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【RIZIN】天弥が3.5kg体重超過、ズマガジーが試合希望で実施の可否は11日中。萩原京平の相手メヘウラが1.5kgオーバーもノーコンテストルールで試合実施に=4月12日(日)福岡・全選手計量&見どころ

2026/04/11 21:04
 2026年4月12日(日)、マリンメッセ福岡A館で開催される『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』の公開計量が11日、福岡市内で行われ、RIZIN初参戦の2選手が体重超過した。  RIZINライト級(71.0kg)から天弥(和術慧舟會HEARTS)が3.5kgオーバー。対戦相手のヌルハン・ズマガジー(カザフスタン・70.95kg)が試合を望んでいるため、「JMOCおよび主催者により、試合実施の可否について慎重に検討中」となっている。  本誌の取材によれば、ルール上、体重超過の上限のリミットは無いため、JMOCと主催者の検討の結果、実施可能と判断されれば、あらためてズマガジー陣営に確認の上、試合は行われる。またその際に、天弥の戻し体重の制限は行われない。主催者は実施の判断を「11日中」とした。  また、第9試合で萩原京平(SMOKER GYM)と対戦するアバイジャ・カレオ・メヘウラ(米国)が、RIZINフェザー級(66.0kg)から1.5kg超過。  65.90kgで計量をパスした萩原は公開計量で1人、壇上に上がり、「何kgオーバーでも関係ないっスよ。明日は楽しみにしとって下さい」とマイク。RIZINは以下の条件で、萩原vs.メヘウラの試合が行われるとした。 【試合実施の条件】 1.アバイジャ・カレオ・メヘウラの勝利は記録されず、次に掲げるとおり裁定される。 (1)萩原京平が勝った場合、その結果を公式記録とする。 (2)萩原京平が負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテストとする。 2.アバイジャ・カレオ・メヘウラに減点を課した上で、試合を開始する。本試合は階級超過体重が0.5kg以上につき「減点2」(レッドカード)とする。  メインイベント第12試合の「RIZINフェザー級タイトルマッチ」に出場する王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)は65.50kg、挑戦者の久保優太(クボジム/BRAVE)は65.95kgでともにパス。  セミの第11試合の「RIZINバンタム級タイトルマッチ」に出場する王者ダニー・サバテロ(米国)が60.90kg、後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)が60.80kgでともにパス。2階級の王座戦がセットされた。  同大会のチケットは全席完売。マリンメッセ福岡B館でのパブリックビューイング(2,750円)、またはPPVチケット(RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE、U-NEXT、ABEMA、スカパー!)にてライブ視聴が可能。 [nextpage] 『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』全選手計量結果とコメント ▼RIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチ 5分3R ※選手名からインタビュー・見どころラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)王者 65.50kg久保優太(日本/クボジム/BRAVE)挑戦者 65.95kg   両者は2024年の大晦日以来の再戦。前回はシェイドゥラエフが久保をTKO。今回は王者シェイドゥラエフに久保が挑戦する。  久保は、元GLORYフェザー級SLAM世界トーナメント優勝、2017年に初代K-1 WORLD GPウェルター級王者にも輝いた後、2021年にMMAに転向。RIZINデビュー戦で太田忍に判定負けしたものの、そこから安保瑠輝也、高橋遼伍、 斎藤裕に勝利するなど5連勝をマークし、シェイドゥラエフと対戦。  初回に左ハイ、左ミドルを散らすなど、打撃で攻めたが、テイクダウンを奪われ下に。2Rにシェイドゥラエフがパウンドで久保をTKOに下している。  