K-1K-1
K-1
インタビュー

【RIZIN】朝久泰央が福岡大会で3度目の参戦「K-1の心臓というか“核”が自分。勝ちしか許されない状況で他所で戦うことに自分は意味があると思っている」

2026/04/07 12:04
【RIZIN】朝久泰央が福岡大会で3度目の参戦「K-1の心臓というか“核”が自分。勝ちしか許されない状況で他所で戦うことに自分は意味があると思っている」

3度目のRIZIN出場に懸ける覚悟を口にした朝久

 2026年4月12日(日)福岡・マリンメッセ福岡A館『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』にて、RIZINキックボクシングルール66.0kg契約3分3Rでシンパヤック・ハマジム(タイ/HAMA・GYM)と対戦する朝久泰央(朝久道場)が、本誌のインタビューに応じた。

 朝久は2021年7月にゴンナパーを延長Rで破り、第5代K-1ライト級王座に就いた。2022年2月、王者としての第一戦で与座優貴に敗れ、怪我で長期欠場に。2023年3月、与座の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ王座を失った。拳の粉砕骨折から2024年10月に復帰し、2024年大晦日には『雷神番外地』に参戦してYURAに判定勝ち。2025年5月の『RIZIN男祭り』ではウザ強ヨシヤをKO。


 7月のK-1福岡大会にてアバラが折れた状態でダニラ・クワチから勝利をもぎ取ると、11月に稲垣柊との王座決定戦を制して第8代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)王者となった。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで、戦績は23勝(5KO)9敗。


 対戦相手のシンパヤックは、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位で、2022年からシュートボクシングに参戦。イモト・ボルケーノ、村田聖明に連勝してSB日本スーパーライト級1位となった。その後はRISEに参戦し、ミドル級(-70kg)で憂也に敗れたものの實方拓海に勝利。2025年11月、ウェルター級(-67.5kg)で稲井良弥と対戦したが、稲井の豪腕でマットに沈んだ。戦績は142勝(49KO)48敗7分。

 RIZINに3度目の出場となる朝久だが、「はっきり言って、RIZINさんでも正直キックボクシングっていらないと思うんですよ」という。その理由は「キックボクシングって、今、全然面白くないじゃないですか」と衝撃発言。


 その理由を聞くと「プロ意識じゃないですかね。プロ意識というか、なんか数字に溺れちゃってるというか。自分もRIZINに出るにあたって、朝久はそっち路線に行ったかって(声も)あるけれど。自分がK-1の顔かって言うと自分は顔っていう表現が全然好きじゃないので。なんか作られただけのヤツみたいな気がするから。だからある意味K-1の心臓というか、“核”が自分だと思ってるんですよ。今のこの現状からして。


 この現状で核である自分が他団体に出て(星を)落とすって言うと、K-1のある意味の衰退というか終わりを意味するものだと思っているので、そういった中で戦う覚悟というか、ただの意地ですけれど、そういうところがないなっていうのは感じますね。今のキックボクシングに。僕はこの試合に勝ったから満足してますみたいな、そんな発想があるというか、そういうのを感じますね」

 それは競技に寄りすぎているということか、と問うと「競技というかなんかマネキンを見てるような感じですかね。何の色もないというか。無理にビッグマウスを言えとか、何か人と違うことをしろよじゃないけれど、全部が同じ動きに見えるし、個性もなければ勝ちましたよ、負けましたよで、その次に何もない。自分たちが満足してるだけだなって思いますね」と、自己満足で終わっている選手が多すぎるとした。


 では、朝久は今回のRIZINでの試合でどんな“覚悟”を見せたいのか。

「(負ければ)失うものがデカすぎるけれど得るものは…RIZINに出たよっていう世間一般の致名度ぐらいで。もしもがあってはならない状況というか、勝ちしか許されない状況で戦うことの重みっていうか。正直、挑戦するのって簡単なんですよ。負けても何も失うものがないから。でも、そこで勝ちしか許されない状況で他所で戦うことに自分は意味があると思っている。

 自分がRIZIN所属の選手として、ただRIZINに出るっていうと自分はK-1に対しての裏切りだと思いますし、結局そこで勝ってもK-1の朝久は強いではなくて、RIZIN所属の朝久が強いっていうだけでK-1に対してなんの恩返しでもないと思っているので。そういったことを考えた時にK-1所属として出ることに意味があるし、K-1所属の朝久泰央が勝つことに意味があると思っています。そこで同階級って枠を超えて、他団体の上の階級の選手とやるっていうところにロマンがあるというか、自分の戦いの魅力があるんじゃないかなと思いますね」と、あえて厳しい環境にK-1を背負って出る自分の姿を見せたいとした。


【写真】K-1の2階級制覇に成功した朝久を平本蓮も祝福した

 朝久泰央がRIZINに出る意味とは何か。それは「自分の存在意義というか、自分の意地だけで立てるというか。勝ちしか許されないところで生きるって、普通の人だと耐えられないと思うんですよ。その中で自分の存在意義を証明する場所みたいな、そんな感じがしますね。よく言われるのは、RIZINに出られるの凄いね、みたいな。自分だけだと思うんですよ、RIZINとK-1の両方を行き来しているのは。K-1の核としても参戦できるし、そこでしょっちゅう負けてるようだったらどっちも自分をいらないと思うんですけれど、そこで勝つことで自分の価値を証明できますし、自分の生きてる証を残せると思いますね」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.343
2026年3月23日発売
4.29『ONE SAMURAI』でロッタン相手に引退試合に臨む「最強最後の武尊」。現役18年の軌跡に迫る永久保存版。日本人初UFC世界王者へ「平良達郎vs.ヴァン」徹底解説、秋元強真の強さとは何か?
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント