MMA
インタビュー

【RIZIN】『vs.世界』第2弾は3勝5敗1NCで日本が負け越し。勝者と敗者は何を語ったか

2026/04/16 16:04
 2026年のRIZINが初頭から掲げたテーマ『vs.世界』。第1弾の3月『RIZIN.52』東京有明大会では、5勝4敗で日本が勝ち越していた。 〇秋元強真vs.パッチー・ミックス〇ルイス・グスタボ vs.桜庭大世〇武田光司vs.ビクター・コレスニック〇伊藤裕樹vs.カルロス・モタ〇キム・ギョンピョvs.矢地祐介〇佐藤将光vs.ジョン・スウィーニー〇トニー・ララミーvs.征矢 貴〇イ・ジョンヒョンvs.新井 丈〇NOEL vs.イ・ボミ  そして第2弾の 4月12日の『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』福岡大会では、下記の通り、日本が3勝5敗1NCで負け越している。その差はどこにあったのか。JMOCが公開したデュアルマストシステムの採点表とともに、勝者と敗者のコメントから紐解く。 ▼第12試合 RIZINフェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R〇ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(※試合後コメント)[1R 4分13秒 TKO] ※レフェリーストップ:パウンド×久保優太(※試合後コメント)レフェリー:福田正人 ▼第11試合 RIZINバンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R〇ダニー・サバテロ(※試合後コメント)[判定3-0]×後藤丈治(※試合後コメント)レフェリー:豊永 稔ジャッジ:橋本 貴 30-27 (1R 10-9 / 2R 10-9 / 3R 10-9)石川喬也 30-26 (1R 10-8 / 2R 10-9 / 3R 10-9)植松直哉 30-27 (1R 10-9 / 2R 10-9 / 3R 10-9) ▼第4試合 RIZIN MMAルール フェザー級(66.00kg) 5分3R〇摩嶋一整(※試合後コメント)[3R 2分35秒 肩固め]×ジェームズ・ギャラガー(※試合後コメント)レフェリー:植松直哉ジャッジ:橋本 貴 (1R 10-9/ 2R 10-9/ )石川喬也 (1R 10-9/ 2R 10-8/ )豊永 稔 (1R 10-9/ 2R 10-8/ ) ▼第10試合 RIZIN MMAルール ライト級(71.00kg) 5分3R〇堀江圭功(※試合後コメント)[判定2-1]×パトリッキー・ピットブル(※試合後コメント)レフェリー:植松直哉ジャッジ:豊永 稔 29-28 (1R 10-9 / 2R 9-10 / 3R 10-9)橋本 貴 28-29 (1R 9-10 / 2R 9-10 / 3R 10-9)石川喬也 30-27 (1R 10-9 / 2R 10-9 / 3R 10-9) ▼第9試合 RIZIN MMAルール フェザー級(66.00kg) 5分3R-萩原京平(※試合後コメント)[1R 4分50秒 ノーコンテスト]※メヘウラが首相撲ヒザで萩原をTKOも体重超過でNC-アバイジャ・カレオ・メヘウラ(※試合後コメント)レフェリー:豊永稔※青・メヘウラ、体重超過1.50kgにつき、減点2で試合開始 ▼第8試合 RIZIN MMAルール バンタム級(61.00kg) 5分3R×福田龍彌(※試合後コメント無し)[2R 1分40秒 KO] ※右フック〇アジズベク・テミロフ(※試合後コメント)レフェリー:豊永稔ジャッジ:石川喬也 (1R 9-10/ )橋本 貴 (1R 10-9/ )植松直哉 (1R 9-10/ ) ▼第6試合 RIZIN MMAルール フライ級(57.00kg) 5分3R〇神龍 誠(※試合後コメント)[1R 2分52秒 キムラロック]×エンカジムーロ・ズールー(※試合後コメント無し)レフェリー:植松直哉 ▼第5試合 RIZIN MMAルール スーパーアトム級(49.00kg) 5分3R×浜崎朱加(※試合後コメント)[1R 4分55秒 腕十字]〇ナターシャ・クジュティナ(※試合後コメント)レフェリー:福田正人 ▼第3試合 RIZIN MMAルール ライト級(71.00kg) 5分3R〇ヌルハン・ズマガジー(※試合後コメント)[判定3-0]×天弥(※試合後コメント)レフェリー:橋本 貴ジャッジ:豊永 稔 29-26 (1R 9-8 / 2R 10-9 / 3R 10-9)石川喬也 30-25 (1R 10-7 / 2R 10-9 / 3R 10-9)長瀬達郎 29-26 (1R 9-8 / 2R 10-9 / 3R 10-9)※青・天弥、体重超過3.50kgにつき、減点2で試合開始(1R減点) [nextpage] 堀江圭功「15分間ずっと集中し続けるつもりだった」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「結果として勝てて最高ですね。で、修正点もいっぱい見つかったんで、もう勝って修正ってのがもう最高なんで嬉しいスね」 ──対戦相手のパトリッキー・ピットブル選手と実際に戦った印象を教えてください。 「やっぱり思ってた通りパワフルで圧力があるファイターだったなっていう風に、戦ってみても思いましたね」 ──さきほど反省点もある、ということでしたが、判定勝ちしました。試合を終えたばかりですが今後の目標・展望を教えてください。 「戦う相手、一人ひとりにしっかり勝っていって、そのたびに自分が強くなれて、目標を一つひとつ達成していけたらと思います」 ──地元開催のRIZINで見事勝利できました。応援は聞こえましたか? 「応援、そうですね、やっぱり聞こえましたね、嬉しかったっスね」 ──では会場やPPV、あとはパブリックビューイングで応援してくださった皆さんに是非一言メッセージをお願いします。 「本当に、自分のことを応援してくれてるみんなには本当にいつも感謝してます。本当にありがとうございます」 ──15分間、しばきあい、フルラウンド戦い抜いてみていかがでしたか。 「そうですね。もう試合前から思ってたんですけど、今回の試合は特に集中力を切らしたら、ちょっと持っていかれるなっていう試合だったんで、もちろん、KOする気もあったんですけど、それがKOじゃなかったら、15分間ずっと集中しきるっていう風に思ってました」 ──そういう練習をしてきたことがしっかりとケージで出せましたか。 「そうですね。出せた部分、出せなかった部分がありましたね」 ──堀江選手のパンチはかなりパトリッキー選手に当たっていましたが、堀江選手の顔は傷がそんなに傷はないように見えます。あまり被弾はしていない、という感覚ですか? 「そうですね。めちゃくちゃ効いたようなパンチとかはなかったスね。1回ちょっとバランス崩し気味の時はあったですけど、それ以外は問題なかったですね」 ──ポイントゲームじゃないですけど、判定になった時、自分が行けるな、みたいな感覚とかっていうのは冷静にありましたか? 「ずっとありましたね」 ──最後の1分といいうところでのタックルがすごく印象的で会場も湧いていました。あそこは本能的なのか、それともチャンスがあれば狙っていたのでしょうか。 「作戦として行けたら行こうかなっていう感じで、決め切ってはいなかったんですけど、行けたら行こうかなと思って、練習の時からタックルをちょっとやるようには意識してたんですけど、もう試合になってみてそれは決めようっていう風に思ってて、だから狙ってたっちゃ、狙ってたけど、本能的な部分もありましたね」 ──このあとは祝勝会ですか?(※試合直後は脳のダメージもあり推奨できない) 「そうですね、最高の酒を飲みます」 ──2日前インタビューでは、パトリッキー選手とも試合終わったらビール飲みたい、と。試合後の今、その考えはいかがですか? 「もう自分は別に大丈夫です。ただ自分からこう『飲みに行こうぜ』と誘うのもアレなんで。自分としては、パトリッキー選手はあんまり関わりはないし、日本語しか自分は喋れないんで分からないですけど、なんかいい人そうな感じがするんで、色々見てて。だからこう、一緒に飲みたい気持ちも、あるはありますね」 パトリッキー・ピットブル「30-27は違うと思う」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください。 「この前戦った時よりはいい戦い方ができたと思っています。残念ながら勝つことはできませんでしたけど、バランスの取れた試合だったと思います。スタンドでもグラウンドで特にあのドミナンスというのに差はそんなになかったと思いますし、バランスの取れた試合だったのではないかと思います」 ──対戦相手の堀江選手のファイターとしての印象を教えてください。 「とても強い選手だと思っています。まだ若いですし成長段階にあると思います。このスポーツは常に学びの続きです。経験がモノを言う時もあるのですが、いつも上手くいくわけではないのですよね。なので、堀江選手は、日本の将来を担ういい選手だと思います」 ──判定の瞬間、ご自身に1票が入って、それから堀江選手が2票と割れました。結果についてはどのように思っていますか? 「1人のジャッジが(堀江に)30-27というスコアを出したんですけれども、その人は試合をよく見ていなかったのではないかと思います。全部のラウンドで彼が勝ったということになるので、それはちょっと違うんじゃないかと思います」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「まだRIZINでの契約が残ってるので、また戦いたいと思っています。もう今はナタウに帰って練習をすぐに始めたいです。また強くなって戻ってきたいです。いつも自分がやってることなんですけど、自分は格闘家として生まれてるので、練習を続けるだけです。休みとかはなくすぐに練習を始めたいです。ちょっと家族に会って落ち着いて、それからまた戻ってきたいと思います」 ──30-27のジャッジ1人に疑問を呈していました。判定トータルでご自身が負けたということについては納得していますか? 「ジャッジが決めたことなので納得はしていますが、自分が勝つんじゃないかという希望は持っていました。3R目に行く時に自分は1、2Rは勝ってると思ってました。ですが、試合後にチームやマネージャーと話した時に言われたのが、1Rと3Rはパトリッキーが勝っていたと思うと言われたんですね。見ていたチームの人たちに。なので人によって見方が違うので何とも言えないんですけれども、30-27は違うと思います。  