その後、久保は25年7月に参議院議員選挙に立候補するも落選。2025年12月にカザフスタンのカルシャガ・ダウトベックと対戦し、ダウトベックの左ストレート、テイクダウンを凌ぎ、カーフキック、ヒザ蹴り等を突いて攻勢となるも、1Rに久保のアイポークで試合はノーコンテストとなっている。    前日計量を65.95kgでパスした久保は「いつも通り強そうですね。でも明日、秘密兵器を用意してきたんで、皆さんそれを期待してください。怪物シェイドゥラエフが倒れるところを見せます。見てください。応援よろしくお願いします」と気合十分の表情でコメント。      18戦無敗のシェイドゥラエフは、24年6月、RIZIN初参戦。武田光司を1R リアネイキドチョークで極めると、9月に体重超過のアーチュレッタにも1R 腕十字で連続一本勝ち。大晦日、久保優太を完全ドミネートしてTKO勝利。25年5月、RIZIN4戦目でベルトに挑戦、クレベル・コイケを1R僅か62秒でTKOし王座を奪取した。  9月の『RIZIN.51』では、挑戦者ビクター・コレスニックを1Rわずか33秒、TKOで退けての王座初防衛に成功。大晦日には朝倉未来を同じく1R2分54秒でTKOした。17勝は6KO・TKOと12の一本勝ちで全試合をフィニッシュ勝利している。   3月20日のラマダン明けから22日目のこの日、66kgのリミットから500gアンダーの王者シェイドゥラエフは、「こんにちは、福岡。いつも応援いただきありがとうございます。明日また皆さんを喜ばせるために全力で努力します」とガッツポーズを見せて力強く語っている。       [nextpage]   ▼RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ 5分3Rダニー・サバテロ(米国)王者 61.0kg後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)挑戦者 60.80kg  カレッジレスリングベースのサバテロは、Bellatorで活躍後、25年5月にRIZIN初参戦で太田忍を3R TKO。同年9月に佐藤将光にスプリット判定勝ちすると、大晦日に井上直樹が持つバンタム級王座に挑戦。スプリット判定を制し、王座戴冠した。MMA17勝4敗1分。  空手と柔道をバックボーンに持つ後藤は、PANCRASE、修斗で活躍後、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。ガーダム、日比野に連続ツイスターで一本勝ち。ONE FF、DEEPでの敗戦を経て、25年3月、PANCRASEで再起。2025年6月の鹿志村仁之介戦から11月の中島太一戦、大晦日ホセ・トーレス戦でRIZIN3連勝。王座挑戦を決めた。MMA19勝8敗。  フェイスオフ後、挑戦者・後藤は、「自分の全部をぶつけでてバテロ幻想をブッ壊します」とマイク。王者サバテロは、「この美しい福岡の町に来てくれて、本当に集まってくれてありがとう。明日はこのマザーファッカーをKOするんで、みんな楽しみにしてください」と、最後までFワードで後藤を挑発した。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R堀江圭功(ALLIANCE)70.95kgパトリッキー・ピットブル(ブラジル)70.85kg  堀江は、24年2月にルイス・グスタボとの激闘で判定負け。負傷での離脱から1年4カ月を経た25年6月に西川大和に1R TKO勝ちで復帰戦勝利。9月に王者サトシに一本負け。今回が再起戦となる。MMA14勝6敗。  パトリッキーは、Bellator、PFLで3連敗後、25年7月に、ライト級GP決勝以来5年半ぶりにRIZIN参戦も野村駿太に判定負けで4連敗中。MMA25勝15敗。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R萩原京平(SMOKER GYM)66.0kgアバイジャ・カレオ・メへウラ(米国)67.50kg ※体重超過  萩原は、3連敗から背水の陣で挑んだ25年3月に元Bellatorのトビー・ミセッチを1R 右ストレートで沈め、26秒TKO勝ちで再起。5月には西谷大成も左フックでKOし連勝。11月、超新星・秋元強真と年間ベストバウトの大激闘の末に2R TKO負けを喫した。5カ月ぶりの復帰戦。MMA9勝11敗。メヘウラの1.5kg体重超過に「何kgオーバーでも関係ないっスよ。