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【RIZIN】榊原CEO「大晦日過去最大の動員になる」「未来は“やっちゃう”んじゃないか」「このまますんなりいかないのが大晦日」=『RIZIN師走の超強者祭り』

2025/12/25 18:12
【RIZIN】榊原CEO「大晦日過去最大の動員になる」「未来は“やっちゃう”んじゃないか」「このまますんなりいかないのが大晦日」=『RIZIN師走の超強者祭り』

(C)GONG KAKUTOGI/RIZIN FF

 大晦日『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』(さいたまスーパーアリーナ)まであと1週間。出場選手たちが続々、追い込み練習を終えたことを報告。いよいよそれぞれの大一番に向かうにあたり、12月26日(金)13時からRIZINは「対戦カードに関する記者会見」を行うことを発表した。

 全16試合が発表済みの同大会のメインイベントは「RIZINフェザー級タイトルマッチ」。王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス共和国)に、朝倉未来(JAPN TOP TEAM)が挑戦する。

 改修前のさいたまスーパーアリーナ最後の大晦日大会のチケットは現在「朝倉未来応援シート」(VIP席223,300円、SRS席58,300円、S席36,300円)がすべて完売。通常のS席・A席(16,500円)も完売のため、残すはVVIP1列席1,100,000円、VVIP2・3列席550,000円、VIP席220,000円、SRS席55,000円のみとなっている。

 榊原CEOは21日の取材で、「当日までに十分、売り切れちゃうんじゃないかな。(朝倉)未来と(平本)蓮がやった『超RIZIN.3』(2024年7月・さいたまスーパーアリーナ)の時とほぼ一緒ぐらい。大晦日としては過去最大の動員になります」と断言した。

 なかでも朝倉未来応援シートの売れ行きは凄まじく、「朝倉未来応援シートは、東京ドームではスタンド席の一券種だけでしたが、今回はVIP席の中にもSRS席の中にも作りました。未来の応援シートに限って言えば、もう“即完売”に近いような状態で、割と早くに売り切れてしまった。『シェイドゥラエフ応援シートは作らないのか』っていう問題ではなくて、もちろんシェイドゥラエフを応援をしてくれるファンもたくさんいると思いますけど、カテゴリーとして比べちゃうと、あまりにも差が大きくなるので、今回は未来の応援シートだけを設定させていただいた」と、朝倉悲願の王座戴冠に期待を寄せるファンが集結すると明かした。

「RIZIN AWARD」では朝倉未来がRIZIN10年のMVPに選ばれた。

 榊原CEOは、「ブライスレスな何か権威みたいなものを目指すなか、RIZINが掲げたフェザー級のベルトは当然、朝倉未来と斎藤裕のタイトルショットに始まり、本当に多くの人たちの手に渡り、だんだん歴史が磨かれ、重みが増しているものだと思います。そこに挑むっていうのが、RIZINの世界観のひとつの象徴的な戦いになる。もちろんタイトルショットがすべてではないけど、やっぱり未来のストーリーの中で、考えてみればタイトルショットでは負けながら、リマッチではことごとくリベンジしてるんですよね。だからタイミングさえずれていれば、未来が王者になっていてもおかしくないような、対戦相手を負かしてきている。これが不遇なのかどうなのか分からないですけど、戦いの神の微笑みを得られずに、これまでベルトを巻かずに来て、鈴木千裕、クレベル・コイケに勝利して、みたびタイトルに挑む。チャレンジャーとして挑戦権者を勝ち得た中で、この大晦日の10年を総括するようなイベントで、メインイベントで挑むっていうのが一つのドラマチックなシチュエーションだと思います」と、大一番の意味を語る。

 そして「“やっちゃう”んじゃないですかね、本当に。ここで本当にベルトを巻いたらとんでもないことになりますよね。だからみんなが“叶わない”と思っているようなことを叶えてくれる──そういう希望を抱かせてくれるのが未来だと思う。本当にMMAは“100-0”はないじゃないですか。圧倒的に不利だと思いますよ。だけど、やっぱり未来にそこに挑む覚悟と勝利に向けたタクティクス(戦術)があると信じていますので。ワンチャン、何が起きるか分からない。本当にそういう、勝負論のある試合を大晦日にみんなが楽しみにワクワクしてみてもらえたらなと。歴史の生き証人になってもらえたらなと思います」と、王座戦を見届けてほしいとした。

 取材時の時点で残り10日。「このままのカードで行ってもらいたい?」と問われた榊原CEは、「なんか起きるじゃないですか。このまますんなりいかないのが大晦日っていう。(23年大晦日の)朝倉海と(フアン)アーチュレッタなんて、当日まで揉めた。だから何が起きても、僕らはそこで起きたことに対しての最善のリアクションを取りたい。やっぱり10周年で祭りだし。それでもアクシデントっていうのは起きてしまうんで。まだ計量も残ってますし、契約体重をみんなクリアできるのか。

 追い込みの練習はほぼもうこの(21日)か週明けぐらいで打ち上げだと思うんで。そこからはクールダウンして体重のコントロールに入るはずですから。ハードな練習はもうピークアウトする頃かなと思うんで。それでも何が起きても切り返す準備をしっかりして、油断せずにいきたいなと思ってます」と、気を引き締めていた。

 ファイターは実際の試合前に、いくつかの勝負を乗り越える必要がある。試合前に、怪我を最小限に追い込みでベストの状態に仕上げること、前日計量をクリアすること。それを越えて初めてリングに上がり、戦うことができる。

 大晦日まで1週間、戦いはもう始まっている。

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