RIZINは本当に素晴らしい団体でどんどん大きくなって素晴らしい団体になってると思うんですけれども、ジャッジの人はもう少し勉強して欲しいと思います。今回は『日本対世界』というテーマで打ち上げられていましたが、日本贔屓にするようなことはあってはならないと思っています。ですからジャッジの人はもうちょっと勉強して欲しいと思います」 ──結果は敗れてしまいましたが、15分間の殴り合いは会場がすごく大興奮してました。そういうファイトが堀江選手とできたということについての満足感はありますか。 「自分はもう歳を取ったとか、もう自分は衰えてるんじゃないかっていう人がいるかもしれないんですけれども、自分はつまらない試合を見せたことは一度もないですし、これからもつまらない試合は見せたくないと思います。今日は彼が勝ちました。自分は負けてしまいましたけれども、彼にとっても簡単な試合ではなかったはずです。なので、そういう試合を常にアグレッシブに戦う姿というのを見せたいです。つまらなかったですか? 今日の試合(笑)」 ──試合前のインタビューで堀江選手とビールを飲みたいというような話がありました。 「ビール! ビール! ビール!(笑)」 ──試合後にこのインタビュールームに先に来た堀江選手もビールを飲みたいと。 「もちろん行きたいです。試合後も彼の控室で挨拶した時に『飲みに行こう』という話になりました」 ──また日本での戦いを楽しみにしています。 「アリガトウゴザイマス」 ──数時間前、日本時間午前中に弟のパトリシオもUFCで負けてしまいました。2人揃って負けてしまったことで直接話したり、今後に向けて思っているところはありますか。 「少し弟と話しました。弟に言われたのは、彼の負けが自分の試合に左右するような影響をしないで欲しいという言葉をかけられて『そんなことはない』と、『自分は絶対に勝ちに行くし、強く行って戦略通り勝つよ』という会話をしました」 [nextpage] アバイジャ・カレオ・メヘウラ「長時間のフライトで体が水分を溜め込むということを知らなかった」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「まず最初に自分がプロフェッショナルでいられなかったこと、体重をきちんと作れなかったことについて謝罪したいです。試合内容は本当にすごくよかったけれども、喜べないというのがあります。試合全体を通してフィニッシュまで持っていけたことも含めて、本当に素晴らしくて、言葉では言い表せない高揚感はありますが、ノーコンテストですし、素直に喜べないっていう部分は当然あります。それを全部踏まえた上で、最初の開会式から、自分の試合に至るまで、このプロモーションがどれだけよく組織されているか、ここまでの団体は他にないと思います。ただ自分はプロとしての仕事ができなかったので気持ちが行ったり来たりしています」 ──最後の決め手となった、ヒザ蹴りはご自身の得意な技ですか。 「特に得意技というわけではありませんが、機会があれば最大限に有効に使えるようにはいつもしています。自分の強みのひとつがクリンチで、そこをずっとやってきました。バックグラウンドはキックボクシングですが、最初はムエタイから始めたというのがあります。ただハワイではムエタイの試合のジャッジの仕方、採点方法がよく分からなくて、結果的にはキックボクシング寄りになったのですが、でもムエタイクリンチの練習は長い間やってきたし、MMAに転向してからはグラップリングやクリンチ、スタンドの打撃をうまく混ぜ合わさった感じです」 ──体重超過をしてしまいましたが、初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。 「本当に言葉では表せないような感情ですね。一言、二言では言い表せないし、『アメイジング』という言葉でも足りないくらいだと思います。最初から、オープニングセレモニーも素晴らしかったし、オープニングファイトのレベルも高かったです。試合に至るまで進行の全部が整理されていて素晴らしかったですし、本当に運営がしっかりしているし、観客も最高で、質が高くて驚きました。アメリカだったらいろんなタイプの観客がいて大会中に誰かがワケの分からないことを叫んだりしているけど、やっぱり日本のファンっていうのは格闘技ファンであって、試合の内容をちゃんと理解してくれているのが一番好きなところ。すごく静かになる瞬間もあって、自分の試合の後にいくつか試合を見たけど、みんな一つひとつの動きに集中していて、本当に熱心に、観察するように見ているお客さんがほとんどで、そういうのも全て含めて、この団体に大きな愛情を感じます。来る前から見ていて素晴らしいと思っていたけど、実際に体験して、より好きになりました」 ──今回の計量失敗は、何か今までやってきた計量に向けたプロセスでミスがあったのか、それとも日本という土地での調整が難しかったのか、何か考えられる理由があれば教えてください。 「計量に向かうまでにさまざまなことが起きました。それが減量に影響したのは間違いないです。まず海外で試合をするのが初めてで、長時間のフライトで体が水分を溜め込むということを知らなかったんです。日本に来て動いても体重が全然落ちなくて、かなり大きな減量が必要で大変でした。最後の最後でこれ以上は無理で、体がもう水分を出してくれなかった。