2026年4月11日(土)東京・国立代々木競場第二体育館『K-1 GENKI 2026』の前日公開計量が、10日(金)都内にて13:30より行われた。計量は全18試合36選手が全員パス。
メインイベントの第10試合、第6代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座決定戦3分3R延長1Rで王座を争う、ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)は69.7kg、ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)は69.7kgでそれぞれ計量パス。
マイクではサルシチャが「このタイトルのために数カ月がんばって練習してきました。ブラジル初としてベルトを持ち帰りたいと思います」、フェルドンクは「自分がチャンピオンになるためにチャンスをくれてありがとうございます。明日の試合が楽しみです。勝って自分がチャンピオンだと証明します。確実に素晴らしい試合になることでしょう」と、それぞれ意気込みを語った。
計量終了後には、サルシチャが囲み取材に応えた。
優勝して生活水準が良くなりました
――日本にいつ来られて、今のコンディションはどうでしょう?
「8日の夜11時にホテルに到着して、その後、トレーニングを今日まで3回して、コンディション的には素晴らしい状態だと思っています。今回3回目の来日で、前回に比べて本当にコンディションが全て整ってきてます」
――ブラジルのファイター3人が明日タイトルマッチですけど、皆さん仲がいいんですか?
「特にデング・シルバとは同じサンパウロ在住なので、2人で常に練習をしてきてるのでとても仲がいいです。アリエル・マチャドはクリチバ在住でサンパウロから南へ500Kmあるので遠いんですけれど、常にSNSとかでメッセージとかいろんな意見とか、トレーニングとかいろいろ話し合ってるので、ブラジル人同士でみんな仲がいいです」
――対戦相手と今日会ってみてどんな印象でしたか?
「彼と向き合って、そこまで何も感じなかったっていうよりも、自分がメンタルもフィジカルも、テクニック的にも全部磨き上げてきたので、あまりそういう心配はしていませんでした。明日は全てを出し切って、ブラジルに、ブラジル人初のK-1スーパー・ウェルター級のベルトを持って帰りたいなって意気込んでます」
――今回の試合ですけど、ファンとか関係者、選手の予想を見ていると、サルシチャ選手が勝つんじゃないかって声が多い。それに対してはどう思いますか?
「みんないい見方をしてるなって思います(笑)。このタイトル戦の練習のために全てを、捧げてきたので、もう準備は整っています。なので絶対にベルトを持ち帰りたいと思っています」
――今回の髪の毛の色やテーマがNARUTOをイメージしたって聞いたんですけど、具体的にはどういうイメージなのか教えてください。
「髪の毛の色を青色に染めるのは、自分の人格っていうか、自分の選手としてのイメージなので髪の色は変えませんけれども、コスチュームは全てNARUTOのコスプレのようにちゃんと準備してきてるので、ぜひ楽しみにしてください」
――NARUTOはなぜ好きなんですか?
「NARUTOの主人公がどんな過酷な状況であっても、ちゃんと前向きにチームのために家族のために戦うっていうことが凄く素晴らしい登場人物だなと思っているので、自分に重なるものがあるから凄く好きです。NARUTOの登場人物にカカシってキャラクターがいるんですけれど、遊び好きでいろいろとやらかすんですけれども、自分とトレーナーのようにツーカーみたいないいコンビなんです。自分もそういうイメージなのでNARUTOと重なり合うなって思います」
――前回、決勝戦でフェルドンクと戦った時と今回では戦い方は変わりますか?
「あの時は1回戦のオウヤン・フェン戦で僕の左手が折れていて、決勝の時は足を使うしかないなということだったので。今回は100%回復しているので、多分ダリルは僕のパンチなり、いろいろ知らないと思うので、その面ではもしかしたらびっくりするかもしれないですね」
――フェルドンク選手は多分戦い方を変えないで自分のスタイルで来ると思います。どんどん前に出てきて攻めてくると思うんですが、そうなったら逆にサルチャ選手にとっては思う壺ですか?
「もし彼のスタイルで前に前にって来てしまったら、多分ダリルにとってはあまり良くない結果になるんじゃないのかなって思ってます。僕はいろいろと戦略的なので、もしダリルが前にどんどんやってきたら、僕にとっていい試合に流れを持っていっちゃうかなと思っています」
――去年の70kgトーナメントで優勝して、大きく変わった部分は何ですか?
「あのトーナメントで優勝したことによって、生活水準がちょっとは良くなりました。トーナメントのために、自分は一人暮らししていたんですが、練習だけにフォーカス出来るようにお母さんの家に戻ったんです。トーナメントで優勝できたことによって、前は仕事をしながら練習していたんですが、今はもう練習だけにフォーカスすることが出来るようになったっていうことが本当に嬉しい。優勝したことによってマンションでまた一人暮らしも出来るようにもなりました。
僕は貧困層のスラム街の出身で、お母さんはそこにまだ住んでいるので、今回勝利できたら今度は親孝行してマンションを買ってあげたいなって思っています。前回の優勝によって車も買えたから、交通の面でも改善できました。ブラジルは貧富の差が激しいので、僕が住んでいるところはギャングとかもいるので、車で移動できるようになったので本当に嬉しいです」
――最後にファンへ一言。
「去年の9月に初めて来日した時から、本当に日本のファンの皆様には温かく迎えてもらって凄く嬉しくて、日本って素晴らしい国だなっていうことをつくづく思って毎回来るのが楽しみになってます。応援されることでちゃんと練習したいなって思うので、嬉しく思ってます。なので、そのファンの期待に応えられるようにちゃんと練習してきましたし、明日は本当に素晴らしい試合をみんなに見せたいと思っています」