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【CFFC】王座戴冠! 無敗の松田亜莉紗がカザフスタンの強豪トゥルサンを下し、Cage Fury FCストロー級王者に「UFCで戦いたい!」、ウェルター級はキルギス無敗のズマグルがバックエルボーからダースチョークで極めて王者に

2026/02/07 11:02
 2026年2月6日(日本時間7日)米国ペンシルベニア州フィラデルフィアの2300 Arenaにて『CFFC 150: Zhumagul vs. Morrison』(UFC Fight Pass配信)が開催された。日本から7勝無敗の松田亜莉紗(BLOWS)が出場。カザフスタンのアヤン・トゥルサン(Qazaq FC)と「Cage Fury FCストロー級王座決定戦」で対戦した。 ▼Cage Fury FCストロー級王座決定戦 5分4R〇松田亜莉紗(日本/BLOWS)8勝0敗 113.8ポンド[1R 3分59秒 腕十字]×アヤン・トゥルサン(カザフスタン)8勝2敗 116ポンド※松田がCFFCストロー級王者に (C)Zuffa LLC/UFC MMA7戦無敗の松田は、高校時代から硬式野球を始め、2013年から女子プロ野球チームの京都フローラに入団。2年目となる2014年には300を超える打率を維持し、ジャパンカップ個人賞の外野手を受賞した。  2017年12月に、MMAファイターになるために女子プロ野球を引退。ハワイHMCでMMAを学び、2019年に結婚・出産を経験し1年間産休を挟み、2020年からMMAの練習を再開。元修斗世界ライト級王者の中蔵隆志代表率いるBLOWS所属で、MMAアマチュア2勝、2023年11月に万智を破り、プロ4連勝無敗でDEEP JEWELS ストロー級暫定王者となった。2024年3月と12月のDEEP大阪大会でタイのマドンナ、韓国のエリザベスにいずれも1R TKO勝ちで6連勝。  2025年5月の『ROAD TO UFC』のワンマッチで24年準優勝のファン・シャオツァン(中国)にスプリット判定勝ちを収めたが、UFCとの契約はならず。7戦無敗で今回、CFFCで王座を狙う。31歳。 (C)IMMAF  対するアヤン・トゥルサン(カザフスタン)は8勝1敗、アマチュアでもIMMAF準優勝、バーレーンのMMA SuperCupで活躍するなど10勝5敗の戦績を持つ(※IMMMAFで唯一連敗したアイエザ・ベルトルソは、現LFAストロー級王者)。  プロでは母国のOctagon League等で連勝。2025年4月にRIZINアゼルバイジャン大会でナスタシア・スヴェッキスカに2R 腕十字で敗れたファリダ・アブドゥエバ(キルギス)とOLMMAストロー級王座戦(5分5R)を戦い、スプリット判定負けで再戴冠ならず。25年11月の前戦『Octagon 81』で1R TKO勝ちで再起を遂げている。31歳。  松田は前戦で10cm大きなファン・シャオツァンを相手に、懐に入って1R、2Rにボディロックテイクダウン。さらに2Rに三角絞めからヒジを当て、3Rにはニータップでのテイクダウンも奪い、シャオツァンの腕十字、トップからのパウンドを凌いで判定勝ち。  松田と同じくオーソのトゥルサンは、身長158cmで松田より2cm低いが、左右のオーバーハンドは強力で、Octagonでは右を振っての四つ組みからヒザ蹴りを腹に効かせてTKO勝ちするなど際の打撃も鋭い。また、オーバーハンドからのシングルレッグテイクダウンでマリナ・シュトヴァをテイクダウンしてベルトを獲得するなど強いフィジカルも見せている。  唯一の黒星アブドゥエバ戦では組みので崩しでヒザを被弾、払い腰で投げられているが、2Rにボディロックテイクダウン。しかし2度目のボディロックで捨て身気味となりスクランブルするアブドゥエバの下に。3Rに首相撲ヒザを被弾、4Rもボディロックを切り返されてマウントを奪われている。