MMA
インタビュー

【RIZIN】久保優太と対戦するダウトベック「頚椎椎間板ヘルニアは回復した」「9カ月間試合から離れていたので、東京に早く戻りたい、試合をしたかった」

2025/12/29 15:12
 2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN師走の超強者祭り』フェザー級(66.0kg)5分3Rで、久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)と対戦するカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)が29日、インタビューに応じた。  ダウトベックは2018年9月のRIZIN初参戦では朝倉未来に判定負けしたが、23年9月に元UFCのディエゴ・ブランダオンに1R 35秒でKO勝ちすると、元ONEの松嶋こよみも1R TKO。24月6月にRIZINに再参戦し、関鉄矢を1R、左ボディでKO。24年9月には木下カラテを左ストレートで初回KO。  大晦日にYA-MAN、2025年3月には鈴木千裕に判定勝ちと10連勝を飾っている。今回もフェザー級で戦う。  元K-1&GLORY王者の久保は、2021年9月にMMAデビュー戦で太田忍に敗戦以降、奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也、高橋遼伍、斎藤裕を相手に5連勝。2024年大晦日にラジャブアリ・シェイドゥラエフとの対戦を迎えたが、2RにTKO負け。その後、参議院議員選挙に出馬も落選。今回が復帰戦となる。 ダウトベック「朝倉未来に負けたことで以前より非常に真剣にトレーニングにより力を入れるようになった」 ──試合を2日後に控えた現在の心境は? 「とてもコンディションがよく気持ちの上でもよい状態が作れています。また東京で試合ができて嬉しいです」 ──久保優太選手の印象は? 「非常に優れたファイターだと思います。長年スポーツの世界に身を置いていて自分よりも年上ということもあり、リスペクトしています」 ──どんな展開に? 「今回勝つためにトレーニングをたくさん重ねてきました。勝つことが重要で、KOか一本か判定か、どれでもいいと思っています。とにかく勝ちに行くという気持ちでいます」 ──ヘルニアは首ですか? 「はい、頚椎椎間板ヘルニアでした」 ──痛めたきっかけは? 「実は首のヘルニアは2、3年前から症状としてはあったのですが、最近になって痛みが出て症状が悪化してしまいました。これは新しいケガではなく、古い問題が悪化したものです」 ──それによりどのような影響が? 「今は特に影響もなく大丈夫です、よくなりました。ただ今まで治療してこなくてはいけなかったですし、再発予防策もとっていかなくてはいけない状況にあります。でも今はすべて回復しています。体調は問題ありません」 ──どのような症状だったのですか。 「まず首の部分に違和感があるという症状があったのと、神経が圧迫されたことにより、左手につながる神経だったので、左手の握力が低下し拳に力が入らないのを感じていました」 ──練習環境は? 「自分の地元のカザフスタン、シムケントのジムでコーチとともに準備をしていました」 ──TURAN ORDA FCですか? 「はい」 ──ハイペースで試合をしてきましたが、今回9カ月ぶりとなりました。試合に飢えているという感覚でしょうか。 「どちらかというと冷静な、落ち着いた気持ちであるという心持ちですが、9ヶ月間試合から離れていたので、東京に早く戻りたい、試合をしたいという恋しい思いでしたので、明後日はいつも通り、いい試合をお見せしたいと思います」 ──ATTに所属したと言う報道が。事実ですか? 「はい」 ──ATTで練習を? 「今年の夏に実際にトレーニングした事実はありますが、まだ現時点でATTのクラブの所属、チームメンバーと言うことはできないと思っています。今の時点では、地元シムケントのTURAN ORDA所属ファイターです。将来的にどうなるかはまだこれからです」 ──10連勝中。その要因は? 「全ては神の御心です。神様のおかげで幸い今まで勝てていると思います。特に才能があるわけでもなく、特別な秘訣や秘密はない、トレーニングだけです。積み重ねてきた練習のおかげ、力を入れて練習に励んでいますし、試合する準備が整っていることが、勝つことにつながっていると思います」 ──18年の朝倉戦は、ターニングポイントになったのではないでしょうか?今のキャリアにどのような影響を与えましたか。 「あの試合は自分のキャリア全体をふりかえって、転換点になったとまでは思っていません、若い時に経験した、出場した試合のうちのひとつでしかありません。でも、やはりとても良い経験にはなったと思います。つまりあの時に負けたことで以前より非常に真剣に、トレーニングに、より力を入れるようになりました」 ──久保選手には蹴りがありますが、ストライカーとしてキックの対策は? 「MMAの総合的技術の高い素晴らしい選手だと思います。そういう選手に対抗できるように練習してきました。パンチもキックも強いと思うので、それに対応してよい試合をしたいと思います。試合を見てもらえればと思います、自分はアスリートとしてどんな対応もする準備をできています」
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