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【PFL】AJ・マッキーJrが関節蹴り、サイドキックでボリッチを完封。テイクダウンも決めて判定勝ち「万能だと見せたかった」

2026/03/21 14:03
【PFL】AJ・マッキーJrが関節蹴り、サイドキックでボリッチを完封。テイクダウンも決めて判定勝ち「万能だと見せたかった」

(C)PFL

 2026年3月20日(日本時間21日)、スペイン・マドリードのパラシオVistalegreにて『PFL Madrid: Van Steenis vs. Edwards 2』(U-NEXT配信)が開催された。

▼フェザー級 5分3R
〇AJ・マッキーJr(米国)24勝2敗
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×アダム・ボリッチ(ハンガリー)20勝4敗

 フェザー級2位のマッキーと、4位のボリッチの対戦。

 MMA23勝2敗のマッキーは、元Bellatorフェザー級世界王者。日本のDRAEMにも参戦した父アントニオ・マッキーのコーチの下、2015年4月の『Bellator136』で20歳でプロMMAデビューを果たすと、2021年7月にパトリシオ・ピットブルに1R 一本勝ちで、18連勝でフェザー級王座戴冠。

 2022年4月の再戦で判定負けするも、以降、スパイク・カーライル、ホベルト・サトシ・ソウザ、シドニー・アウトローを相手に3R 判定勝ち。2024年2月の『PFL vs. Bellator: Champs』では、2023年PFLライト級トーナメント準優勝のクレイ・コラードにも腕十字で1R 一本勝ちし4連勝も、24年10月にポール・ヒューズにスプリット判定負けでパトリシオ戦以来、2年半ぶりに黒星。25年7月から再びフェザー級に戻し、アフメッド・マゴメドフに判定勝ちしている。30歳。

 MMA20勝3敗、ハンガリーのボリッチはBellator9勝2敗。22年10月にパトリシオ・ピットブルに判定負けでフェザー級王座戴冠ならず。その後、PFLで2勝2敗。エンリケ・バルゾラに判定勝ち後、25年のPFLフェザー級トーナメント一回戦で準優勝したヘスス・ピネドに1R KO負け。25年6月の前戦でジェレミー・ケネディにマジョリティ判定で勝利している。32歳。

 1R、サウスポー構えのAJに、オーソのボリッチ。AJはいきなり右のサイドキックでボリッチを飛ばすと、戻ってきたボリッチに左ミドルから左ストレート。そこにボリッチは左オーバーハンドを合わせに行く。

 踏み込んでのワンツーはAJ。右ロー、スピーディーなワンツースリーで飛び込み。押し戻すボリッチに右の関節蹴りも狙う。AJの右の入りに、左前手を狙うボリッチ。AJはワンツーの左を肩口に届かせる。さらに右サイドキックを腹に。

 AJの左ハイをキャッチしたボリッチは後方に倒して、足を蹴るがブレーク。ワンツーの右で詰めるボリッチ。AJの左右の飛び込みにはバックステップでかわす。右ミドルのボリッチに、サウスポー構えから右サイドキックのAJ。さらに右ローも。ボリッチも左ローを返す。

 ボリッチの左前手を右手のパーリングで払って落として右ジャブを突くAJ。さらに左フックに繋ぐが、さばいたボリッチ。さらに右から左ヒザと強振。ボリッチはその蹴り足を持ち上げて崩すと、AJは体勢を戻して左ミドル。

 ワンツーからニータップで前進のAJ。ボリッチはケージ背にダブルレッグを差し上げて防ぐと、AJも固執せずに離れる。AJの右の飛び込みに右を合わせに行くボリッチ。

 左前蹴りのAJ。左から右のバックフィストは空振り。ボリッチは左から右フックをガード上に叩く。右サイドキックから右ローのAJ。ボリッチもジャブから左関節蹴り。AJは高い右サイドキックで見せる。