明日は楽しみにしとって下さい」とコメントし、試合を承諾した。  メへウラはMMA6勝(4KO・TKO)4敗。薬物依存からキックボクシングで再生。21年10月、Fury FCでプロMMAデビュー戦勝利も、その後3連敗。24年2月、LXFで1R TKO勝ちで再起すると、3月のTuff-N-Uff、8月のUnited Fight League、25年1月のFierce FCを4連続フィニッシュ勝利。25年8月よりKOTC参戦。元Bellatorのケヴィン・ベームに判定負けも、9月の前戦KOTCでオーウェン・ロビネットに2R TKO勝ち。日本初参戦となる。  前日計量でメヘウラが1.5kg体重超過のため、「萩原京平が勝った場合、その結果を公式記録とする」「萩原京平が負けるか引き分けた場合、記録はノーコンテスト」「メヘウラに減点2を課した上で試合開始」の条件で試合は行われる。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級 5分3R福田龍彌(日本/MIBURO)26勝9敗1分 61.0kgアジズベク・テミロフ(ウズベキスタン/チーム・アルファメール)5勝2敗 60.95kg  MMA5勝2敗のアジスベクは、5つの白星のすべてがフィニッシュ勝利で、うち1Rフィニッシュが4試合というフィニッシャー。  アマチュアIMMAFを経て、2023年8月にプロMMAデビュー。兄ラマザン同様にオーソドックス構えのハードパンチャーで、テイクダウンを切って、左右フックを強振。KOの山を築いている。  Octagonで連続初回KO勝ちをマーク後、2025年3月のLFA 203で北米デビューを果たしたが、6連勝中だったダニエル・アラウージョに判定負け。25年9月のOctagonに戻っての前戦ではイリスベク・トィレナフのテイクダウンに背中を向けての立ち上がりをバックを奪われ判定負けで2連敗中だ。  オーソから左前手のフックの飛び込み、右フックの返しでのKO。左ボディからの返しと強打を誇り、相手のテイクダウンに豪快なスイッチからスクランブルを見せることもあるが、基本はテイクダウンを切ってスタンド勝負。下がった相手への追い足、詰めてきた相手に下がりながらの打撃も持つ、危険なストライカーだ。  一方で頭を下げた打撃を相手に狙われることもあり、間合いのコントロールから精緻な打撃を誇るサウスポー構えの福田龍彌は、いかにアジズベクをさばいて仕留めるか。  福田は、23年12月にカザフスタンのNaiza FCフライ級王座に挑んだが、ステロイド使用を公言する王者ディアス・エレンガイポフの落ちないパワーと組み力に屈し、初の海外で対国際戦の壁に直面。  その後バンタム級に上げ、24年9月には瀧澤謙太に失神KO勝利でDEEPバンタム級暫定王座獲得、二階級制覇を達成すると、大晦日のRIZINで芦澤竜誠を1R僅か54秒、左フックでKO。25年5月のDEEPバンタム級王座戦では挑戦者・牛久絢太郎からダウンを奪う5R判定勝利で初防衛。2団体制覇を目指す7月、RIZINバンタム級王者・井上直樹に挑戦も判定負けで王座奪取ならず。大晦日の再起戦で安藤達也と対戦し、カウンターの右フックでダウンを奪い2R TKO勝ちを収めた。  26年3月の開幕戦でフェザー級から下げてくるダウトベックと対戦予定も、相手が負傷欠場で試合中止に。今回、初参戦となるアジズベク・テミロフを相手に対・中央アジア勢へのリベンジとともに対世界で実力を証明するか。ハンターとして、今回の試合を因縁の“マッチョ狩り”と定めている。 ◆福田龍彌「日本VS世界のカードに組み込んでもらえて光栄」「ダウトベック戦が流れてしまって意気消沈してた中、すぐにお話貰えてとても嬉しく思います! 日本VS世界ってカードに組み込んでもらえた事、光栄に思います。日本人として、テミロフ選手をヒリヒリでおもてなししようと思います! 皆んなで福岡で楽しみましょー!」 ◆アジズベク・テミロフ「ウズベキスタンの国旗を高く掲げられるように」「皆さん、こんにちは。アジズベク・テミロフです。 4月12日に日本のファイターである福田龍彌選手を相手に、RIZINでのデビュー戦を行います。対戦相手も非常に強くて経験豊富な選手なので間違いなく素晴らしい試合ができると思います。私の試合はこれまで毎回エキサイティングなものでした。5勝2敗という戦績のうち5勝全てをノックアウトで勝利しています。これからも同じように勝利の連勝記録を伸ばしていけるよう努力します。