本当に全力は尽くして、やれることは精一杯やったけれど、何度も言うけど本当に申し訳ないと思っていますし、これからはもっとプロフェッショナルにやっていきたいなと思っています。それと、ビザの取得にもだいぶ問題があって、もともとは月曜日に来る予定で色々組んでいたけれどビザが間に合わず実際に来られたのは木曜の夜で、インタビューの日の前日でしたから、メディア対応などを終えたあと、急いで減量に取りかからないといけなかったのですが、体が思うように水を出してくれませんでした。その点についても本当に申し訳なく思っています」 ──萩原選手はRIZINのこの階級の中でかなり強いストライカーと言われています。実際に打撃を受けて、特に彼の得意なカーフキックを受けた衝撃について教えていただけますか。 「はい。彼はすごくカーフキックが上手いと思いますし強烈で、それは本当に直接受けた自分がいるので間違いないと思いますし、あのすごくノーモーションで来るので、全くこう予測ができない、すごく速くて瞬きしてる間にもうすぐ蹴られてしまい全く動作が読めません。彼のカーフキックは本当に対処しようとしても限界があるし、あれが彼の大きな武器なのは間違いないです。名前を聞いた時からずっと研究していたけど、実際に目の前に立つと、避けるためにベストは尽くしたものの、その強さにはどうしても対応しきれなかったです」 萩原京平「自分から組むこともあるかなと思ってたけど、そこまで行かなかった」 ──試合を終えた率直な感想を教えてください。 「弱すぎました、自分が」 ──対戦相手のメヘウラ選手と実際に戦った印象を教えてください。 「うーん、まあ力が強かったですね、結構」 ──試合展開としてはどんなプランを考えていましたか。 「うーん、まあ細かいプランはあんまり別に考えてなくて、やってきたことを練習通りやろうっていう風に思ってやってました」 ──相手の力強さみたいなものは結構感じる部分はありましたか? 「そう……ですね。うーん、まあ、あの、ちょっとありましたね」 ──基本的に打撃戦の展開になったかと思いますが、試合前インタビューで組み技、寝技もというようなお話もあったかと思います。そういうプランは試合中はいかがでしたか。 「展開にその流れで自分から組むこともあるかなと思ってましたけど、ま、あの、そこまで行かなかったすね、今回は」 ──右目の上の傷が痛々しいですが、どの打撃によるものでしょうか。 「ヒザ蹴りやと思います」 ──最後レフェリーストップでしたが、そのタイミングはご自身としては仕方ないと考えていますか。 「そうですね」 ──首相撲の展開の中で、なかなか相手を剥がすことができずヒザを被弾しました。フィニッシュの前のヒザは効いていましたか。 「そうですね。効いたっていう感覚はあんまりなかったですけど気づいたら倒れてましたね」 ──あの展開で、近い距離になると首相撲に捉えられるのは予想外でしたか。 「そうですね」 ──ノーコンテストの試合直後ではありますが、この試合で勝って色々とまた望んだ試合がしたかったところで、思い描いていたものがまたゼロになってしまうと思います。その辺り、次に向けた意欲は現状ではいかがですか。 「うーん、意欲か……。どうですかね。ちょっと今はわかんないですね、あんまり」 [nextpage] アジズベク・テミロフ「僕が61kgでチャンピオンになって、弟が57kgでチャンピオンになれば」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「はい。大丈夫です。怪我もなくてとても嬉しいです」 ──福田選手と実際に戦った印象を教えてください。 「僕より経験が豊富な分、実際戦ってみて距離取るのも上手いし思ったより入りづらかったです。ただ、もっと打ち合いにガンガン来ると思ったんですけど、それが思った通りではなかったという感じです。選手としてはすごくいい選手なのでリスペクトします」 ──フィニッシュの決まり手となった右のパンチは相手の頭が下がるのを狙っていたのでしょうか? それとも体が勝手に? 「僕は福田選手を研究していて、どんなパンチだったら当たるかを考えていました。元々ボクシングファイターなので、ボディに当てるか、顎に当てるかもともと想定していました」 ──試合を終えたばかりですが。今後の目標・展望を教えてください。 「我々は4人兄弟で、1番目がラマザン・テミロフ、2番目が僕、3番目は試合に興味がない子なんですけど、ただ自分のために練習していて、あとは4番目。たとえばラマザンはストライカーでレスリングもいい感じで、僕もボクシング。で、すごい高いファイトIQを持っているのが4番目の弟がすごく才能があって、今プロで2戦2勝です。57kg(フライ級)で戦っていて、もし機会があればRIZINに出したいです。僕が61kgでチャンピオンになって、弟が57kgでチャンピオンになれば新しいストーリーを作ってRIZINを引っ張っていきたいです」 ──ご自身ではなくて弟さんを今プロモーションされていますね。 「違います。そうではなくて、自分の目標がチャンピオンになること。それプラスもしそういう機会がいただければ、2人でということです。(※通訳補足:来る前にそういう話があったとのこと)ラマザン・テミルフがRIZINに入ってきたときに、元々2人で引っ張ってきましょうっていう話が出ていて、ラマザンは今UFCに行ってしまってるんですけど、57kgにはもう1人いる、じゃあ2人でチャンピオンになりたいっていうのが、目標よりも目標です」 ──福田選手はカウンターが上手いですが、それに対してどういう対応を? ステップ踏んだりとか、常に顎の位置を動かしてれるとかそういうことしてたと思います。