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【KNOCK OUT】龍聖「スピード、キレ、テクニック、IQ、全てにおいて凄いなと思われるような試合をするのが理想」、軍司泰斗「ヒジを打てれば」=合同公開練習

2025/12/24 18:12
 2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』(U-NEXT配信)に出場する、軍司泰斗(TEAM SUERTE)と龍聖(BRAID)が埼玉・越谷市にある伊原道場 越谷で公開練習を行った。   数年前までお互いに対戦をアピールしていた関係性だったが、共通のタイ人トレーナーのノッパデッソーンを通じて一緒に練習する機会が増えていった軍司と龍聖。この日の公開練習の場となった伊原道場 越谷は二人の練習拠点の1つとなっており、ノッパデッソーンを相手に激しいミット打ちを披露し、好調をアピールした。  8月大会でヒジによるKO負けを喫したゲーウガンワン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)へのリベンジマッチを迎える軍司は「前回は短い試合時間でしたけど、試合映像を見て復習し、自分の悪いところを修正しています。改めて映像を見ると、ヒジへの対策が全然なってなかったなと。今は全然違うというか、ヒジの避け方が少しは良くなっていると思います」とヒジへの対策は順調の様子。  公開練習では得意のパンチに加えてキレ味の良いヒジ打ちを見せており、そのヒジは試合でも見られるのか。「相手は絶対パンチを警戒して腕を掴んでくるとは思うので、それに合わせてヒジを打てれば」と相手が得意とするヒジでの反撃も狙っていると明かす。  軍司と龍聖がスパーをする際には、龍聖が仮想ゲーウガンワンになることもあり「本来、龍聖はサウスポーではないし、龍聖自身も試合前なのにサウスポーで対策練習してくれています。ゲーウガンワンの動きを真似るのが上手いのでイメージしやすい」と龍聖がいることで対策練習も順調だと話す。  龍聖は「僕たちチームにとってもそうですし、軍司君にとってもすごく大事な一戦になるので、僕もノップ(=ノッパデッソーン)もゲーウガンワンの映像をたくさん見て、軍司君の映像も見て悪いところを修正して、チーム一丸となって軍司君のサポートをしています」と頼もしいコメント。  約4カ月ぶりの再戦となり、タイ人は再戦に強いと言われていることについて聞かれると、軍司は「一回やっていた方が相手のことを知っているので戦いやすく、それは相手にとっても同じだと思いますが、前回と違った戦い方ができる方が強いと思います。それに関しては僕の方が年齢も若いですし、臨機応変に戦えるのは自分の方」とリベンジに自信を見せる。  一方、玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する龍聖は、約1週間の追い込み期間を伊原道場 越谷で合宿し強化していくという。  今回のカード発表会見時には、玖村との一戦を龍聖は「ライオンがウサギを狩る試合をしたい」と言っており、軍司は「それぐらいの差はあると思います。龍聖が油断しなければ勝てる相手だと思うし、勝って当たり前の試合だと思われているフレッシャーもある中で順調に仕上がっていると思います」と龍聖の仕上がりに太鼓判を押す。  今年6月の久井大夢戦以来の日本人対決となる龍聖は「今大会での対戦相手をどうするかをKNOCK OUTから相談されて、誰も知らなくて強い外国人選手とやるのと、日本人で名前のある選手とやるのはどうなのかなと、いろいろ考えた時に(玖村となら)やってもいいのかなと思ってやることに決めました」とK-1のフェザー級トップ戦線で活躍している玖村との対戦に至った経緯を話す。  玖村の印象を聞かれると「右のパンチ、右の蹴りは硬いし、どの試合を見てもそこが一番のストロングポイントで殺傷能力あるのかなと思いますけど、それ以外のフィジカル、スタミナ、気持ち、格闘IQなど、特に問題視するところはない」と自信に満ちたコメント。  K-1時代に玖村とは2戦2勝の軍司と試合内容で比較されることに関しては意識するかと聞かれると「全然そういう意識はしてないですね。軍司君が(玖村と)やってるのは相当昔だと思うので」と自分の試合をするだけだと話す。「今回はスピード、キレ、テクニック、IQ、全てにおいてすごいなと思われるような試合をするのが理想。(短期決着の可能性は?)全然あると思います」と圧倒も予告した。  最後に、来年はどういった1年にしたいかと聞かれた両者。  軍司は「KNOCK OUTを主戦場にして、次で4試合目。今までにこんなに短期間での試合はなかったのですが、試合をできることへの感謝をしつつ、KNOCK OUTのリングなので最後はKOで勝って、来年にいい形で繋げられたら。オファーがあればKNOCK OUTのタイトルも狙っていきたい」といい、龍聖は「僕は来年25歳になるので、2026年は勝負の年にしたいと思っています。 日本人選手で、みんなが見たいと思われるカードをやっていって、早く日本での仕事を終わらせたい。まずは12月30日に玖村選手をKOで倒して、2025年を締めくくりたいと思います」と力強く意気込みを語った。
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