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【UFC】「負けたら引退」も考えていた朝倉海、開始8秒の蹴りでスモザーマンの足を破壊。バンタム級での進化と可能性は──

2026/06/01 11:06

負けたら引退を考えていた

 2連敗後の朝倉にバンタム級に戻すことをうながし、メッセージを送ったことで、コーチを務めることになった金原は、自身のYouTubeで「今回は勝って当たり前の試合だったのかもしれないけど、そんな簡単に勝てる相手でもないと思っていた。このUFCのとんでもない化け物がいる中で、一勝するって本当に大変なこと。戦前の予想では、『朝倉海が全然有利だ』なんて言われてたけど、そんな余裕は僕らにはなく、全然舐めてもいないし油断もしてないし、“いろんなパターン”は想像していました。前に言った通り、朝倉海は強い。この一言に限ると思って。ケージインする時も『お前、自分を信じて。強いから自分を信じろ』って送り出してあげました」と、UFC初のバンタム級戦に向かった状況を明かす。

 2023年大晦日のフアン・アーチュレッタ戦以来、2年5カ月ぶりの勝利。朝倉海も試合後、自身のYouTubeで、「引退覚悟」の大きな重圧のなかでUFC3戦目に向かっていたことを語る。

「今回負けたらもう本当に引退は正直考えていて、負けてたら多分リリースされていたと思うし、そうなった時に(UFC)デビュー戦でタイトル戦のチャンスをもらえてそれで勝てなくて、次の試合も負けて、これで今回3連敗になってリースされたら、もう行くとこないなと思ってたし、なんか自分の目的も無くなるなと思ってた。初めて2連敗したのと、若干“自分を信じられない”部分があるというか、そこでの不安みたいなのが初めてあって。怖さはあった」と吐露する。

 それでもストライカーのスモザーマンと立ち合い、「スピードで全然、俺の方が上ってたし、向こうも打撃の選手だけど、打撃の引き出しとか、スピードとかで絶対に俺の方が上だと思ってたんで。もうそこには自信を持ってた」と、試合前からスタンド勝負での自信はあったという。

体重は重くなってスピードは速くなってる。『倒せる』感覚がある

 立ち合いでの反応、体幹の強さ、パンチ力、フライ級のときと比べ、バンタム級での手応えを大きく得ている。

「やっぱり減量も少なく力も出るし、筋肉も落ちないから“体重は重くなってスピードは速くなってる”と思う。多分、映像見てもらえば分かると思うんだけど、フライの時より速いし、パワーも全然あるんだよね。

 フライ級の時は、身体のコンディションの不安がすごいあった。力が出るかなとか、あと集中力とかも持たないし。なんか打たれた時に効きやすくなってたりとか、そういうのもめっちゃあったんだけど、やっぱりバンタム級だとそういう不安が一切なくて、より自信を持って戦えた。

 なんか“倒せる”っていう感覚がある。フライ級の時は当たっても“あれ? 倒せないな”みたいな、空回りしちゃうというか。当たってんのになんか全然力入ってないっていう。それで大振りになっちゃったり、負の連鎖みたいな感じだったんだけど、やっぱりバンタム級のこの身体は、もう軽く(打って)でも倒せるなって」と、フライ級では出力のみならず、耐久力や集中力にも影響が出ていたと明かす。

「海外の大きい──今回の相手も結構リカバリーが大きかったと思うんだけど──相手でも全然倒せるっていうのもやっぱり自信になったし。本当にやっぱりこの階級がベストだっていうのを改めて感じましたね」と、バンタム級で実績を積み上げていくつもりだ。

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