▼フェザー級 5分3R
─TOMA(日本)
[1R 0分11秒 ノーコンテスト] ※ウゴがTOMAをTKO
─ヴィクトル・ウゴ(ブラジル)※体重超過
YouTube展開を軸に、選手にニックネームをつけてそのキャラクターとストーリーを視聴者に分かりやすく提示し、若年層を中心に人気を得ているBLACK COMBAT。選手の物語やトラッシュトークでも盛り上げ、オーディションや計量でのフェイスオフ、試合へと繋いでいく。
選手たちも意識的に、あるいは割り切ってトラッシュトークや振る舞いで試合を盛り上げるが、ファイトはファイト。煽り合うことで、時にその生の感情がもつれ、試合に影響を及ぼすことがある。
今大会では、フェザー級戦で負の感情が交錯し、後味の悪い、11秒KO劇が起きた。
前日計量時に実に2.6kgも体重をオーバーしたヴィクトル・ウゴ(ブラジル)。日本のTOMA陣営は当日戻し体重に73kgまでの制限をつけることで、試合実施を決めた。
体重超過のウゴにイエローカード。各ラウンド2ポイント減点。ウゴが勝った場合はノーコンテストになる。中央でレフェリーによる説明からTOMAがグローブを差し出すが、ウゴはタッチに応じず。
1R、ゴング後、中央に進み、再びグローブを前に出したTOMAに応じることなく走り込んで右の跳びヒザを叩きこんだウゴ、後方に倒れたTOMAにパウンド連打。立ち上がるTOMAに右ミドル、さらに右ハイでダウンを奪いパウンドアウトした。試合結果はノーコンテスト。
試合後、ウゴはポルトガル語で「僕にとっては、全く驚きじゃないよ。コーチにこう言ったんだ。『あのケージには上がるけど戦うつもりはない。相手を叩きのめすつもりだ』って。コーチに『あそこに上がるのは、ただ相手を叩きのめすためだけだ』って言ったんだ。5分間あるから、相手を叩きのめしてやる。戦うつもりはなかった。相手を叩きのめすつもりだったんだ」と秒殺KOのコメント。
司会者から「相手陣営から『なぜグローブタッチをするふりをしてフライングニーを仕掛けたのか』と抗議がありました」と問われると、「計量当日のことです。私はここで計量しました。私はとても礼儀正しい人間で、韓国の人たちともとても仲良くやっています。私は韓国が大好きで、対戦相手に挨拶しに行った時、彼に手を差し出しました。彼は私の顔を見て、ただ背を向けたのです。私はそれを非常に無礼だと感じました。まさにそのせいで、リング上で彼に挨拶したくなかったんだ。計量中に彼が僕を軽んじたからさ。僕の顔を見て、まるでゴミでも見るかのように背を向けたんだ。

【公式YouTubeより】計量後、2.6kg体重超過のウゴからの握手をTOMAがすんなりと受けられるはずもなく……。しかしウゴはこのときのリベンジでグローブタッチに応じずに奇襲をしかけたという。
なあ、俺はすごく穏やかな男だ。平和を望むなら与えてやるが、戦争を望むなら、俺は倍返しだ。だから、君たちがここで見たような、彼らのコーチによるあの手の行為なんて、俺には何の影響もない。もっと欲しければ、与えてやる。戦争を望むなら、俺は倍返しだ」と、計量時に発端があったとした。しかし、2.6kg体重超過の相手の握手をTOMAが応じなくても無理はない。同時に、ゴング前のグローブタッチにも応じなかった時点で、ゴング後のグローブタッチに注意が必要だったともいえる。
ウゴは続けて、「BlackCombatについて一言言わせてもらいたい。BlackCombat、その(体重超過の)件については謝罪したい。2kg(2.6kg)オーバーした時、体が完全に固まってしまった。体重制限に合わせるために2回ほど気を失ってしまいました。私と私の家族の名にかけて、皆さんの組織では二度とこんなことが起きないことを誓います」と大幅体重超過を詫びた。



