2019年11月4日、ZSTの合同練習会が東京都新宿区のGENスポーツパレスにて行われた。
ジム・道場・階級の垣根を越えて、約40人の選手が参加した合同練習会では、10月にZSTプロデューサーに就任した勝村周一朗氏の号令のもと、マスコミPR用ではなくリアルな合同練習を実施。
練習会には、RIZIN参戦中の伊藤盛一郎に加え、勝村の盟友・小見川道大(NEO JUDO ACADEMY)も参加。参加選手の誰もがZSTを活性化させる意気込みに満ちた動きやコメントを残した。
勝村プロデューサーは合同練習の目的を、「一番はレベルアップ。どうしても自分のジムだけで練習すると技術も凝り固まってしまうので、交流することでレベルアップしてほしい。そして、我々新体制と顔合わせし、ライバルだけど仲間としてZSTを盛り上げていくという意識の統一をしたかった」という。
参加選手に向けて、「ZSTで夢や目標、やりたい選手がいたら、LINEでもいいから僕に言ってください。SNSでもどんどん自分をアピールしてほしい」と、自身のIDを配布した勝村氏。
「ZSTを盛り上げるにはと考えたときに、これまで独自の路線を行くことで強い選手も生まれた。そこを踏襲してMMAのなかで違ったことも採り入れていく。ルールの多様化でパウンドなしのSWAT! ルール、グラップリングルールも活かして他競技からも参戦しやすいようにしていく」という通り、12月1日(日)「ZST in 師走」GENスポーツパレス大会では、さっそくZSTルールに加え、SWAT! ルール、グラップリングルールも複数試合行う予定であることを発表した。
また、勝村プロデューサーは「選手が必要とするならば」と、ZSTロゴのバックに金網を描いたTシャツを着用した柳武見氏とともに、ケージ大会の開催も示唆している。
世界のMMAがユニファイドルールに向かうなか、ルールを多様化することで他競技選手にも間口を広げ、新たな強豪選手を発掘。一芸選手も生かして、徐々に強さも獲得していく──新しいZSTの試みはマット上にどんな化学反応を起こすか。すでに今回の合同練習会から選手のなかにさまざまな火種が灯ったようだ。
【大会スケジュール】
2019年12月1日(日)「ZST in 師走」GENスポーツパレス
SWAT!、アマチュア大会「PRE STAGE」も開催予定
2020年1月26日(日)「ZST.67/SWAT! 171」新宿FACE
2020年3月15日(日)「ZST.68/SWAT! 172」横浜大さん橋ホール
2020年5月「SWAT! 173」都内会場予定
2020年8月「ZST.69/SWAT! 174」都内会場予定