神の御加護のもと祖国ウズベキスタンの国旗を高く掲げられるように全力を尽くします」 [nextpage] ▼RIZIN キックボクシングルール 66.0kg契約 3分3R朝久泰央(日本/朝久道場)65.70kgシンパヤック・ハマジム(タイ/HAMA・GYM)65.60kg  朝久は2021年7月にゴンナパーを延長Rで破り、第5代K-1ライト級王座に就いた。2022年2月、王者としての第一戦で与座優貴に敗れ、怪我で長期欠場に。2023年3月、与座の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ王座を失った。拳の粉砕骨折から2024年10月に復帰し、2024年大晦日には『雷神番外地』に参戦してYURAに判定勝ち。2025年5月の『RIZIN男祭り』ではウザ強ヨシヤをKO。  7月のK-1福岡大会にてアバラが折れた状態でダニラ・クワチから勝利をもぎ取ると、11月に稲垣柊との王座決定戦を制して第8代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)王者となった。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで、戦績は23勝(5KO)9敗。  対戦相手のシンパヤックは、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位で、2022年からシュートボクシングに参戦。イモト・ボルケーノ、村田聖明に連勝してSB日本スーパーライト級1位となった。その後はRISEに参戦し、ミドル級(-70kg)で憂也に敗れたものの實方拓海に勝利。2025年11月、ウェルター級(-67.5kg)で稲井良弥と対戦したが、稲井の豪腕でマットに沈んだ。戦績は142勝(49KO)48敗7分。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R神龍 誠(アメリカン・トップチーム)56.95kgエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)57.00kg  神龍は、25年7月のフライGP1回戦で山本アーセンを1Rギロチン葬。9月の準決勝で元谷友貴に判定負けでGP敗退。米国ATT入りし、大晦日にヒロヤを3R圧倒して判定勝ち。今回、ATTの同門・堀口恭司を苦しめたズールーを返り討ちできるか。MMA21勝5敗1分1NC。  ズールーは南アフリカ元EFC王者。TUF24で扇久保博正に一本負け後、24年9月のRIZINデビュー戦で新井丈を1R TKO。大晦日に堀口恭司に判定負け。25年のフライ級GPで伊藤裕樹に判定負けで敗退、苦しい2連敗に。今回、1年9カ月ぶりのRIZIN参戦となる。MMA16勝8敗1分。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg) 5分3R浜崎朱加(フリー)48.90kgナターシャ・クジティナ(ロシア)※リオ五輪柔道52kg級銅メダル、元LFA女子ストロー級王者 48.95kg  柔道ベースの浜崎は、元JEWELSライト級、Invicta FCアトム級、初代RIZIN女子スーパーアトム級王者。怪我から復帰の24年9月、シン・ユリに一本勝ちで2年2カ月ぶり再起。25年3月のDEEP JEWELSで須田萌里に一本負けを喫したが、11月のDEEP JEWELSでイ・イェジを得意の足技でテイクダウン&コントロール。キムラロックで追い込み、フルマークで勝利した。MMA26勝7敗。 【写真】セコンドにつくキング・モーと。  クジティナは、リオ五輪柔道52kg級銅メダリスト、元LFA女子ストロー級王者。19年8月の世界選手権決勝で阿部詩と対戦し、一本負けした。22年11月にプロMMAデビュー。23年3月、ファティマ・クラインに判定負け。Titan FCで3連勝後、12月に初参戦のLFAでIBJJF覇者ジジ・カヌートに判定勝ちでストロー級暫定王座獲得。24年8月のLFAではブルーナ・エレンに判定勝ちで初防衛。11月にもヤズミン・ギマラインスに判定勝ちで防衛を重ねた。25年にTuff-N-Uff 、Ural FCで2勝し、現在破竹の8連勝中。今回スーパーアトム級(49kg)でRIZINデビュー戦となる。MMA9勝1敗。今回のクジティナのセコンドには、ATTからRIZINルールを知る元王者のキング・モーがつく。