MMA
インタビュー

【RIZIN】萩原京平と対戦するメへウラ「打ち合う姿を見てもらいたい」、萩原のグラップリングは「そんなに評価できるような部分はないね」

2026/04/11 02:04
 2026年4月12日(日)福岡・マリンメッセ福岡A館『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』に出場する選手の個別インタビューが、10日(金)福岡市内にて行われた。  第9試合のRIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、萩原京平(SMOKER GYM)と対戦する初参戦のアバイジャ・カレオ・メへウラ(米国)が出席。試合への意気込みを語った。 今まではカジノや裏庭でしか戦ったことがなかった ――日本は初めて? 「初めてだね。とても素敵な場所で美しいと思う」 ――現在の心境は? 「今とても前向きに興奮しているよ。緊張はそんなにしていなくて、自分のキャリアの中では間違いなく一番大きい大会だし、素晴らしいチャンスだと思っている。今まではカジノだったり裏庭でしか戦ったことがなく、こういうプロフェッショナルなオペレーションで戦うのは初めてなので、自分のキャリアがこの先どこまで通用するのかという部分もあるし、興奮しているしワクワクしている」 ――パッチー・ミックスと同じチームですが、RIZINの雰囲気だったりファンの雰囲気だったりを聞きましたか? 「パッチーとはもう数年の知り合いで友人なんだ。パッチーはベラトール、UFCを経験してRIZINに来て、そのパッチー曰くRIZINが一番好きだと。雰囲気も好きだし、日本のファンはみんな格闘技に対する理解がとても深くて知識もあるので、一般的な知識が薄い層のミーハーがそんなにいない。アメリカ人ファンはただただアクションを求めている中で、日本のファンはそういったものではなく、しっかり試合で何が起きているのかを理解して、そこに対する知識があるので、そういった部分が素晴らしいとパッチーから聞いている。  自分自身もこのオファーをもらう前からRIZINを見たり、PRIDEを見たり、キックボクシングのバックグラウンドを持っているのでK-1も見ているので、日本のファンが見守る会場の中で戦ってみたいと思っていたんだ。今回のオファーをもらって、それを経験できるというのは凄くいい経験だと思うし、凄く楽しみだね。もうすでにこの時点で、RIZINの雰囲気は凄く好きだし、ここで戦っていきたいと思っているよ」 ――今回対戦する萩原京平選手の印象は? 「素晴らしい選手だと思うし、凄く好きなタイプの選手だ。パンチも素晴らしい、テクニックもある。自分からすると相手がテクニカルであればあるほど自分もテクニカルになるので、タイミングを合わせたりとかお互いの良さを引き出せるんじゃないかなと思う。彼は勝利への執着心、勝利への志がとても強いと感じるが、その部分では私も負けていない。その対戦相手の質が、この試合の炎にさらに燃料を追加するような相性だと思っている」 ――RIZINファンにどんなファイトを見せたいか? 「自分に期待できるのは、腰を据えて打ち合う姿。ただ単にぶんぶん振るのではなく、本当に打ち合う姿を見てもらいたいし、自分自身も楽しみたい。一番つらい作業は8週間のファイトキャンプでやってきたので、15分間与えられた時間でみんなに楽しむ姿を見せたいし、自分が楽しめれば当然相手も楽しめるだろうし、ファンも楽しめると思っている。テイクダウンして塩漬けでお客さんが『何かやってくれよ』っていうような試合には絶対にしない。常にフィニッシュに向けた姿勢を見てもらいたいし、当然相手もフィニッシュに向けた姿勢を見せると思うので、当日は面白い試合になるんじゃないかなと思う」 ――ファンの間でもメヘウラ選手が強いのか、どれぐらいやれるのかという期待を持って見ている。MMAで自分の実力を表現すると? 「10段階中8から8.5ぐらいの完成度かな。キックボクシングとボクシングを上手く融合させて、自分としてはハイブリッドな打撃を生み出していると思うし、ブルース・リーの映画を見て、独自の空手も取り入れている。ここ数年をかけて、柔術、レスリングをしっかりやってきたので、試合でもチョークで極めることが出来るようになった。あとは不利な体勢から立ち上がったり、自分の得意な体勢に戻すことも出来るようになってきているし、MMAファイターとしてしっかりと成長している意識はある。これからもまだまだ成長していくと思うよ。だから、みんなが思うよりかはしっかりとMMAが出来ているファイターだと思う」 ――基本的には萩原選手と打ち合う? 「単刀直入に言うとそうなるだろうね。ただ、勝つために必要なことがあれば、当然それに対応しなければいけないし、目的のためには迂回する必要もある」 ――年明けに腰を痛めて試合を流していると思うんですけど、その背中、腰の具合は完全なんでしょうか? 「腰の怪我は今は完璧に治っている。背骨とか骨の障害ではなくて、腰回りの筋肉の炎症だったので時間をかけて良くなっていった。その間には氷風呂に入ったりとか、マッサージしたりとか、そういった部分で身体をしっかりとケアしていき、100%治った。おかげでその後のファイトキャンプでしっかりと8週間、非常に強めのハードキャンプ、そして技術的な戦略を持ったファイトキャンプが出来たので全然体は問題ない。だから試合を受けたというのももちろんあるし、100%でなかったとしても、この機会は当然受けていたと思う」 [nextpage] 秋元とやれたら夢のような試合かな ――これまでRIZINで印象的な試合やファイターがいたら教えてください。 「一人挙げるとしたら、マネル・ケイプが凄く印象に残っている。彼とはジムで知り合って、今とてもいい練習仲間、そして友達になっているんだ。魅力的なスタイル、そしてKOもできるので、自分がMMAを始める前から彼のことにはずっと注目していて、今こうして練習仲間になっているのは非常にありがたいことだと思っているよ。彼がRIZINを通して成長していく過程、そして今UFCで活躍して彼が成長していく過程も見ていて、素晴らしいと思っている」 ――ミックス選手と対戦した秋元選手の感想は? 「凄くいい選手だね。綺麗な戦い方、綺麗な打撃を持った選手で、素晴らしいタイミング、そして素晴らしい目を持っている。そういうタイプの選手は大好きだね。切れ味鋭い打撃を持っていて、何よりもあの若さで、あの打撃、あの完成度は素晴らしいと思う。萩原をナメているわけじゃないけれども、秋元とやれたら夢のような試合かなと思う」 ――萩原選手はRIZINの中でもトップクラスの人気ファイターなので、会場はアウェーな空気になるかと思うが、そういう状況で戦われたことはありますか? 「そういった環境で戦ったことは今までない。先ほども言ったように、本当にカジノとかバーとか小さなところでしか戦ったことがないので。ただ、自分は世界の中でも素晴らしいジムでずっと練習している。素晴らしい選手たちがたくさんいて、見られることには慣れているというか、いろいろな選手たちが来て、スパーリングセッションとかにメディアも来るんだ。それが何日も何年も積み重なっているという意味では、もうすでに何百万人の前で戦っている、見られているという意識はある。それが大きな会場で大きな素晴らしいプロモーションに出るのと同じとは言わないけれども、そういった素晴らしい選手たちが注目されているという部分では、自分も同じ空気を共有していると思う。それがずっと続いているので、見られ慣れているという部分はあると思う。だから特には気にしてない」 ――ハワイ出身ということで、カヌーを長くやられてたという記述を見たんですけれど、格闘技を始める前はどのようなキャリアを送っていたのか。あとはバックボーンのキックボクシングを始めるようになったきっかけについて教えてください。 「カヌーは6人乗りのレースをやっていて、自分のポジションは一番先頭のストローカーというペースを作る役割だった。10歳から18歳ぐらいまでカヌーをやっていて、その他にフットボールやラグビーもやったけれど、友だちがやっていたので空き時間にやる程度で。自分は水辺で育ったので、水に近い競技がやりたいということで、ずっとカヌーをやっていたんだ。  キックボクシング始めたきっかけは、自分は当時建設業で働いていて、サーフィンや釣りをやって仕事して、という繰り返しだった。ある日、そのルーティーンに飽きてしまって、何か新しいことをしたい、自分は運動神経がいいことは分かっていたので、なんとかこの運動神経をうまく活かせないかと考え始めたんだ。その時に、ジムでワークアウトしていたら部屋の片隅でミット打ちをしている人たちがいて。凄く激しい練習をして追い込む姿を見ていたら、自分も自分の身体を限界まで追い込むことが好きなので、翌週に勇気を出して声をかけたんだ。自分もやっていいかと聞いたら、快く迎え入れてくれた。  それで始めてから3週間ぐらいで初めての試合に出て、ハイキックでKO勝ちした。そこからはもう憑りつかれたようにキックボクシングをやって、今現在ここに来ているということになる。それがたったの8年ぐらい前なので、格闘技はそんなに長くやってないけれども、自分の身体能力、自分の身体を信じてやってきた結果だと思う」 ――共にストライカーではありますけれど、萩原選手のテイクダウン、グラップリングスキルをどのように評価していますか?そして、あなたのグラップリング能力の自信はどのように? 「萩原の試合を見ても、自分からテイクダウンに行くことはそんなにない。クリンチから足を掛けたりとか、スイープは多少は見られるけれども、そんなに評価できるような部分はないね。ただ、どれだけ練習に集中するかによって、特定の技術だったら成長することはあるので、過去のデータはあまりアテにはならないとも思っているよ。  当然、萩原のグラウンドをナメているわけじゃないけれども、自分もある程度対応できるんじゃないかなと思っている。自分のテイクダウンディフェンスも凄く良くなってきているし、一時期は自分の打撃が素晴らしいのでレスリングは必要ないと思っていたこともあったけれども、試合で痛い目に遭いながら、自分の考えが間違っていると経験をして調整をして、最近ではしっかりとレスリングもやるようになった。  2試合ぐらい前に自分も初めて一本をサブミッションで取ることが出来たので、そういった意味では自分のグラップリングもだんだん成長してきているんじゃないかなという実感があるし、テイクダウンディフェンスとテイクダウンされても立つ技術に関しては自信があるよ」
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