しかし、最終5Rでも動きは落ちず、アブドゥエバの蹴りに右を合わせてダウンを奪って反撃。スプリット判定の接戦で王座陥落している。  打撃も組みもパワフルながら粗削りな部分があるトゥルサンに、松田は精緻なまっすぐの打撃、組んでも際を譲らず、トゥルサンの未知のグラウンドでも上回れるか。UFCに階級があるストロー級(15位に魅津希)で、UFC Fight Passで放送されるCage Fury FCのベルトを巻けるか。勝てば2022年11月の神龍誠以来の日本人CFFC王者となる。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るトゥルサンに松田は遠間からステップ。左ジャブを見せる。右回りの松田。トゥルサンの入り際に、カウンターのダブルレッグテイクダウン! 最初の組みでマウントまで奪う。  抑え込んで右ヒジ、パウンドを打ち込む松田は上体を上げてパウンド連打! さらに左ヒジ。抱きつくトゥルサンを剥がして強い右のパウンド! 上体を抱き寄せるトゥルサンを剥がしてパウンド。  トゥルサンを脇を開けてパウンドを嫌うが、腕十字に行ける体勢。しかしリスクもある。ケージを蹴るトゥルサンを抑え込んだ松田はハイマウントから右腕を抱えて腕十字! 上体を起こしたトゥルサンに下からうつ伏せになって極めた。  CFFCストロー級のベルトを巻いた松田は、笑顔で「すごくハッピーです。みんなに感謝します」と英語で語り、「最高です。(次は?)UFCで戦いたいです!」とアピールした。 『CFFC 150: Zhumagul vs. Morrison』 日本時間2026年2月7日(土)11時(予定)UFC Fight Pass 配信 ▼Cage Fury FCウェルター級王座決定戦 5分4R〇ブスルマン・ズマグル(キルギス)5勝0敗 156ポンド[2R 0分42秒 ダースチョーク]×ダニエル・モリソン(米国)7勝3敗 156ポンド  1R、長身オーソのズマグルに、サウスポー構えのモリソン。右の蹴りを打ち込むズマグル。モリソンの入りにダブルレッグテイクダウン! パウンド、パス狙いに背中を見せて立つモリソンのバッククリンチからバックトリップで足を払い、崩して再び亀にさせる。  サイドバックから崩して肩固めも狙いつつ亀に戻したモリソンの立ち上がりに背中に乗ってボディトライアングルでリアネイキドチョーク狙い。  手で足を外すモリソンに、ズマグルは着地してバックに引き込み。正対際にトップに移行し、肩固め狙い。横向き立ち上がりにバックに。  2R、長いサイドキックを突くズマグルは、右スピニングバックエルボーでダウンを奪うとパウンド、ヒジも! 身体を起してきたモリソンにズマグルはダースチョークを極めた。 ▼Cage Fury FCライト級王座決定戦 5分4R〇ウィリアム・スタークス(米国)12勝3敗[3R 4分51秒 TKO]×ニキタ・レシュコフ(ロシア)8勝1敗※スタークスがCFFCライト級王者に コメインで空位のライト級王座を争う無敗の新人ニキータ・レシュコフ(8勝0敗)は、最初の計量で156.4ポンド(約84kg)だったが、CFFCのタイトルマッチにおける1ポンド制限を利用して、156ポンド(約84kg)に減量するための追加時間が与えられた。計量に戻った時の体重は156.2ポンド(約84kg)だった。しかし、計量時間が残っていたため、バリカンを手に入れて頭を剃り、再び計量に戻り、予定通り156ポンド(約84kg)に減量してクリアした。対戦相手のウィル・スタークス(11勝3敗)も体重156ポンドに達するのに2回計量する必要があったが、最後は問題なくクリア。 ▼Cage Fury FCストロー級王座決定戦 5分4R〇松田亜莉紗(日本/BLOWS)8勝0敗[1R 3分59秒 腕十字]×アヤン・トゥルサン(カザフスタン)8勝2敗※松田がCFFCストロー級王者に
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