シュートボクシング
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【シュートボクシング】彪太朗が魁斗をKO、虎矢太も初回KO勝ちで山田ツインズ「これからまた世界へ向けて走り出す」、手塚翔太が逆転KOでライト級王者に、都木航佑もTKOで再起

2026/04/12 04:04
SHOOT BOXING 2026 act.22026年4月11日(土)東京・後楽園ホール※U-NEXTにてLIVE配信 ▼メインイベント(第9試合)58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)KO 3R 0分50秒×魁斗(立志會館/SB日本フェザー級4位、HOOST CUP日本フェザー級王者) 山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に初黒星。2022年12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。ムエタイを相手に3連勝、KNOCK OUTからの刺客・栗秋祥梧に勝利するなどし、2025年4月には川上叶の挑戦を受けての初防衛戦で勝利した。S-cupでは1回戦でジョシュエ・アブサロン、準決勝でサタントンを破り決勝へ進出するも、安本にKOで敗れた。戦績は23勝(7KO)4敗1無効試合。 魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されてきたフェザー級屈指のテクニシャン。SBではまだ王座を獲得していないが、HOOST CUP日本フェザー級王座、RKSスーパーフェザー級王座を獲得。兼田将暉、門口佳佑、梅井泰成、安本晴翔といった他団体の実力者に勝利し、新美貴士とは引き分けた。2025年6月、山田虎矢太にTKO負けを喫したが、その後はソエブ・ベンテビシュを初回TKO、今年2月の開幕戦では内藤凌太から勝利を収めている。  1R、左ミドルの蹴り合い、ジャブの突き合いから魁斗がワンツー。山田が左ハイ、魁斗はすぐにワンツー、右フックを打つ。山田は距離を詰めると右ストレート。魁斗の左フックには山田が左ボディを打つ。魁斗はヒザ蹴り。組み合いになると魁斗は投げに行くがシュートには至らず。オープンスコアは10-10×3。  2R、山田は左ミドルを蹴ってすぐに左ハイ、魁斗は右ストレート。前に出る山田が距離を詰めると左ボディをヒットさせる。入り込んで左ボディを打つ山田に魁斗は組み付くとバックからの投げを狙う。山田のワンツーに魁斗はヒザを合わせるも、山田が左ボディ。  魁斗は組み付いての投げを狙うが不発。左ミドルで距離をとろうとする魁斗だが、山田はどんどん距離を詰めて右ショートからの左ボディ。左フックで下がる魁斗には右ストレート。山田が完全にペースを握った。OPスコアは10-10×2、10-9で1名が山田。  3R、前に出る山田が左ハイ、魁斗もヒザを突き上げる。前に出る山田が右フック、魁斗は投げを狙う。山田が右ストレートをヒット、ステップで回り込む魁斗だったが、追ってくる山田を左フックからの右フックで迎え撃とうとしたところで山田のカウンターの左ストレートをもらってダウン。  魁斗は立ち上がろうとするもガクッと崩れ、レフェリーがストップ。山田のKO勝ちとなった。  山田は「自分、前回S-cupで負けて復帰戦だったんですけれど、こうしてメインでKOで勝つことが出来て安心しています。皆さん、昨年悔しい想いをさせてしまってたくさんの期待と信頼を裏切ってしまったんですけれど、これからまた世界へ向けて走り出すので今後とも山田ツインズの応援をよろしくお願いします。そして、これからSB新章に突入しました。まだまだ盛り上げていきますのでSBをよろしくお願いします」と、世界へ向けて動いていきたいと宣言した。  解説席にいたS-cup世界王者の安本晴翔は「僕はRISEの選手なので、戦いたければRISEに来てもらって」と、再戦したければRISEに来いと言い放った。 [nextpage] ▼セミファイナル(第8試合)57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇山田虎矢太(シーザージム/SB日本フェザー級3位、第15代SB日本スーパーバンタム級王者)KO 1R 1分46秒 ※左ボディブロー×ペク・ソンボム(韓国/チームホン) 山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にプロデビュー後13連勝を飾っていたが、2024年3月にプロキャリア初の敗北を喫した。適正階級であるフェザー級に階級を上げ、10月には上位ランカーの内藤凌太を撃破。12月にはONEからの刺客シッティチャイを1RTKOで葬り3連勝を飾っていたが、2025年2月に川上叶に2度のダウンを奪われる完敗。しかし、6月の魁斗戦では初回TKO勝ちで復活。S-cupでは1回戦でメイマン・マメドフに初回KO勝ちも、準決勝で安本にKO負けを喫した。戦績は19勝(13KO)3敗。 ソンボムはキックボクシング戦績11勝1敗、MMAの試合経験もあり6勝2敗。