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R摩嶋一整(毛利道場)65.95kgジェームズ・ギャラガー(アイルランド)65.70kg  柔道ベースの摩嶋は、18年にRebel FC第3代フェザー級王座戴冠。デビュー以来22戦17勝中14勝が一本勝ちの寝技師。23年5月、芦田崇宏を1R ヴァンフルーチョークで絞め落としRIZIN初勝利、9月に横山武司を組み伏せ連勝。24年2月に今成正和に腕十字を極められるも、7月に新居すぐるをRNCで極めて再起。11月に元王者ケラモフと対戦し、右フックを被弾、1R28秒TKO負けを喫した。25年10月の再起戦で木村柊也を2R、RNCで極めている。MMA18勝6敗。  ギャラガーは、空手・柔術ベースでMMA13勝3敗の戦績中10勝が一本勝ちのグラップラー。柔術欧州王者。アイルランドの名将ジョン・カバナーのもとコナー・マクレガーを兄貴分としてMMAの練習を開始。15年10月にプロMMAデビュー。19年から20年にBellator 4連勝をマークも、21年11月、パッチー・ミックスのギロチンで3R一本負け。フェザー級に戻した23年9月にジェームズ・ゴンザレスに判定勝ち。24年3月にレアンドロ・イーゴに判定負け。25年6月の971FCでファブリシオ・ソアレスをアームバーに極めた。RIZINデビュー戦で摩嶋との寝技師対決となるか。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3Rヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)70.95kg天弥(和術慧舟會HEARTS)74.50kg ※体重超過  ズマガジーは、Alash Pride FCライト級暫定世界王者。同じカザフスタンのダウトベックの弟分で、サウスポーから左の強打を誇る。23年1月にプロMMAデビュー。破竹の5連勝も、24年7月のUAE Warriorsで現在11戦無敗のヴラディスラヴ・ルドニエフ一本負け。24年12月、Alash Prideでリナート・サヤクバエフとの暫定王座決定戦で1R TKO勝ちで戴冠。25年2月にジュラベク・テシャボエフを1R左ストレート一閃、KO勝ち後、5月にはクレベウソン・シウバにもTKO勝利。11月のRIZINデビュー戦でPANCRASE王者・雑賀ヤン坊達也を1R左ハイでダウンを奪いダースチョークに極めて、僅か1分で一本勝ち。今回、PANCRASEでヤン坊と激闘を繰り広げた天弥を相手にRIZIN2戦目に臨む。MMA10勝1敗。  天弥は“日本ライト級最凶の拳”を持つライト級ファイター。極真空手ベースで、23年3月、PANCRASEネオブラライト級決勝戦でプロMMAデビュー。芳賀ビラル海に1R TKO勝ちで優勝。以降もPANCRASEを主戦場とし、6月の神谷大智戦でグラウンドでの顔面ヒザで反則負けによるプロ初黒星を喫したが、8月には木村裕斗を1R僅か29秒、パウンドTKOで勝利。24年3月、松本光史に判定勝ち後、9月のライト級次期挑戦者決定戦で葛西和希を1R TKO。25年4月、雑賀ヤン坊達也のライト級王座に挑戦。死闘の末にTKO負け、王座奪取ならず。12月、再起戦にして初の国際戦でクリストフ・キルシュを1Rリアネイキドチョークで極め、プロ初の一本勝利を飾った。今回、RIZIN初参戦で、PANCRASEで自身の挑戦を退けたヤン坊のことを1Rフィニッシュしたズマガジーと対戦する。MMA5勝2敗。  前日計量で天弥が3.5kgオーバー。対戦相手のヌルハン・ズマガジー(カザフスタン・70.95kg)が試合を望んでいるため、「JMOCおよび主催者により、試合実施の可否について慎重に検討中」となっている。  本誌の取材によれば、ルール上、体重超過の上限のリミットは無いため、JMOCと主催者の検討の結果、実施可能と判断されれば、あらためてズマガジー陣営に確認の上、試合は行われる。またその際に、規定により天弥の戻し体重の制限は行われない。主催者は実施の判断を「11日中」とした。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(※57kg)5分3R本田良介(タイガームエタイジム)56.85kg火の鳥 HINOTORI(BRAVE GYM)56.75kg  インサイドから放つ左ストレートを得意とし、多彩な技を正確に繰り出す打撃、さらにテイクダウンからのトップキープと、総合力が高いファイター。10歳の頃に友達に誘われ柔道を始め、その後はテレビで総合格闘技を見て強くなりたいと20歳まで柔道を続けるも不完全燃焼のまま社会人に。