 スイッチしての左ローを当てるボリッチ。ジャブの前進にAJは右関節蹴り。続けてスイッチしての右ローを返す。さらに右前足での関節蹴り。ボリッチの前足を削る。

 ボリッチの高い右前蹴りをかわしたAJ。右ローを当てると、ボリッチも右インローから右ハイと打ち分け。さらに右を突くと、その打ち終わりにAJはステップインして右の突き。さばいたボリッチはAJの関節蹴りに左ローを返す。さらに左ローをヒットさせたボリッチ。

 AJは再び右前足で関節蹴り。さらに右の高い前蹴りを首もとに届かせる。ボリッチの打ち返しはバックステップでかわすと追うボリッチは左から右ボディを届かせる。

 AJの飛び込みに下がりながらもワンツーを合わせに行くボリッチ。互いに避ける。足を滑らせたAJに、ボリッチは詰めて左の蹴り。右前蹴り。そこに左を狙うAJ。互いの左をかわして、ボリッチの右ハイをAJがスウェイでかわしてゴング。

 1Rから積極的に手数を出していったのはAJ。踏み込んでの左ヒザ、打ち返しの左ストレートもヒットしていたAJのラウンドに。

 2R、先に右関節蹴りはAJ。互いに右ロー。ボリッチは左ジャブのダブルで前に出る。その入りに関節蹴りはAJ。そして右ローと、1R同様にボリッチの左前足を突く。

 ボリッチは左ジャブで圧力をかけると左右に細かくサークリングのAJ。ボリッチの右ストレートと左ローを空振りにさせる。AJは前に出て右ミドルを蹴り、近くなると組みも、すぐに離れる。詰めて右ミドルを左腕に当てるボリッチ。右の関節蹴りで押し戻すAJに、その打ち終わりにボリッチは右を返した。

 初回より圧力を高めるボリッチは右ミドルをヒット。AJも右関節蹴りで押し戻す。それはかわしたボリッチだが、AJは右サイドキックを腹にヒット。さらに右から左の飛び込み。さばいて右を打ち返すボリッチをガードするAJ。続くワンツーもガードするがステップバック。


 左ミドルを当てるAJ。AJの左とボリッチの右が交錯。ボリッチの左の返しもAJはかわす。AJはワンツーから左ミドルを腕の上にヒット。すぐに右関節蹴り。左ジャブのダブルで詰めるボリッチを左回りでさばいて、続く右ストレートもバックステップ。

 AJの右ジャブをスウェイでかわし右ストレートを打ち込むボリッチだが、AJもダックでかわす。互いにハイレベルな攻防もクリーンヒットさせず。

 AJは右関節蹴りと右ローは遠いが、左前蹴りは胸に届かせる。その打ち終わりにボリッチは右ローをヒット。ボリッチのワンツーをさばいてケージをロープのようにバウンドさせてすぐに左ストレートで飛び込むAJ。それをかわすボリッチ。

 右ローを当てるAJ。ボリッチの右ローを読んでいて掴んで右を胸元に当てると、左オーバーハンドがヒット。

 これで後退するボリッチ。さらにワンツーで飛び込むAJ。左ハイとボリッチの右フックが交錯。続くAJの左右をかわしてボリッチの右もAJがスウェイでかわし互いに高いディフェンス力を見せる。

 一転、ダブルレッグに入ったAJ。ダブルアンダーで背中越しにクラッチしてケージまでドライブ。左小手巻くボリッチに、AJは大内刈を狙うが残すボリッチ。AJはクラッチ組んだまま左ヒザをボディに。ケージ背に細かいヒザを返すボリッチ。残り10秒でダブルレッグ、シングルレッグに切り替えたAJは右足を外掛けから崩しに行くが、その頭にボリッチは右ヒジを落とす。

 2R前半はボリッチも、中盤からはAJが戻した拮抗したラウンドに。

 3R、互いにハグしてスタート。喧嘩四つで前手の突き合いから。右ローのAJに、ボリッチも左ロー。インローを当てる。Aは右フックから右関節蹴り。ステップバックのボリッチ。AJはスイッチしての右ミドルハイ。ガードで受けたボリッチは左ジャブ、右ストレートもバックステップでかわすAJ。