また最後のフィニッシュで福田選手がボディを狙って打って顔が出た時に当てたと思いますが、それは狙っていたものなのでしょうか。 「2点あります。まず、試合前のインタビューを見て、福田選手はハンターをやってるみたいで、そういうことをやっている人は一線しか見ないと。で、それを使って、僕が初めて今までの試合でバーンってまっすぐ行ったところだったんですけど、左回りで集中してるところをズラして。それで自分のパンチを作ってっていうひとつと。あともうひとつは、僕らも福田選手は研究しました。福田選手は僕の試合を研究して、絶対にガチャガチャに来るから、それに合わせてカウンターするという思いがあったと思いますが、僕らは 今回そういうのを分かってて、じゃ、逆に福田さん来た時に僕がこう合わせてやるっていうのを初めてやってみました」 ──今までのスタイルとは違ったということですか? 「そうですね」 [nextpage] 神龍誠「(扇久保に)家族のこととか言われたらさすがにキレる」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「うん、まあ、完璧なんじゃないですかね、内容的に。しっかり1Rでフィニッシュするっていう有言実行ができて良かったです」 ──対戦相手のズールー選手と実際に戦った印象を教えてください。 「最後まで諦めないで、あの(キムラロックの)体勢で本当に根性あるなって思いました」 ──試合が終わった後には扇久保博正選手をケージの中に呼び込まれ、やり取りがありました。あれの感想を教えてください。 「感想?(笑)まあでもやっぱり、あんだけやった方が盛り上がるんじゃないですか。別に演技でやってるわけじゃないし、本当に嫌いだし。ここでしっかりチャンピオンぶっ倒して僕が新しい時代作るんで、応援よろしくお願いします、って感じです」 ──その後に榊原代表から試合決定という話がありましたが、次の目標はチャンピオンになると? 「そうっスね。6月、僕の地元でチャンピオンになります」 ──「春ズールー」など色々言われてましたけど、神龍選手の方が圧倒的に強かったです。 「前もこんな時期だった気がするな、その扇久保とやったときもイ・ジョンヒョンも」 ──神龍選手の一本勝ちは3年前に北方大地選手で、2年前にイ・ジョンヒョン選手で、去年は山本アーセン選手。春には一本勝ちが多いという。 「アーセンさんは7月っスよ」 ──失礼しました。ただ、そういう時期に強いという傾向ですよね。 「花粉症なんですけどね、しっかり花粉症対策できました」 ──6月、仙台。まだ春ですよね。 「そうですね、じゃあハーフ春くらいな。しっかり極めます」 ──2年前に扇久保選手と戦われてますが、拳を交えて分かる部分があったかなと思いましたが、今は2前より嫌いですか? 「嫌いっスね。もっと嫌いになりました。試合してもっと嫌いになりました」 ──試合後にコミュニケーションは取ってますか? 「取らないっすね。たまに裏で肩ポンポンしてくるんですけど、僕、無視します」 ──地元仙台でのタイトル戦というのは思い描いていたプランですか? 「そうっスね。本当最高のプランじゃないですかね。本当に僕がいろんな挫折を経てアメリカ修行に行って、最後は地元でチャンピオンになるっていう。めっちゃいい形だなって、取るしかないっしょって思ってます」 ──そのために今日の試合は勝ち方も問われていたと思いますが、イメージ通りでしたか? 「(勝ち方)求められていましたね。一番いいAプランでハマった感じです。アップでもアームロックも取れるかなと思って直前で練習したりしていました」 ──試合まで2カ月を切っていますがここからのプランは? 「この後のプランはチームで話し合いたいですね。アメリカに行くと時差で最初の1、2週間は調子悪いんですよ。で、また戻ってきて時差もあるので。日本で何を強化するか、アメリカ行くかは、期間が短いからこそ慎重に決めたいです」 ──マイクについてですが、扇久保選手を呼び込んだ時点で、あんな風な流れは望んでいなかったようでしたが、やりとりの中で神龍選手の顔色も変わったようでした。当初はどういうマイクになるつもりでしたか? 「マイクの内容までは考えてないです、さすがに。タイトルマッチやりたいっていうのはあって。前回もちゃんと僕は扇久保先生と立てたじゃないですか。で、なんでケンカみたいになったかといえば向こうが仕掛けてきたから、じゃあ俺もってなっただけです。あっちには家族がいるじゃないですか。そこを言ったら扇久保博正という人を悪くしてしまうから避けていたのに、向こうは父親のこととか。家族のこととか言われたらさすがにキレるっすよね、僕も。じゃあふざけんなよ、みたいな」 ──今日も2年前のこと言われなかったら、違いましたか? 同じように(ATTの)便所うんぬんと持ち出されて顔色が変わったと思います。 「マジしつこいなと思ったんですよ。なんだよ、トイレ掃除、トイレ掃除って、しつこくないですか? あれ面白いですか?」 ──ファンはウケてましたね。 「ファンがウケてたなら、じゃあ、いいんじゃないですか(笑)」 ──出入りがあって、相手の蹴り足をキャッチしてテイクダウンした場面ですが、あれは相手の蹴りがくること、それを掴むことを想定していましたか? 