2026年3月28日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2026』(ABEMA PPVでLIVE配信)のセミファイナル(第11試合)にて、第4代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦で同級3位・長谷川海翔(誠剛館)と対戦する同級1位・那須川龍心(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
何が来ても想定内
――2階級制覇がかかった大一番が間近に控えていますが、プレッシャーは感じていますか?
「特にプレッシャーは感じず本当にいつも通りです」
――フライ級のタイトルを取った時の前と今では心境は違いますか?
「前のタイトルマッチの時の方が『よし、やるぞ』っていう気持ちがありましたね。それが良いのか悪いのかは分からないですけど、今はいつも通りというか落ち着いています」
――落ち着いている部分というのは、自分ではどのように受け止めているんですか?
「ベルトを取るという部分で見ていないんだと思います。取ったところで満足できるかといったらできないし、先を見たらやりたい相手もいるし、やりたい事もありますし。たぶんそれがあるからそこで見ていないんだというのが自分の考えです」
――今もその先を見ているという事になりますか?
「見ていないかと言われたら嘘にはなるんですけど、先に行くには長谷川選手を倒さないといけないので、先は見ていますけどまずその一歩目っていうところは強く思っています」
――今回空位の王座を争う長谷川選手についてはどんな印象をお持ちですか?
「何でもできてパンチも蹴りも上手くて、穴が少ない選手だなって思います」
――過去に一緒に練習をしたり話したりした事はありますか?
「ないですね」
――では今回初めて拳を交わすわけですが、何となくイメージはつきますか?
「イメージもつきますし、向こうがこういう展開に持ち込んでいきそうだなっていうのも分かりますし、色んな想定でどんな状況になっても対応できるようにっていう練習はしています」
――自分が倒すパターンというのはいくつぐらい思い描けますか?
「何を当てるかによるんですけど、延長までいくパターンも考えていますし、削り合いになるパターンも考えていますし、色々な状況を考えています」
――プラス面の状況もマイナス面の状況も全て頭の中にインプットされている感じですか?
「そういう状況を考えておけば実際にその事が起こっても冷静に対応ができると思うので、本当に何が来ても想定内って感じです」
――この試合が終わってから約2ヶ月後に龍心選手は20歳を迎えるので、10代最後の試合になると思うのですが、その辺りは何か意識されましたか?
「確かに、10代最後の試合ですね。特に意識はしていないですけど、10代のうちに2階級制覇っていうのはすごい事だと思いますし、最後なのでしっかりKOしたいです」
――20歳以降の自分の姿は想像できますか?
「17歳とか18歳とかのプロデビューした時は、20歳になったらもっと大人なんだろうなって思っていたんですけど、あと数ヶ月かと思ったら何も変わらないなと思って笑。この調子だと30歳になっても変わらなそうなので自分が怖いですね(笑)」
――20歳の頃の天心選手を横から見ていたと思うのですがどんな感じでしたか?
「その時は大人だなと思っていたんですけど、何も変わらないなと思いましたね」
――そのお兄さんの天心選手ですけど、現在最低でも週1TEPPENで練習していると話を聞いたのですが、一緒に拳を合わせる事もあるんですか?
「週1は絶対にやっているのでそこで一緒にやっています」
――今の那須川天心選手とやるっていうのはどんな感じですか?
「1番やりにくい相手ではありますね。最近TEPPEN GYMでやられるって事がなかったんですけど、天心にはまだ全然やられるので、やられるっていうのも練習なのかなと思って良い刺激をもらっています」
――例えば先週天心選手にやられたら来週は絶対にやり返すぞという気持ちになる事はありますか?
「どう戦おうかなって考えていますね。あと天心に聞いてみたり、こうした方が良いかなとかそういう所も色々聞いていますし、本当に刺激をもらっています」
――今お兄さんがTEPPENに来ているっていう事はものすごくプラスになっている感じですかね。。「そうですね。次の相手もサウスポーですし、世界で1番強いサウスポーだと思っているので、それと練習できているという事は次の相手は怖くないですね」
――天心選手も再起戦が発表されましたが、この間のタイトルマッチで初めてプロで敗北してしまいました。それについて龍心選手はどのように受け止めましたか?
