意気込む。

 また、武尊とのチャンピオン対決はどうかと聞かれると「すぐにとは言いませんが、階級が近いのでそこはいずれやりたいです」と視野に入れているとし、魔裟斗が提案した軽量級最強決定トーナメントに関しても「いずれはやりたいですが。もうちょっとこのベルトの価値を高めてからの方がいいかなと思いますね」といずれも慎重だった。

 最後には「次が真価を問われる大事な一戦だと思っているので、進化してリングに戻ってきたいと思います」と、チャンピオンとして第一戦が大事だと語った。

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