2026年4月11日(土)東京・両国国技館『Prime Video Boxing 15』にて、WBC世界バンタム級挑戦者決定戦を行う同級2位・那須川天心(帝拳ジム)と同級1位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が、10日(金)都内にて13:00より計量を行った。那須川はリミットちょうどの53.5kg、エストラーダは53.3kgでそれぞれ計量をパス。
計量を終えた那須川は囲み取材に応じ、今のテーマカラーを聞かれると「オレンジと茶色でやらせてもらってます。オレンジが僕の今年の風水でいう開運カラーなので…っていうのは後から知ったんですけれど(笑)。ちょっといろいろな色を入れたいなっていうのがあって、今回オレンジにしましたね」と説明。
計量をパスした瞬間に表情が変わり、ポーズを決めてスイッチが入ったようだったと聞かれると「計量は何度やっても、慣れてはいるけれどクリア出来るのは嬉しいですよね。ずっと節制してこの日のためにやってきたので。一個の試合をクリアした安堵っていうのはあるけれど、ようやく始まるなっていう気持ちとともにいろいろな感情が生まれてきますよね」と話した。
プロ初黒星を喫しての再起戦。初めての経験となるが、「いろいろな困難だったり、苦難は自分の中で乗り越えてきたし、やるべきことはやったので。技術的ってよりかは、腹の据わった覚悟が決まった男がどれだけ強い相手の前でパフォーマンスが出来るかっていうところをみんなに見て欲しいですね」とする。
エストラーダとのフェイスオフでは「やっぱり強そうだなと思いますよ。思うし、いい顔してますし、ずっと戦ってるだけあるなっていうのもあるので。非常にいい表情をしてましたね」と思ったという。
目を見て伝わってきたものがあったのかと問われると、「伝わってきた…俺もやってやるよっていう気持ちはあるので。明日にならないと分からないこともありますから。そこは焦らずというか」とした。
試合を重ねるごとに一試合の重みがどんどん重くなってきているか、との質問には「いや、プレッシャーとかはないけれど、次の日からの生き方が決まる選択なので。でも正直怖いところもあるし、ワクワクするところもあるし。でも、やっぱりこういうところに立てている自分というか、生きてるっていう感情が、魂が動いている瞬間を自分で味わえているなと思うので。前回もね、ただで負けたわけじゃないから。自分の生き方の正解が、明日出てくるんじゃないかなっていうのは思うので、いろいろな感情がありますよね」と、那須川らしい答え。
「眠れないのはないですね。ないけれど、どう自分自身が変わっていくか。今回の試合でだいぶ変わると思うので。でも、そこの過程はしっかり掴んだものはあるので、それを出せる出せないで、しっかり行くところで行けないといけないなと思うので。腹をくくった男の姿を見てもらいたいです」と意気込む。
公開練習の時にはKOしたいという発言もあったが、と確かめられると「そのつもりでいかないと試合に勝てない相手だと思うので、そういうマインドで戦いますね」と、その気持ちで行くとする。
明日は人生の岐路のリングか、と改めて問われると「岐路だと思いますよ。ずっと岐路ではあるんですけれどね。ずっと崖っぷちでもあるし。正解なんてないですから。強くなることだけを生きて、思いながら生きてきてますので、その中でずっとやってるので。明日はしっかり覚悟の決まった那須川天心を改めて見てもらえたら嬉しいです」と話す。
そして「応援してほしいとは別に言わないですけれど、ずっと自分を見てきてくれる人、ボクシングを僕を見て初めて知った人もそうですし、そうじゃない昔からボクシングを見てる人たちも、分かる人には分かってるっていう、刺さる人には刺さってると思うので、そういったところにもぶつけていきたいなっていうのはありますよね。分かってもらえる人に分かってもらえればいいので、一生懸命生きてる男の姿を見てほしいなと思います」と締めくくった。