最も重要なのは、UFCに来てからどう戦うか。そこで初めて基準が確立される
──先ほど、今週は3つのイベントがある「巨大な1週間」だと言っていました。今夜、そして『ROAD TO UFC』も含む、この3日間の観客の雰囲気についてどう思われましたか?ソンが勝利した瞬間、会場の屋根が吹き飛ぶほどの歓声でした。
「ええ、実は冒頭でそのことに触れるのを忘れていたのですが、今夜の最も大きな感謝は、本当にファンに贈られるべきものです。あの雰囲気を作り出し、3夜連続でサポートしてくれたこと、そしてもちろん今夜がその集大成となったこと。会場内は熱気に満ちていました。勝敗に関わらず、彼らはみんな協力的で、敬意を払ってくれました。この地にファンの基盤がどれほど浸透してきたかを示していますし、この前進を続けていくために、まさにこうした勢い(モメンタム)が必要なのです」
──この「3日間」という形式についてはどう思われますか? UFCは以前、2日連続のイベントを行ったことがありますが、3日連続というのは久しぶりです。2日間と比較して、3日間の競技イベントはいかがでしたか?
「もちろんスケジュール調整の問題もありますが、ここマカオでの3日間は、いかにすべてが円滑でスムーズに進むかを示してくれたと思います。マカオはイベントを開催する場所として本当に素晴らしい場所です。アリーナは信じられないほど素晴らしいですし、アクセスも良く、ホテルからアリーナに至るまで、あらゆる面で運営的に完璧に近いと言えます。それがこの結果に表れていると思いますし、将来的にもこうした運営を再現していければと考えています」
──RTUのトーナメントの次のラウンドについてですが、これもまた別の2日間にわたって開催されるのでしょうか?例えば『ROAD TO UFC』『ROAD TO UFC』『UFC本戦』という形になるのか、それとも『ROAD TO UFC』が1日、その後に『UFC本戦』が1日という形になるのでしょうか?
「次のラウンドは準決勝になりますので、(Road to UFCが)1日、そして(本戦が)1日という形になります」
──ケビン、私たちは今週マカオにいますが、これは昨年夏の上海での非常に成功したイベントに続くものであり、おそらく、今日あなたが示唆したように上海への再上陸も見据えているかと思います。ここ中国という極めて重要な市場において、ライブイベントを開催し続けることはどれほど重要でしょうか? また、ライブイベントがもたらす継続的な露出について、UFCはどれほど満足していますか?
「それは私たちが生み出すものの礎(コーナーストーン)です。コンテンツの観点からも、ファンの体験という観点からもそうです。そしてこの地域、そして中国全土に対する私たちのコミットメントは、この地でより多くのイベントを開催しているという事実に表れています。『ROAD TO UFC』もそうですし、昨年の上海、今年のマカオ、そして今年の下半期に向けても同様です。それが私たちの姿勢であり、この地域で私たちがやろうとしていること、そして彼らに『私たちはこれほどコミットしており、一貫性がある。そして、今後もこうしたイベントがどんどん開催されることを期待していい』と示すために、非常に重要なことだと考えています」
──イベントの成功、おめでとうございます。象徴的なファイターというのは、UFCをプロモートする上で間違いなく有益ですが、UFC全体として、その市場におけるファイターの「ポテンシャル」を評価する際、他にどのような点を基準にしているのでしょうか?
「すみません、質問の意図を完全に理解できているか自信がないのですが……」
──つまり、ファイトレコード(戦績)の他に、ファイターの潜在的な市場価値を考慮する際、UFCは他に何を重視しているのでしょうか?
「ファイターの市場価値という点ですね。戦績というのは一つの要素ですが、UFCにおける戦績が十中八九、最も重要になります。なぜなら、それが才能のレベルを示すからです。多くのファイターが過去の経験から大きな戦績を引っ提げて参戦してきますが、本当に最も重要なのは、彼らがここ(UFC)に来てからどう戦うかです。そこで初めて基準(ベースライン)が確立され、世界最高峰を相手に彼らがどう競い合えるかが分かります。ですので、それが非常に重要です。そしてもちろん、『スタイルが試合を作る(Styles make fights)』と言われるように、彼らがどのような姿勢を見せるか。ハングリー精神はあるか、フィニッシュを狙いに行くか、といった点です。これらは私たちが『ROAD TO UFC』でも、そうした積極的な姿勢を促すために取り組んできたことです。それらすべてが要素として絡み合っています。何か一つだけの要素があるわけではありませんが、質問の答えになっていれば幸いです」
──ソン・ヤドンについて伺いたいのですが、彼はまだ28歳という若さでありながら、ほぼ全員と戦ってきたというのは驚くべきことです。残されているファイターは、ウマル・ヌルマゴメドフくらいしかいません。この試合についてどう思われますか? ソンの次の試合としてナンバーワン・コンテンダー(次期挑戦者)を決定するような戦いになるべきでしょうか?
「そうした決定は、ご存知の通り、職権を超えるものですが、間違いなくエキサイティングな試合になると思います。そして、今夜のソンは自分がトップ、つまりエリートの層に位置していることを証明しましたし、そのランキングに相応しい実力を持っています。この後、さらに順位が上がるかもしれませんね、それは分かりませんが。ただ、間違いなく目の離せないマッチアップになるでしょう」
──100%同意します。ありがとうございました。先ほどジャン・ウェイリーの姿を見かけました。彼女が今回のカードに入っていないのは、ある種不思議というか、謎のようにも思えます。彼女が今回のカードで試合をしないことについて、何か特定の理由はあったのでしょうか?
「いいえ、特定の理由はありません。カードを構築する上では多くの要因が絡み合いますので、何か特定の理由があったわけではありません」
──彼女の次のタイトルマッチの相手はマッケンジー・ダーンではないかもしれない、というレポートがいくつか流れていますが、それらの噂を肯定、あるいは否定していただけますか?
「肯定か、否定か(笑)。それは私には分かりません。世の中には多くのことについて、たくさんの噂が飛び交っていると思いますが、私たちが公式に発表するまでは……発表があって初めて、それが事実だと分かります」
──ファンは今回の2日間で組まれた唯一の非トーナメントワンマッチで、シエ・ビンが契約されたかどうかに非常に注目しています。もし現時点で答えがないのであれば、シエ・ビンのパフォーマンスに対するあなたの個人的な意見を教えていただけますか?
「それについてはまだ答えを持っていません。ただ、彼のパフォーマンスに対する私の答えがどうなるかは、かなり明白だと思います。信じられないほど素晴らしかった。彼は準備を整えてあの場に臨み、1ラウンドで素晴らしい形でフィニッシュを決めました。それこそが、UFCが常に求めているものです」
──ということは、彼は(契約に)値するということですね。
「そうであることを願っています」
──私たちのストーリーを伝えてくれるという、そのサポートに改めて心から感謝します。また次の大会で皆さんをお迎えできるのを楽しみにしています。皆さん、ありがとうございました。



