渡部「僕は5R戦う気はない」

デビュー7戦目で迎えたWBCムエタイの日本王座決定戦は、決まった時は意外だったという。しかし今はタイトルを獲る気満々。そんな渡部の目論見とは?
──今回はWBCムエタイの王座決定戦となりました。最初に話を聞いた時はどう思いましたか?
「タイトルマッチがこんな早く来るとは思ってませんでした。WBCムエタイも、まだランキングが7位とかだったので、やるなんて思ってなかったので、うれしかったです」
──WBCムエタイ王座については意識していましたか?
「いえ、そこまで意識はしてなかったです。KNOCK OUTのタイトルを目指していたので。でも王座決定戦が決まって、『日本一』なので、やっぱりそこが大きいです」
──相手がコウシ・ノーナクシン選手になりましたが、どんな印象ですか?
「いずれはやるんだろうなとは思ってました。めっちゃムエタイで、首相撲とミドル中心で戦ってくるなというイメージです」
──一番気をつけたいところは?
「やっぱり首相撲ですね。首相撲で漬けられないようにしたいです。首相撲は、自分的にはけっこう苦手なので。本当に組みたくないって感じです」
──ではそれも踏まえて、自分としてはどう攻めてどう勝ちたいと思っていますか?
「自分はいつも通りの感じで探り探りでいって、狙っている技を当てて倒せればなと思ってます」
──狙っているものがあるんですね?
「はい。それはまだ試合でのお楽しみということで」
──今回はWBCムエタイなので、ルールも少し違いますし、何より3分5Rです。そこについてはどうですか?
「5Rは初めてなんですけど、僕は5R戦う気はないので、意識はそんなにしてないです」
──今までの3Rの試合と変わらない?
「はい。できれば早く倒して早く終わりたいと思っているので」
「そこもあんまり変わらないですね。ムエタイの型にハマらずにやろうかなとは思ってます」
──先ほど首相撲の話が出ました。捕まらないようにと思っていると思いますが、首相撲への対応の練習は今回重点的にやっているんですか?
「そうですね。首相撲は自分から組む方も含めてけっこうやってますね。もともとの練習メニューにもあるんですけど、最近、試合が決まってからはより多くやるようになりました。ジムの先輩、(乙津)陸君とか弟(渡部惺)とか、木村(亮彦)君とも組んだりします。もうぶん投げられてますけど(笑)」
──ちなみに大泉で首相撲がうまいのは誰ですか?
「 (柿﨑)瑠君が手足も長くて、メチャメチャうまいですね。でも今はケガしててできないんですけど」
──改めて、勝てば初王座、そして初のWBCムエタイ王者になります。ジムとしてもWBCムエタイのチャンピオンは初めてになりますが、そこはどうですか?
「初めてなのはうれしいし、『日本一』という称号を手に入れたいので、絶対獲ってやろうと思ってます」
──しかもWBCムエタイは、インターナショナルと世界もありますが。
「それも挑戦できるならやりたいです」
──ムエタイで「日本一」という点では、昨年5月のエイル・ルーククロンタン戦もそこへの道という感じでしたよね。あの試合を乗り越えたのは自信になっていますか?
「そうですね。あの時も相手がムエタイ・チャンピオンでしたけど、倒せたので、そこは自信になりました。今回も倒したいですね」
──周りの応援も盛り上がっているのでは?
「はい。友達とかも『マジ、絶対勝ってね!』っていってくれてます。当日の応援も、今までで一番来てくれるので、自分自身も楽しみです」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
「一番注目してほしいのは、やっぱり自分の打撃ですね。いつ倒すか分からないので、瞬き厳禁で見てほしいです」