「いや体が反応しました。ちゃんと打撃を見せないと組めないので、しっかり打撃やる中で反射的に『いける』と思って組みました」 [nextpage] ナターシャ・クジュティナ「どんどんルールが解放されていくことによってすごく喜びと楽しみを見出している」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「勝つことができて率直に嬉しいですし、フィニッシュできて嬉しいです。自分にとっては判定ではなくフィニッシュで勝つことは非常に大切なことで、なぜなら私はチャンピオンと戦うために来ているからです。ただ試合をするために来たわけではなく、チャンピオンになるために来ていて、それが大事だからです」 ──対戦相手の浜崎選手、元チャンピオンでしたが、実際に戦った印象を教えてください。 「浜崎選手のことをすごくリスペクトしています。今日はどちらかというと柔道の展開、柔道の技術で勝負したと思いますが、彼女はとても打撃も強くて、大変尊敬する選手ですけれども、自分としては負けるわけにいかないので」 ──初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。 「とても良かったです。アメリカをはじめいろいろな国で戦ってきましたが、日本は私にとって特別な国です。ここで試合ができて嬉しいです。柔道家としては何度も来たことがありますが、MMAファイターとしては今回が初めてで、違った印象があります。開会式であったり、関わっている方たち、ファンの皆さんの応援など違った空気があって、とても楽しくて嬉しかったですし、いい経験になりました。日本の観客が私を応援してくれてとても大切に感じていますし、リスペクトを感じますので、日本の人が大好きですし、とても素晴らしいショーです。ありがとうございます。とても感謝していて、嬉しいです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「もう次はチャンピオンと戦いたいです。私はチャンピオンになるために来ました。 ──先ほどちょうどそのRIZINのチャンピオンの伊澤星花選手がベルトを返上しました。 「ちょうど今しがた、控室でそれを見ました」 ──では次のチャンピオンを狙いに行きますか。 「はい、とにかく私はチャンピオンになりたいし、その資格はあると思います」 ──キング・モーさんがATTのコーチということですが、日本で戦うにあたり、浜崎戦やRIZINについてどんなことをトレーニングで教わりましたか? どんな作戦で臨みましたか? 「私にとって作戦というものはなくて、私は毎日のトレーニングでレスリング、柔道、打撃など様々な技術を練習していますので、全てを出すだけ。試合前に受けたアドバイスは、とにかくフィニッシュすること、そしてなるべく早くフィニッシュしなさいというものでした」 ──最後にご自身の名前のコールを呼びかけられていましたが、キング・モーさんが選手時代に日本で自分の選手名をコール&レスポンスしていたことを受け継いものなのでしょうか。 「はい。試合前、キング・モーに『勝ったらみんなに名前を覚えてもらうように(ああいうことをしなさい)』と言われました。彼もそうやって有名になったので、私も同じようにしました。チャンピオンになりたいと思ってますので」 ──そこで提案ですが、キング・モーの場合「キング!」「モー!」のコール&レスポンスなので「クー!」&「ジャ!」のようなコール&レスポンスにしたら、もっと盛り上がるのでは? 「かもね。そういうショーとしての部分も非常にこう楽しんでますので、いいと思います、検討しますね」 ──ほんの数分前までは伊澤選手と戦うことを想定していたと思いますが、さきほど伊澤選手から妊娠の発表があったことについての今の感想は? 「私には対戦相手は全く関係ありません。チャンピオンになりたいだけです。相手が誰だろうが戦って私がチャンピオンになる。それだけです」 ──所属ジムのATTにはダニー・サバテロ選手のベルトもあります。もう一本ジムにベルトのコレクションを増やしたいという気持ちもありますか? 「ノー。私は自分の家にベルトを持って帰りたいと思ってます」 ──今日の試合を(ATT同門の)堀口恭司選手は何と言うと思いますか? 「まだ話していませんのでなんとも言えませんが、一緒に祝ってくれると思います。RIZINに参戦することを報告したとき、すごく喜んでくれて。彼はすごくいい人なんです」 ──ベルトの空位期間を短くするためにも、RIZINも早々にタイトルマッチを組むと思いますが、次戦はいつ頃戦いたいですか。 「もう本当に明日にでも戦いたいと思います、関係ないので」 ──MMAで押さえ込んでいると、大抵は退屈でブーイングを受けたりします。ただそれはユニファイドルールの話であって、今日、クジュティナ選手のすごく強い押さえ込みに加えて、(ユニファイドルールでは許可されていない)ヒザがある(RIZINならこの状況で出すことができる)ことで、あの押さえ込みがものすごくスリリングな展開を作るということが改めて見えました。ご自身として、このRIZINルールで戦うことで新境地を見出したようなことを、今日の試合で手応えとして感じることはできましたか? 