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【FURY FC】鈴木崇矢がフライ級王者に! フィゲレードにカウンターの左でTKO勝ち「ダナ、UFCで戦う準備は出来ている!」

2026/01/20 13:01
【FURY FC】鈴木崇矢がフライ級王者に! フィゲレードにカウンターの左でTKO勝ち「ダナ、UFCで戦う準備は出来ている!」

(C)FURY FC

 米国フロリダのキルクリフFCで練習を続ける鈴木崇矢が2026年1月18日(日本時間19日)、米国テキサス州ヒューストンのImagen Venuesで開催された『Fury FC 113: Kamara vs. Silva』(UFC Fight Pass配信)のコメインイベント「Fury FCフライ級タイトルマッチ」(5分5R)に出場。5勝無敗のフィゲレードを2R TKOに下し、フライ級王者となった。

▼FURY FC フライ級選手権試合 5分5R
×アントニオ・フィゲレード(米国・26歳)5勝1敗
[2R 2分12秒 TKO] ※左フック→パウンド

〇鈴木崇矢(日本・21歳)7勝1敗

 鈴木崇矢は、幼少期より極真空手を始め、ABEMA『格闘代理戦争』『格闘DREAMERS』で活躍後、アマチュアMMA『EXFIGHT』を経て、22年4月に『POUND STORM』でプロデビュー。当時MMA3勝2敗の海飛に右ボデイからの連打で敗れたものの、以降は6連勝中。2023年にはJ-MMA Rookies CUPフライ級トーナメントで小田魁斗、しゅんすけ、金井一将を撃破し優勝

 24年1月の修斗で宮城友一に4秒跳びヒザでKO勝ちすると、25年4月の前戦キルクリフFCで開催の『XFC Young Guns』では、3勝無敗のガブリエル・ベロミニ(アルゼンチン)を相手に1R 右フックからのパウンドでTKO勝ち。戦績を6勝1敗としている。

 対するアントニオ・フィゲレードはプロ5勝負け無しのストライカー。アマチュア時代に現UFC世界フライ級王者のジョシュア・ヴァンに判定負け後、次戦で再起を果たしプロに転向している。

 数値では170cmと、サウスポー構えの鈴木より3cm低いが、オーソからスイッチしての長い前手を伸ばしての懐は深く。ノーモーションの右、相手が頭を下げると跳びヒザ。左フック、左ハイキックともにテンプルをかすめる形で相手をダウンさせており、相手の入りにクロス、遠間の外からステップインして伸びてくる左右は見た目以上の強打を持つ。5勝中4つのKO・TKO勝ちで80%のフィニッシュ率を誇る。

 組みでは、相手の右の蹴り足を掴んでのテイクダウン、テイクダウンを切ってのケージレスリング、ダウンを奪ってから相手が打ち気になったところにダブルレッグテイクダウンと、MMAのカウンターの組みも巧みで、ケージに詰めてのダブルレッグも厭わないなど、組みで削ることも見せる、チャンピオンシップに相応しい選手だ。

 鈴木は「ABEMA 海外武者修行プロジェクト」でヘンリー・フーフトHC率いるキルキリフFCで2カ月のトレーニングを敢行。その経験を経て、キルキリフに拠点を移して1年半を過ごしてきた。

「UFCで戦える力のある選手と戦うことが重要」というなか、ROAD TO UFCだけでなく、常にインパクトあるフィニッシュが求められる1発勝負のDWCSでもなく、UFC Fight Passで試合がオンエアーされている『Fury FC』での5R チャンピオンシップに抜擢され、かつてのジョシュア・ヴァンのようにFURY FCチャンピオンとして、UFCとの契約を目指す。

 1月18日に『Fury FC 113』。その1カ月後には、同じヒューストンで『UFC Fight Night: Strickland vs. Hernandez』の開催も控えるなか、地元のヴァンや関係者も来場の可能性もある注目の『Fury FC 113』で、鈴木崇矢はベルトを巻くことが出来るか。

 1R、サウスポーに構えた鈴木が大きなスタンスで圧力。オーソのフィゲレードに左ミドルをヒット。さらに左を狙う。ケージを背にさせた鈴木は左ハイ。これはバックステップでかわしたフィゲレードに、鈴木は鋭い右ジャブからレベルチェンジの動きを見せる。

 入りのフェイントの鈴木。フィゲレードは左のフェイントから右ミドルをヒット。鈴木もすぐに左前蹴りの蹴り返しもバックステップでかわすフィゲレード。そこに圧力の鈴木は左ストレートでグローブの間を突く。

 さらに左三日月蹴り。左にサークリングしたフィゲレードはワンツーの踏み込み。バックステップでかわした鈴木に右ミドルをガード上に当てる。右ヒザで前に出るフィゲレード。かわした鈴木はワンツーから左ミドルハイ。

 左前手のフックを振って詰めるフィゲレードに、左回りの鈴木は左ストレートを見せる。フィゲレードの右ミドルを空振りさせた鈴木。続く左の蹴りの入りに、左ストレートをカウンターで合わせにいく鈴木!

