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2026年1月31日(日本時間2月1日朝7時)、豪州シドニー クドス・バンク・アリーナにて『UFC 325: Volkanovski vs. Lopes 2』(U-NEXT/UFC Fight Pass 配信)が開催される。今回の『ROAD TO UFC』(RTU)からトーナメントに豪州勢が参戦。その第2試合の「RTUフェザー級決勝」(5分3R)で豪州Eternal MMA王者とUFC契約をかけて戦う中村京一郎(日本)が30日、計量をパスした。
▼ROAD TO UFC 4 フェザー級トーナメント決勝 5分3R
セバスチャン・サレイ(豪州)10勝1敗(UFC0勝0敗)145.75lbs/66.11kg
中村京一郎(日本)7勝1敗(UFC0勝0敗)145.25lbs/65.88kg
中村京一郎は、25年5月のRTU1回戦で、韓国のパク・オジンを2R 左ヒザでKOに下して、日本人唯一人の準決勝に進出。8月に中国のリー・カイウェンと対戦し、左ストレートを効かせて判定勝ち。決勝進出を決めていた。
対する地元のセバスチャン・サレイは、ハンガリー系豪州人。1回戦で中国のバーエゴン・ジェライスーに判定勝ち。準決勝では格闘代理戦争からONEでも活躍したユン・チャンミンを、47秒TKOに下して決勝進出。
両者ともに黒星はデビュー初期のもの。以降、負け無しで中村は7勝中6つのKO・TKO勝ちを誇るMMAストライカー。空手出身のサレイは抜群の距離感と巧みな試合運びで25年2月にEternal MMAフェザー級王座についている。
サウスポー構えの中村の左の打撃に対し、泉心館空手出身のサレイはオーソドックス構えのスイッチヒッター。
He wasted no time in this one 💪
— UFC (@ufc) August 22, 2025
Sebastian Szalay gets the first round finish! #RTU4 pic.twitter.com/3GxPRT8Q0z
RTU準決勝で見せたチャンミンの左ジャブをかわして右ストレートで飛び込んでの返しの左フックは得意な動きで、Eternal MMAでもジョセフ・デイビスを同じコンビネーションで1R KOに下している。
そのステップイン、回転は速く、下がりながらの打撃もあるなかで足払いのこかし。自ら組むことも厭わないサレイは、相手がサウスポー構えの場合は、同じサウスポーに構えることも可能で、同じくタイミングの打撃を持つ中村にとって、どんな間合いでサレイを攻略するか。
中村京一郎 @keinakamura1202 、リー・カイウェンとの激闘を制して判定勝ち👏
— UFC Japan (@ufc_jp) August 22, 2025
フェザー級決勝戦進出💪💪💪
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また、準決勝ではリー・カイウェンを相手にアウェイの上海で勝利している中村だが、今回の豪州大会は、サレイの地元。隣国NZの体重超過のアーロン・トウ(vs.ナムスライ・バトバヤル)の試合は中止となったものの、メインのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーを筆頭に、タイ・トゥイバサ、クイラン・サルキルドvs.ジェイミー・ムラーキー、ジュニア・タファ、キャム・ラウストン、ジェイコブ・マルクーン、ジョナサン・ミケイレフ、RTUライト級決勝のドム・マー・ファン(vs.キム・サンウク)と9人のオーストラリア人選手に加え、ダン・フッカー、ローレンス・ルイの2人のニュージーランド選手が出場する同大会は、豪州&NZのための大会といっていい。

【写真】RTUライト級決勝のキム・サンウク(155.75lbs/70.65kg) vs. ドム・マー・ファン(154.75lbs/70.19kg)。
そんなアウェイで、中村はUFCとの契約を勝ち取ることができるか。
『UFC Japanファンミーティング 2026』で中村はUFCへの思いを、「自分が好きな選手がミルコ(クロコップ)で、自分は右利きでサウスポー構えにしたのも、ミルコの左ハイが強烈に子供の頃に頭にあってサウスポー構えにしました。そんなミルコがハイキックでKOされて(2007年4月の『UFC 70』)UFCを知って。PRIDEから行ったミルコがハイでKOされた。“なんだこの金網の場所は?”と衝撃だったのと、(コナー)マクレガーが生活保護をもらっていたのが、UFCまでのしあがっていくドキュメントなどを見て、“やっぱりこの場所は異常だな”“世界で一番”って言われる理由があって、もう揺るがない場所だと自分の中であったので、ファイターになる以上はもうここしかないっていう一択だった」と語る。
また、U-NEXTのインタビューでは、「前回、2回戦だけどファイトナイトで8000人のアリーナの中でやれたっていうのもそうだし、今回もむしろ静かなアリーナよりはアウェイの方が全然いいし、相手の盛り上がりでも盛り上がってる会場の方が絶対僕は好きですね」と、アウェイも気にせず。
「対戦相手のサレイは、フィニッシュこそあんま少ないですけど、KO負けも一本負けもしないし、そういう極められない強さってのもあるし、判定でもしっかりずっと勝ち切るっていうポイントゲームも上手い。スイッチも多様で伝統派空手のステップを使って、それでいまはヴォルカノフスキーのジムですよね。当然組みもあるだろうと、そういう印象です」と、打撃も組みも巧みに試合運びの上手い選手だと評した。
「今回の試合のセコンドは高谷(裕之)さんと、鈴木崇矢をアメリカでベルト取って帰ってきたのにすぐ呼び出しました(笑)」という中村。RTU決勝に向け、「僕はもう楽しんでやるだけ、MMA始めて6年目。僕は本当にこの競技が大好きでみんなにそれ伝えたくてやってる。その本当に好きなことやってるところを見て欲しい、そういう気持ちのためにやっぱり、キツいことも当然やるし、気持ちも作ってます」と準備万端であると力強く語った。1万8千人が集まるクドス・バンク・アリーナでの決勝に注目だ。
【写真】RTUバンタム級決勝のスーラン・ランボ(135.75lbs/61.58kg) vs. ローレンス・ルイ(135.25lbs/61.35kg)。フライ級決勝は、アーロン・トウ(129lbs/58.51kg)が体重超過でナムスライ・バトバヤル(126lbs/57.15kg)戦は中止に。