「私はトレーニングを始めたときからMMAファイターとして様々なことができると感じていました。柔道をやってる時はやっぱり道衣を掴んでしか戦えなかったので逆にMMAになったときに『顔も殴っていいんですか』となって、それがすごく楽しかったんですけれども。今度は『顔にヒザを当てでもいいんですか』となって、どんどんルールが解放されてることによって私はすごくそこに喜びと楽しみを見出しています」 浜崎朱加「こんなに何もできなかったのは初めて」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください。 「悔しいですね。こんなに何もできなかったのは初めてだったんで、完敗って感じですね」 ──「こんなに何もできなかったのは初めて」ということですが、どんなところが今までのファイターと違うと感じましたか? 「フィジカルが強いっていうのは分かっていて、そこも警戒はしてたんですけど、やっぱりこう組み力というか、押さえ込む力もすごい強かったです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「そうですね……まだ何も考えられないですね。ゆっくり考えます」 ──ここをこうすればよかった、ああすればよかったと“たられば”になってしまいますが、そういう場面はありますか? 「組まれないようにはしていたんですけど、結果組まれてしまったんで、そこは結果論になるんですけど、もっとこう遠い距離からやっとけばよかったなとは思います」 ──実際戦ってみて、想像していたのとは結構違いましたか。 「うーん。まあ想像してた通りだったんですけど、思ったよりもMMAにアジャストしてきてるな、とは思いました。映像を見たときよりは」 ──先ほどは「まだ先のこと考えられない」ということでしたが「再戦したい」であるとか、今そういった気持ちは? 「ナターシャ選手と? 今はすぐにはないですね」 ──試合に向けて色々と準備されてきたと思います。その中で出せたこと、自分なりに手応えを感じたことは何かありましたか? 「そうですね。打撃もなんですけど、今までにしてこなかったようなこともたくさん練習してきたんで、それは多少は出せたと思います」 ──キャリアがあることで、煽りVもそうですが、その締めくくり方が問われてくるかと思います。ご自身としては練習の日々から考えてるのか、試合終わった今、何か思うことはありますか。 「本当に今は考えられないというか。そこまでは考えてないです。何も考えれらないといったら、アレですけど(苦笑)。そこまでは」 ──戦っていくことっていうのは続げていきたいですか。 「そうですね、とりあえずはちょっと休んで考えたいなっていうのはありますね」 ──今回、大学で縁のある福岡という土地で、歓声はいかがでしたか。 「応援もたくさん来てくれたので、その方たちにはちょっとゴメンって感じなんですけど、はい。歓声も聞こえたので、嬉しかったです」 [nextpage] ヌルハン・ズマガジー「体重超過を知った時に榊原代表表に『絶対試合をしたいです』と強くお願いをしました」 ──試合を終えたばかりですが、率直な感想をお聞かせください(※試合リポート)。 「気持ちの上でもそして身体の面でも非常に良い状態です。全て自分たちが計画した通りに進めることができました。戦術通りの試合展開だったと思います」 ──対戦相手の天弥選手が計量オーバーをしてしまったことを初めて聞いた時にはどんな感想を持ちましたか。 「非常に驚きました。超過した幅というのもかなり大きかったのでとても驚いたんですけれども、自分はどうしても試合をしたいというその飢えている気持ちや感覚がすごくありましたので『どうしても試合はしたい』という風に伝えました」 ──対戦相手の天弥選手と実際に戦った印象を教えてください。 「試合中やはりすごくフィジカルが大きいというか、強い選手だなということは思いました。打撃も強かったです。ただ自分がプラン通りに進めることはできたと思っています」 ──2連勝です。試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「今後もRIZINのベルトを狙って、戦い続けたいと思います。このまま勝ち星を積み続けて、そしてベルトに辿り着きたいと思っています」 ──天弥選手にテイクダウンされて、下からレッスルアップ=相手の足を取って上を取り返しました。あの時に対戦相手が体重超過したことによる重さは特に感じなかったですか? そしてあの動きは、いつもスクランブルでやっている動きでしょうか。 「確かに体重がかなり重いなとは感じました。ただ、そのまままだその時には余力がしっかり残っていましたし、もちろん自分よりも体重がかなり重い相手と普段練習するということもありますので、しっかり準備はできていて、対応できたということです」 ──今までのキャリアで計量失敗した相手と対戦したことはありましたか? 「はい。過去に一度、決まっていた対戦相手に断られてしまって、急遽(一階級上の)77kgの相手と戦わなきゃいけないということがありました。一度そういう経験はあります。ただそれは公式な戦績には含まれていません」 ──試合決定の発表が前日深夜でした。試合決定まで時間がかかったと思います。戦うモチベーションの変化や、メンタルの影響はありませんでしたか? 「いえ。