 AJの関節蹴りに、ボリッチは右ミドルの蹴り返し。互いのジャブをかわし、右インローを当てたボリッチに、右ジャブを突くAJ。スウェイのボリッチの左前手フックは空振り。

 AJはサイドキックと右のアウトローで出入り。ボリッチが左から右のボディで前に。さらに右前蹴り。左回りから一転、右ジャブで飛び込むAJ。さらに左フックを振って、ボリッチの右の打ち返しをかわす。

 AJは右関節蹴り。ボリッチは右インロー。ワンツーで前に。バックステップでかわすAJは左ミドルを届かせるとボリッチも右ストレートで圧力。さばくAJの右ローをかわしたボリッチは左ローの蹴り返しを当てる。

 圧力をかけたAJは鋭い右ジャブをヒット。ボリッチの左前手フックをダックでかわして、さらに右の返しもバックステップでかわす。

 変則キックと出入りでコントロールするAJ。左ミドルを当てると、ボリッチは右ローの蹴り返しを当てる。右ローを当てるAJ。ボリッチの右をくぐってダブルレッグテイクダウン! 

 ケージ中央で尻を着いたボリッチはAJの頭を下に押すが、AJは足を束ねに。腰を押さえるAJに、ボリッチは足を抜きバタフライガードに変える。背中で歩き少しずつケージに動くボリッチ。

 インサイドガードからのパウンドに下からヒジを打ち返すボリッチはケージ背に上体立てて座る。右で腰抱くAJは、左でパウンド。金網使い頭を上げていくボリッチに、AJは中腰になり自身も頭を上げてアゴ下につけて立ち際にヒザを突いて、左右フック。

 被弾しながら立ったボリッチが前に。互いに右を突き、かわして、ボリッチは右前蹴りを腹に。サウスポー構えのAJは右関節蹴り。ワンツーで前に出るボリッチは、右ボディをヒット。さらに右三日月蹴り。

 顔をしかめたAJに、ワンツーで前に出るボリッチだがかわすAJは左ロー。ボリッチは右オーバーハンドをのど下に打ち込み、右ミドル。AJもワンツーの打ち返し。

 AJはうなずいて来い、と近い距離での打ち合いに応じると、ボリッチの右フックをダックでかわして左フックから右。ボリッチも右ミドルを打つが、その内側を左で突き、狭いスペースでサイドキックを腹に突いたAJ。ボリッチのジャブを見切り、互いに見合ってゴング。

 ハグをかわし、両者両手を上げた。3Rはボリッチが盛り返したが、AJも決定打は許していない。

 判定は、30-27×2、29-28の3-0でAJ.マッキーが勝利。フェザー級転向後、判定で2連勝とした。

 試合後、AJは「まず最初に、すべての栄光を神に捧げたいと思います。神なしには何もありません。ここにいるすべてのファンに感謝します。マドリードの皆さん、ありがとう。僕たちはここで初めてこれを成し遂げたんだ。これからも大きなことを成し遂げていくつもりだ。マッチメイカーのジョン・マイク・ホーガンに心からの感謝を伝えたい。彼らはここで素晴らしい仕事をしている。その一員になれてただただ嬉しいよ。

 ゲームプランはもちろんリングに出て、相手を倒し叩きのめすことだった。でもさっきも言ったように、相手の得意なスタイルで勝つのは避けたかった。どこでも、どんな場面でも、俺が万能であることをみんなに見せたかったんだ。だからストライカーとスタンドで勝負もした。さあ、始めよう。

(フェザー級王座は空位だが? ※1位がティムール・ヒズリエフ、2位がAJ、3位がヘスス・ピネド、4位がボリッチ)相手は誰でもいいよ。俺は傭兵(マーセナリー)だ。名前を言われれば仕事に行くだけさ、分かるだろ? だからそれはプロモーション側のマッチメイカー次第だ。誰を相手に出そうが、俺は倒す。それがこのゲームのルールだ」と語った。

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