その後、格闘技を諦めきれず24歳でMMAを始めた。  2016年、全日本アマチュア修斗優勝。17年に修斗でプロデビューし、12月フライ級新人王に輝く。18年7月よりストロー級転向。11月の猿丸ジュンジ戦でテクニカル判定負け、プロ初黒星。19年9月に第6代修斗同級王者・黒澤亮平にスプリット判定勝利のアップセットを起こすと、20年7月には小巻洋平に1R一本勝利で3連勝。21年3月より主戦場をDEEPへ移す。22年DEEPフライ級GP参戦、1回戦で元ストロー級王者・越智晴雄に判定勝利の大金星で勢いに乗ると、松場貴志、伊藤裕樹を判定で下し決勝進出。しかし23年5月の決勝で福田龍彌に判定負け、GP準優勝の結果に。  その後タイガームエタイジムのトライアウトに合格しタイに渡り、様々な選手と研鑽を積む。12月よりONE Friday Fightsに参戦。デイブ・バンギギに判定勝利でデビュー戦を白星で飾ったが24年は同大会で3戦を1-2で負け越す。同年12月、約1年半ぶりにDEEP参戦。関原翔を相手に1R反則の顔面蹴りで失格負けに。25年3月の再起戦ではKENTAに判定負けで苦しいキャリア3連敗に。背水の陣で臨んだ8月、力也を得意のリアネイキドチョークに極め1年3カ月ぶりの勝利で、再起。  今回、注目のプロスペクトを相手に総合力の差を見せて故郷に錦を飾るとともに、2連勝で完全復活を遂げ、フライ級で頂点を目指す。  バックボーンは16歳から22歳まで経験したフリースタイルレスリングで全国5位、20歳以下全国2位の結果を残し、アジア大会出場経験も持つ。RIZINで活躍する後輩の武田光司に影響され、MMAの練習を29歳から開始。24年10月、POUND OUTフライ級でプロデビュー。同じくデビュー戦の樋口幹太をケージレスリングで圧倒、打撃でも前に出続け判定3-0勝ち。11月に行われたBLACK COMBATの日本オーディションではそのボテンシャルの高さを見せ、関係者を驚かせた。  その後25年8月に韓国で開催されたRING Championshipでプロ2戦目にして初の国際戦のチャンスを得ると、ソン・ミンソを相手に2R終了間際にカウンターの右を突き刺しダウンを奪い、TKO勝利を収めた。11月、現在のリングネーム火の鳥に改名して臨んだ初参戦のDEEPでは木村琉音にスプリット判定負けを喫し3戦目で初黒星。しかしそのアグレッシブなファイトスタイルが観客を魅了し、注目を集める。26年2月のDEEPでは、WARDOGストロー級王者の中務修良を自身が得意技とするツイスターで極め、2R一本勝利の大金星を挙げた。  地元の九州で、プロ5戦目かつMMAを始めて3年でRIZINデビュー戦を飾る今回、幻の火の鳥のごとく、あるいは憧れのマキシモ・ブランコのごとき爆発力を見せつけ、年齢差は3歳ながらもMMAキャリアで勝る本田に勝利し、一気にその名を轟かせるか。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(※61.0kg)5分3R宮川日向(SMOKER GYM)60.95kg井上聖矢(THE BLACKBELT JAPAN)60.90kg  宮川は、SMOKER GYMで培った「殴り倒すスタイル」を信条とするストライカーで現在、萩原京平とともにTRIBE TOKYO MMAで出稽古中。  14歳の中学生時代、友人の父が、経営する工場内に設置してくれたジムでスパーリングをしたことが格闘技にハマるきっかけとなりキックボクシングを開始、18歳まで続けると、専門学校入学を機に大阪にジムの移籍先を探していたところ、たまたまSMOKER GYMと出会い、自分が得意な打撃で総合格闘家たちに圧倒されたことで「ここで強いMMAファイターになろう」と決意。ジムの先輩・萩原京平の背中を追い、TRIBE TOKYOでの出稽古も共にしている。  地下格闘技で15戦14勝1敗の経験を積み、21年11月、DEEPの大阪大会でプロデビュー。その後GLADIATORに戦いの場を移し、22年6月に判定負けを喫した秋元強真戦を含めてデビュー以来4連敗。その後23年9月のGLADIATORで得意の右ストレートからパウンドでTKO勝利を掴むと3連勝3TKOと波に乗り、なかでも24年6月のDEEP大阪大会では2R途中に相手のパンチでダウンを喫するも逆転のパウンドアウト勝利をもぎとっている。その後は勝ち負けを繰り返し、25年2月にルキヤに2R TKO負けし、2連敗後の25年9月、TTF CHALLENGEで上田直毅を相手に5分2R +延長1R終了5R2分+延長1Rの末、判定3-0勝利。  