「自分も負けてられないなと思いましたけど、率直に悔しかったですね」
――試合が終わった直後やその後にお兄さんに声をかけたりはしましたか?
「普通にたわいもない事とかを話しましたね」
――励ましとかではなくですか?
「別に励ますっていうのもないですね。いつも通り『今回の相手どうだった?』とか『こういうところでやられてたね』とか試合のことを普通に話しました」
――普通の兄弟の会話でしたか?
「普通の兄弟の会話でしたね」
――そのお兄さんから今回の王座決定戦の事で何か言われている事はありますか?
「気をつける所はここら辺じゃないかっていうのは教えてもらっていますし、狙うとしたらここじゃないって教えてもらっています」
――お父さんである那須川会長からは何か言われていますか?
「相手はここが上手いから気をつけろよとか、ここの対策はしておこうみたいな事は言われています。基本の対策は会長が練ってくれていますね」
――先日ABEMAの企画で秋元強真選手と対談していましたが、これからのキックを背負っていく龍心選手とMMAを背負っていく秋元選手との対談で刺激を受けた部分はありますか?
「前回のRIZINの試合で素晴らしいKOをしていたので、自分もやらないとなって刺激になりました」
――ライバル的な感覚になったりしますか?
「やっている競技が違うのでライバルとかはないですけど、そっちがかましたなら自分もかまさないとなっていうのは思います」
――ジムの先輩の白鳥選手がリングの外でも大活躍されていますけど、ああいうのを見てどう思われますか?
「すごいなと思います。仕事してるなって思いました(笑)」
――龍心選手も恋愛リアリティー番組に出演した事がありますけど、白鳥選手並みのグッといくところがある番組の話が来たら出演してみたいと思いますか?
「自分が前に出演していた番組ははあそこまでディープじゃないですからね(笑)。自分がもしあれに出ていたらどうなるんだろうなと思いますけど。無理っすね」
――その辺は先輩の気持ちの強さを見せられた感じですね。
「先輩だなって所を見せられましたね。人生の先輩って感じです」
――対戦相手の長谷川選手の方が試合が決まってからSNSとかの発言がないように見られるのですが、ここについてはどのように思いますか?
「気にしてはいないですけど、そこまでなのかなっていうのは思っちゃいますね。『今回の試合に対する気持ちは自分の方が強い』って長谷川選手が言ってましたけど、自分の方がモチベーションは高いのかなって思います。だから見ている所の違いなのかなとも思います」
――見ている所の違いという部分で、今の時点で大まかに今年の後半に向けてイメージしている事があれば教えていただきたいです。
「ここのベルトを取ったら、自分はずっと花岡選手と戦いたいと言っているので、それを実現させたいですね。花岡選手と長谷川選手は戦っているわけで、そこで自分がKOとかすればチャンスも巡ってきますし、花岡選手が55kgに上げたのでそこで勝っちゃえば世界トーナメントも出られるのかなと。それも面白いのかなって思います」
――花岡選手が色々SNSだったりRISEの映像で対戦について言っていましたけど、結局階級を上げて-55kgになったと聞いた時にはどんな気持ちでしたか?
「自分が上げればいいだけだなっていう気持ちで、何kgでもやってやるぞって感じでした。前回タイミング合わずっていうのはこっちから言ったので、今回は全部タイミングを合わせて向こうの階級でやってやろうかなとは思っています」
――そこは次の試合をクリアして、機会があればやってやるという事ですね。
「僕もタイミングは全部合わせます。まずはここをしっかり勝たないと自分もそういうこと言えないので、今回勝って次も勝ってとやれば自ずと-55kgの1位なので、そしたら世界トーナメントにも出られるかなみたいな。それはそれで面白いなと思います」
――最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
「今回タイトルマッチなんですけど、ここだけを見ているわけではないですし、その先も見てやっているので、慢心はせずしっかり1歩ずつ勝っていくので皆さん応援をお願いします」