ブラジリアン柔術では様々な大会で優勝経験のある青帯保持者だという。  1R、山田は左ミドルからジャブ、もう一度左ミドルを蹴るとこれがローブローになってしまい中断に。再開後、また前に出る山田が左ボディ。右フックを打つと打ち返してきたソンボムを右ストレートでフラつかせる。  山田が左ミドル2発、ソンボムもワンツーを打ち返して来る。山田の左フックにソンボムも強気に左フックを打ち返し打ち合いとなるが、ソンボムが右フックを空振りしたところで山田が左ボディ。ダウンを奪う。  後ろ蹴りから入った山田がもう一度左ボディを打つと、ソンボムは悶絶してダウン。山田の見事なKO勝ちとなった。  山田はマイクを持つと「去年のS-cup、そこの解説席にいる安本選手に負けて今回再起戦だったんですけれど、本当はもっと強くなった姿を皆さんにお見せしたいと思って練習でもアップでもいろいろやっていたんですけれど、やっぱり試合になると力んでしまったり自分のダメなところがいっぱい出てしまうので、まだまだ自分は実力が足りないなと実感しております。ただ、正直まだまだこの試合では自分が強くなったところをお見せ出来ていないので、もっともっと強いヤツと戦って。本当は今回、川上選手とのリベンジ戦が組まれていたんですが残念なことに流れてしまって、次こそは川上選手とやりたいと思っているので、これから僕の活躍と進化に注目してもらえたら嬉しいです」とアピールした。 [nextpage] ▼第7試合 SB日本ライト級王座決定戦 62.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R〇手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/同級1位)TKO 5R 2分42秒 ※レフェリーストップ×基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM/同級3位)※手塚が新王座に就く。  破壊力抜群の攻撃力で高いKO率を誇る手塚は、11月の前戦でDEEP☆KICK王者・健真を下して12連勝をマーク。これまでにSBフェザー級&スーパーフェザー級の二階級でタイトルマッチを経験したが惜しくも敗れており、3度目の挑戦で念願のSBタイトル獲得を狙う。  対する基山は鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMに所属する特攻隊長で、SBのリングだけでなく、RISEやRIZINのリングでバチバチの打ち合いを展開してきた。師匠の鈴木も巻いたSB日本ライト級のベルトを巻くことができるか。  1R、サウスポーの基山から仕掛けて行き、左ローと左ストレート。手塚もワンツーで迎え撃つ。左インカーフを強く蹴る基山、手塚の足が早くも流れ始める。手塚はワンツー、左ロー。基山は完全に左インカーフ狙い。さらに基山は左ストレートを叩き込む。手塚は右ミドル、右ハイ。手塚の首投げは投げるまでに至らず。オープンスコアは10-10、10-9×2で基山。  2R、手塚は右ハイ、基山は前へ出て左インローを蹴っていく。手塚はサウスポーにスイッチすることもあるが、基山の左ストレートにのけ反る。手塚は右ミドルからヒザ、組むと投げを狙おうとする。右ミドルを蹴っていき、右ボディストレートを打つ手塚。さらにワンツーと手塚の攻撃が当たり始める。OPスコアは10-10、10-9×2で手塚。  3R、手塚は両手を下げて身体を揺らして挑発。手塚は左ボディを叩き込むと首投げも狙う。ワンツーをヒットさせ、左フックからの右ボディと手塚の攻勢が目立つ。右の三日月も突き刺す。基山は左インローを蹴るが、手数はかなり減っている。それでも左ストレートを連続でヒットさせ、手塚は右ミドルを蹴る。基山の左ストレートに手塚は左ボディ、右アッパーを合わせに行く。OPスコアは10-9×3で手塚がリード。  4R、前に出る基山が左ストレート、手塚はジャブ。基山の左インローに手塚は左ミドルとワンツーで応戦。前に出てくる基山にワンツーをヒットさせる手塚。それでも基山は前に出て左ストレートを打つ。手塚はヒザ。打ち合いも見られた。  5R開始直後、基山の左ストレート強打がいきなりヒット、アゴが大きく上がった手塚に基山がラッシュをかける。フラつく手塚はロープを背にして右ストレートを打ち返す。そこで基山は左インローも蹴る。サウスポーになる手塚だが、基山は左インローを蹴っていき、ついにダウンを奪った。  さらに左インローで手塚の左足を何度も蹴り上げる基山。すると手塚が打ち合いに行き、左右のフルスイング。左インローを蹴られながらも右ストレート、右フックを強打し、ダウンを奪い返した。再開直後、手塚が顔面前蹴りでダウンを追加。もう一度、顔面前蹴りで吹っ飛ばした手塚だが、これはスリップ判定。  基山も逆転を狙って左を打ち、手塚もフラフラになりながら打ち合う。手塚の左フックで基山がフラついたところでレフェリーストップ。両者ともリングに倒れ込んだ。  ダウン応酬の激闘を制し、悲願のベルトを巻いた手塚は涙ぐみ「すかしてやろうと思っていたんですけど、嬉しすぎますよ。最高です、マジで。基山くん、俺の病気で2月流しちゃって。今回再起戦になって。俺、2回タイトルマッチやって獲れなくて、もう獲れないのかなと思っていたんですけれど、とりあえず最高っす。俺が1回辞めちゃって、見捨てずにまた受け入れてくれたシーザー会長、ありがとうございます。今日埼玉から170~180人くらい応援に来てくれてて、温かいなと思います。いつもありがとうございます。でもここから王者として自覚を持っていかないといけないから、こんな試合じゃダメだと思うのでもっと強くなって他団体でも他のところでも挑戦させてください」と、もっと強い王者になると誓った。 [nextpage] ▼第6試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)TKO 1R 3分00秒 ※レフェリーストップ×吉瀧 光(KING LEO/DEEP☆KICK65kg1位) 都木は昨年11月にRISEの憂也に敗れ、今回が再起戦となる。対する吉瀧はDEEP☆KICK65kgの1位。  1R、吉瀧は両腕をだらりと下げて左右に動くという独特なムーブ、都木はサウスポーに構える。吉瀧はパワフルな左右フック、都木は前蹴りで突き放す。吉瀧が入ろうとするところを連続して前蹴りで止める都木。  吉瀧はバックハンドブロー。都木が左奥足ロー、吉瀧は左右フック。都木は組むとヒザを見舞う。都木の左ミドルに吉瀧はバックハンドブロー。都木の左ボディに左腕を下ろす吉瀧。都木は右ストレートからの左インローで崩し、吉瀧の右ストレートをかわすと右ハイキック。  ダウンした吉瀧は何とか立ち上がるも、都木の左フック、右ストレート、左ヒザを突き刺されたところでレフェリーがストップ。都木のTKO勝ちとなった。  都木は「前回11月に負けてからの今回再起戦だったんですけれども、そこから映像でも流れているように土井(広之)さんに指導していただいてから凄く充実した時間を過ごしてきているんですけれども、今回が練習してから初の実戦の場ということで今までの感覚と違う気持ちの面があったんですけれど、どうやってやろうかなってちょっと最初動きが堅かったんですけれども、1RでKOできたので良かったと思っております。次、風間くんに6月防衛戦と言われているので、次こそは怪我治してもらって6月戦えるように頑張りましょう」と、次は1位の風間大輝との防衛戦をアピール。  するとリングサイドにいた風間もリングに上がり、「6月、僕は大丈夫ですけれど行けますか?」と問いかけると、都木は「大丈夫です。4月やるつもりだったので。おっと、となったので」と言うと、風間は「それは2月もお互い様なので」と切り返す。  風間は「試合内容次第で、盛り上がらなかったらオープンフィンガーでって提案しようと思ったんですけれど、でも今試合を見ていたら攻めの姿勢が強くてアツいダウンの応酬行けそうだなって思ったので、いい試合しましょう」とメッセージ。都木が「戦い方は風間くんに学んでいるので(笑)」と返すと、風間は「どっちかが倒れるKOで」と、KOで決着をつけようとした。さらには「シーザー会長、この試合6月のメインでお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼第5試合 56.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)KO 1R 1分54秒×ジュン・スンジュン(韓国/Kookje University/韓国キックボクシング55kg級王者) ▼第4試合 65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ※ヒジあり エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R×樋沼朝光(RIKI GYM)TKO 2R 2分50秒〇山口裕人(道化倶楽部/WPMF世界スーパーライト級暫定王者) ▼第3試合 52.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇片山 魁(TEAM FOREST/SB日本バンタム級1位)判定3-0 ※30-28×3×サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王者) ▼第2試合 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇野村勇人(GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーバンタム級4位)不戦勝×濱田 海(TIA辻道場)※濱田が計量をパス出来なかったため。 ▼第1試合 61.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R〇梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)判定2-1 ※29-28×2、29-30×工藤悠矢(秀晃道場/アマチュアSB 2025-60kg全日本王者)
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