11月、尊敬する萩原がメインイベントを飾る神戸大会オープニングファイトでRIZIN初参戦。1R 1分52秒、MG眞介に強烈なカウンターのストレートを炸裂、グラウンドパンチでデビュー戦をTKO勝利した。  RIZIN2戦目で本戦出場を果たす今回、MMAデビュー戦の井上との殴り者対決を制し、再起戦の萩原へとバトンをつなげるか。  井上聖矢は、弟の舜矢とともに井上兄弟として地元・熊本県のキックボクシング団体RUSH ONを主戦場に九州で活躍。10歳から15歳まで、先に極真空手を始めた弟に喧嘩で負けないようにと自分も習い始め、中学1年の時にJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会出場。16歳からは「殴り合いが楽しそうだから」と、キックボクシングを始める。23年10月、福岡で開催のKPKBにてプロデビュー戦をKO勝利したが、2戦目では判定により初黒星を喫した。24年、次世代スター発掘育成プロジェクト「KNOCKOUT FIGHTER」オーディションを突破し、兄弟揃って五味隆典のチームに参加した。24年11月、RUSH ONフェザー級トーナメント参戦。上村玲音に1R KO勝利を収めると、25年2月の決勝でNAOYUKIを2R KOし、初代王者に輝いた。  25年5月、韓国大会の第1試合でRIZINデビュー。試合は62kg契約キックボクシングルールで、カン・ボムジュン相手に3R判定勝利。9月には宮崎の地下格闘技大会でBreakingDownに出場している三河拳士とエキシビションマッチ、12月に地元熊本で、MMA転向前の最後のキックボクシングルールマッチとして、弟の舜矢とエキシビションマッチを行った。  弟とともにMMA転向にあたってはTHE BLACKBELT JAPANに所属し、UFCフライ級鶴屋怜らと研鑽を積んでいる。プロMMAデビュー戦を地元九州のRIZINという大舞台で迎える今回、同じキックボクシングをバックボーンとするストライカーの宮川をKOし、デビュー戦を白星で飾れるか。 [nextpage] 【オープニングファイト】 ▼RIZIN MMA特別ルール フライ級(57.0kg)5分2R八尋大輝(ニコニコファイトクラブ)56.65kg岡本 舜(LIBRE)56.50kg [nextpage] ▼RIZIN MMA特別ルール バンタム級(61.0kg)5分2R山崎鼓大(BLOWS)有松朋晃(MMA RANGERS GYM) [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R大木良太(Krazy Bee/TEAM SALT)70.70kg荒井銀二(BRAVE GYM)71.00kg  大木は、17年からプロ5連勝後、21年7月にDEEPライト級暫定王者決定戦で、大原樹理に3Rテクニカル判定負け。同年10月に石塚雄馬にも判定負けで2年のブランクを作ると、23年7月の前戦で北岡悟と対戦。スプリット判定負けを喫した。負傷から2度の手術を経て2年4カ月ぶり復帰戦となった25年11月の前戦は、DEEPで倉本大悟に2R TKO負け。  荒井はBRAVEジムの新鋭。戦績はまだ5戦3勝2敗ながら、24年11月に中村雄一戦に1R TKO勝ち。4月の『GLADIATOR 030』でも田口翔太を相手に1R TKO勝利を収め、2度の初回フィニュシュ勝利を飾ると、25年9月にチハヤフル・ヅッキーニョスにスプリット判定で惜敗。12月に平石光一に小内刈テイクダウンからリアネイキドチョークを極めて自身は初の一本勝ちをマークした。 [nextpage] ▼RIZINキックボクシングルール 57.0kg契約 3分3R今村流星(フリー)56.85kgYU-KI(隆真ジム)56.95kg
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ゴング格闘技 NO.343
2026年3月23日発売
4.29『ONE SAMURAI』でロッタン相手に引退試合に臨む「最強最後の武尊」。現役18年の軌跡に迫る永久保存版。日本人初UFC世界王者へ「平良達郎vs.ヴァン」徹底解説、秋元強真の強さとは何か?
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

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