 左ミドルを当てるが、そこにフィゲレードも左フックを首筋に届かせる。詰めてきたフィゲレードに右前手フックを見せた鈴木。さばいたフィゲレードはワンツーの右を届かせる。かすめた鈴木はいったん間合いを取って、喧嘩四つからカウンターの左ストレート。フィゲレードはサウスポーにスイッチして左ロー、左ジャブを当てる。

 オーソに戻しての入りに鈴木は左のカウンターを狙う。ワンツーを入れた鈴木。右から飛び込んでケージに詰めるが組まず。鈴木の左ハイはスウェイでかわしたフィゲレードだが、さらに鈴木はワンツーでステップイン。フィゲレードは左前蹴りも遠い。

 素早い左インローを当てた鈴木だが、フィゲレードにローブローに。中断。片ヒザ立ちとなるフィゲレード。再開。グローブタッチ。左ハイから入る鈴木をかわしたフィゲレード。前手を突いて左の跳びヒザも、鈴木の目に入ったか。押さえながらも続行する鈴木。詰めてきたフィゲレードの左をかわして左テンカオ!

 効いたか逆にワンツーで詰めるフィゲレードに、右で差して組んだ鈴木はボディロックから崩しも残すフィゲレードに放してすぐに左の前蹴り! フィゲレードの左から右の飛び込みをバックステップでかわして中央に。右にステップを踏んで角度をつけた入り。

 フィゲレードのワンツーの飛び込みを背中ごしにかわした鈴木はワンツーから左ミドルで入る。遠間からのフィゲレードのワンツーを見切る鈴木。さまざまなフェイントを入れながら左ハイからそのまま回って右バックフィスト。かわしたフィゲレードも右ハイで押し戻し。

 喧嘩四つの前手争いから左から右で飛び込むフィゲレードを左にかわす鈴木。フィゲレードが右を差そうとすると鈴木は左小手を絞って右ヒザ! さらにヒジに両手の組み手からヒザを突くと、フィゲレードが右ヒジで飛び込みホーン。少し気を抜き受け身になった鈴木。ホーン。ともにグラウンドに行かなかった初回となった。

 2R、互いに中央へ。左を高くつき、右ボディストレートのフィゲレード。さばく鈴木は右ジャブを突く。さらに左ミドルは空振り。続く左三日月蹴りは届かせる。

 フィゲレードの前手ジャブを外して左フックで飛び込む鈴木!  左ミドルをかわされるとすぐに左足を戻して今度は左前蹴りを突く。左ジャブから組んできたフィゲレード。鈴木のワンツーに組んで右で差しているフィゲレード。。すぐに左ヒザを突く鈴木は右で差して押し戻し、ケージ際でヒジを入れて体を入れ替え、左ボディ。

 組み続けるフィゲレードはハイクロッチを狙うが、切る鈴木は左ヒジを突いて離れる。

 サウスポー構えから踏み込んでの左ミドル、そのまますぐに左を当てた鈴木。フィゲレードは左に回り左前手フック。かわした鈴木は、続く右フックもかわす。

 右ジャブを突き、フィゲレードの左前手フックをかわして左テンカオの鈴木! さらに左前蹴り。フィゲレードが入ってくると左の蹴りがカウンターで入る。

 スタンドでコントロールし、削る鈴木。圧力に下がるフィゲレードは大きな左オーバーハンドで押し戻し。バックステップとブロッキングでガードの鈴木。

 フィゲレードの左の入りに、左にステップを踏みながら左フック! ダウンしたフィゲレード。鈴木は走り込んでサイドから右の鉄槌連打! 頭を抱えたまま動けないフィゲレードを見て、レフェリーが間に入った。

 ケージに登り咆哮する鈴木。フィゲレードは起き上げるも鼻血が流れる。

 Fuly FCフライ級のベルトを肩にかけた鈴木は英語で、「ヘイ、ダナ! UFCで戦う準備は出来ている。連絡をくれ、レッツゴー!」とマイク。ケージサイドに座っていたミック・メイナードも笑顔を見せた。

 さらに「あなたの言葉が分からなくてすみません。でも感じたよ。ありがとうチーム、家族、愛しているよ」と語った。

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