最初からお互いKOしに行く、でも海もテイクダウンを狙ってくると思う
そして、今回対戦する朝倉海について以前から“ファンだった”と明かした。
「彼のことは好きだし、ファンなんだよね。俺が格闘技のトレーニングを始めたばかりの頃に、彼が……確かMMAを始めて最初の数カ月くらいの頃だったと思うんだけど(※RIZIN5戦目)、堀口恭司をノックアウトしたんだよ。それを見て“おいおいマジかよ、最高だな!”って思ってさ。だから、自分の対戦相手として彼の名前を聞いた時は“あの男と同じやつなわけないよな”ってなったよ。
俺にとっては、まさに夢が叶ったようなもんだよ。この世界を夢見始めた時に思い描くようなことが起きてるんだから。子供の頃に見ていたような相手と戦えるなんてさ。ある意味、若い頃に彼の動きを真似しようとしたりして、彼から学んできた部分もあるからね。だから彼のファンだし、純粋にリスペクトしてるんだ」と、UFCタイトルコンテンダーだった堀口を、RIZINで右ストレートで初回KOに下した朝倉に魅了されたという。
UFCで同じく2連敗中の朝倉にとって、今回はRIZIN時代の階級に戻す、UFCバンタム級での初戦になる。
スモザーマンは、「彼がどう来るかは、まあ予想はしてるよ。RIZINでも135ポンド(バンタム級)で戦っていたのは知ってるけど……ただ、一般的に言って、RIZINの選手たちはそこまで身体が大きくないと思っていて、欧米の選手ほどは減量をしていないんじゃないかな。本来はそうあるべきなんだけどさ」と、ハイパー減量&ハイパーリカバリーにおいて差があると指摘する。
「だから、彼は俺が今まで戦ってきた誰よりもスピードがあるだろうと予想してる。でもその反面、俺のパワーは彼が経験したことのないレベルのものになると思ってるんだよ。彼もハードな練習を積んできただろうけど、こればかりは再現できるものじゃないからさ。俺が彼のスピードを完全には再現できないのと同じで、彼も俺のパワーは再現できないはずなんだ。それに、俺だって彼らが思っているよりはスピードがあると思うしね」と、海のスピードに対して、自身のパワーがアドバンテージになるとした。
「最大の脅威は……やっぱり彼のスピードかな。それと、彼は自分を諦めないんだよね。たとえ試合で劣勢になっていたとしても、絶対に諦めずに戦い続ける。そこが一番の脅威だと思ってるよ」と、海のスピードとメンタルを警戒している。
「俺はいつも言ってるんだけど、相手がグラップラーだろうが柔術家だろうが、どんなファイターだって本当はノックアウトを狙いたいものなんだよね。だから俺たちも最初からお互いをKOしに行くと思うよ」と、打撃戦を予告するが、互いにとっての難点であるグラウンドについて、スモザーマンは自身が圧力をかけた場合、朝倉海がテイクダウンを仕掛けてくる可能性も指摘する。
「俺が今まで戦ってきた相手は100%、最終的にはタックルを仕掛けてきたんだよ。だから彼もテイクダウンを狙ってくると思うし、寝技の展開も見られるんじゃないかな。俺もいつも通り、寝技から逃げるつもりはないから、ファンにとってはめちゃくちゃ面白い試合になると思うし、試合が終わる頃には、お互いに戦う前よりももっと多くのファンを獲得できていると思ってるよ」と、寝技になっても対応する自信をのぞかせた。
互いにUFC契約の崖っぷちにいると考えている。
「現実的に見て、この試合はお互いにとって“今後のキャリアを左右する(イチかバチかの)大勝負”だと思ってる。俺にとっても、彼にとっても、絶対に落とせない試合なんだよ。彼は俺よりも多くの実績を残してきているから、そういう意味では、俺の方が少しハングリーかもしれないし、その気持ちで戦うつもりだよ。
でも、ただ試合に出るためだけに契約するヤツなんていないさ。彼だって、ただファイトマネーを稼ぐためとか、UFCに来たって言うためだけにここにいるわけじゃないはずだ。勝つために来てるんだよ。だから、お互いにこの勝利をどれだけ必要としているかが、試合を見ればファンにも伝わるはずさ」と、互いの勝利への渇望が明暗を分けると語る。
朝倉海のファンだと明かし、日本文化にも親しみを持っているという。
「日本のファンのみんなに言いたいのは、俺がみんなの愛するスター(朝倉海)と戦うのは分かってる。でも、俺は日本が大好きなんだよ。まだ行ったことはないんだけど、俺の人生のバケットリスト(※死ぬまでにしたいことリスト)に入っているくらいなんだ。この試合のあとも日本に行く計画を立てているからさ。だから、俺が彼を倒したあとも、俺のことを嫌いにならないでほしいんだよね。やるべきことはやるけどさ。でも、試合が終わったら、俺のことも応援してくれると嬉しいな」と、朝倉海を倒しても嫌いにならないでほしいと、日本行きを計画する28歳はいう。
「日本はなんていうか、とにかく文化が素晴らしいよね。俺は大のアニメファンだし、ネットとかで見ていても、日本のみんなはファッションセンスが抜群だと思うんだよ。一番好きなアニメは……ベタだと思われるかもしれないけど、俺をアニメの世界にハマらせてくれたのは『NARUTO -ナルト-』なんだよね。だからやっぱりそれが一番お気に入りかな。今は他にもたくさんのアニメを観たけれど、やっぱり最初に観て、ずっと追いかけ続けてきた『NARUTO』が、俺にとっては特別で一番好きなんだよ」と、NARUTOファンを公言する。
「それに食べ物も最高だよね。寿司とかラーメンとかさ。日本からアメリカに伝わってきたものは全部、こっち(米国)でも大人気なんだよ。あと、スキンケアも凄すぎるよね。本当にクレイジーなレベルだよ。みんな日本のスキンケア商品を探し求めてるくらいだからさ。本当に素晴らしいよ。だから本気で日本に行ってみたいんだ。この試合のあとで、俺とカイがお互いにボーナスをもらって、日本へ遊びに行けたら最高だなと思ってるよ。あっちで一緒に練習するのもアリだしね」──朝倉海とスモザーマンは、ファイトオブザナイト級の試合を見せるか。そして最後に手を挙げられているのは?