特に自分のやる気にマイナスの影響があった、ということはありませんでした。もう試合をやるという気持ちでずっといましたし、体重超過を知った時に榊原代表表に『絶対試合をしたいです』と強くお願いをしましたので、特に影響はありませんでした」 ──具体的に次戦はいつ頃に、またRIZINで戦いたいですか? 今年は毎月開催されています。 「できれば3カ月ごと。3カ月に1回は少なくとも試合をしたい、出場したいと思っています。で、自分は怪我がなければまだ若いファイターですし、十分に自分の力を、その間隔で皆さんに見せることができると思います」 ──今回のように、試合があるかないかという状況になってくると、自分自身の中で緊張が途切れたり、それがケージの中でのパフォーマンスに影響をしたりはしませんか。 「特に自分の気持ちや実際のパフォーマンスに影響が出たということはなかったと思います。これまでずっとトレーニングをしてきて“この試合をやる”という風に、心構えもコンディションの準備もできていましたし。なのでできると思っていましたし、必ずこの試合はおそらく成立するだろうという風に自分では思っていました、まだ分かっていない時でも。で、実際に成立したという発表があった時に、本当に幸せに思いました」 天弥「自己管理から見直して、自分の強さをもう一度知らしめたい」 ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください。 「すみませんでした、計量オーバーして。それだけです」 ──その状況を、話せる範囲でうかがえますでしょうか。 「そうですね……、なんかまあ、言うことないです。管理不足で。すみません」 ──対戦相手のズマガジー選手と実際に戦った印象を教えてください。 「本当、強い選手っていうのは分かってたんで、僕が言うのもおかしいかもしれないですけど、もったいないことしたなって、そう思います」 ──初参戦のRIZINで地元九州での大会でしたがいかがでしたか? 「SNSでそんなにひどいアンチを見なかったんで、昨日も寝れなくてSNSチラチラ見てたんですけど、『死ねよ』『出てくんなよ』とかちょこちょこはあったんですけど、そんなに完全に落とし込むような言葉はなかったので、あらためて期待してくれてる層もいるんだなって少し励みになりました。それも含めて地元の人たちも試合成立した時点で、『応援に行くし、ずっと味方だよ』ってLINEもあったので、ありがたかったです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「調子に乗ったことは言わないです。自己管理から見直して、自分が強いっていうのをもう一度知らしめたいと思います」 ──こんなことを引き起こしてしまって言いたくないかもしれませんが、減量・計量失敗をなくすためにも、こんなことがあったのだと話せることはありませんか。 「やっぱり人の身体なんで、毎度毎度コンディションは違うと思いますし、以前言った通り、喧嘩をよくやってきたので。毎日どんなシチュエーションでも喧嘩が起きてた。試合もいろんなコンディションがあると思う。毎回、毎試合同じ食事管理・同じ練習量でも体重が毎回クリアできるとは限らないと思いったので、今一度、自己管理をもっと大事にしたいと思った一戦でしたね、今回」 ──体調不良はありましたか? 「最後、前々日の撮影やインタビューでも大きい態度をとっていましたけど……、大きい態度を取ったワケではないんですけど。ナチュラルでいたんですけど。心の底では、数字が動いてなかったのは事実なので、いろいろ体調が悪かった部分や、痛めていたところも影響あったかなって思いますけど、結果は結果なので言い訳はしないですね。自己管理不足です」 ──動き自体は“たられば”ですが、ちゃんとした100%の状態で行けたら、ズマガジーの力はどう感じましたか。 「100%でやったら……分からないですけど、今日の自分の試合を客観視していないですけど、今日の内容でも僕は勝ったと思っているんですよ、今。なんですけど、やっぱり脱水が長かったので筋肉に水分が行き渡ってないのと、3R目にテイクダウンした時にちょっとゲロ出てしまって(苦笑)。あの瞬間、立ってヒザ蹴りとかサッカーボールキック狙ってたんですけど、相手は力が入ってなかったので。コンディションは良くなかったですが、100%なら2R頭でKOしていたと思います」 ──次は100%で戦えることを期待しています。 「ありがとうございます」 ──先ほど「意外とアンチが少なかった」という話がありましたが、体重超過のなかでもSNSでは「また見たい」という声もあって、応援してくれるファンに向けて、この先、格闘家としてどのような戦いを見せていきたいと考えますか。 「やっぱ僕自身も人間なので計量失敗だとか、いろいろ失敗はあると思いますけど、応援してくれる層はしっかり大事にしたいと思っていますし、この1回の失敗でちっちゃいことボソボソとSNSで言う人もいっぱいいるっすけど、これはもう前科ついたようなものなので、一般社会で言う。その人たちにつべこべ僕は言えないですし。より一層、背中を押してくれたり僕をもう一回見たいと言ってくれる人のことを思って、しっかり自己管理して体重を作って僕の表現を大きい舞台で見せたいと思います」
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