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【GRACHAN】メインはフライ級王座戦・小田魁斗vs.挑戦者・小林大介。ライト級で松本光史vs.丸山数馬、ヘビー級次期挑戦者決定戦など全16試合を発表=2月1日(日)大阪

2025/12/23 22:12
 2026年2月1日(日)大阪・176BOXで開催される『GRACHAN 80』の全対戦カードが、21日の『GRACHAN79×HELIOSⅡ』の大会中に発表された。  80回記念大会となる同大会のメインは、第4代GRACHANフライ級王者・小田魁斗(CARPE DIEM福岡)の初防衛戦。同級1位の小林大介(ALIVE)が挑戦する。 ▼GRACHANフライ級タイトルマッチ 5分3R小田魁斗(CARPE DIEM福岡)第4代フライ級王者 7勝2敗小林大介(ALIVE)挑戦者・同級1位 6勝2敗  王者の小田は、GRACHAN連勝から24年4月と6月の『ONE Friday Fights』で豪州のクーパー・ロイヤル、ベトナムのトラン・ゴック・ルオンを相手にいずれも判定勝ち。24年12月『GRACHAN Presents: HELIOS』でフライ級1位の道端正司に3R TKO勝ちで暫定王座につくと、25年6月に御代川敏志との「GRACHANフライ級王座統一戦」で1R TKO勝利。統一王者となった。  25年10月『ROAD TO UFC』出場を目指し、UFCが注目する中国『JCK』で中国のアイディン・トフタルベクと対戦。序盤は攻勢に立つも、予想外のブレークの早さから打撃を被弾し、スタミナを消耗。2、3Rを獲られて敗れている。27歳。  対する挑戦者・小林は現在3連勝中。野球・ソフトボールからMMAに転向。JMMAF、IMMAFを経て、21年12月にGRACHANでプロMMAデビュー。24年9月に金井一将に判定負け後、12月の『GRACHAN×HELIOS』で宮内拓海に判定勝ちで再起。25年6月の『POUNDOUT 2』で能坂陸哉にも判定勝ちすると、9月の『RIZIN.51』で佐藤執斗に判定勝ちで3連勝をマークした。  小田が強い組みとテクニックで圧倒して王座を守るか、小林が粘り強い戦いでベルトを奪取するか。 [nextpage] ▼ライト級 5分2R・延長1R松本光史(M PLATIC/第12代修斗世界ライト級王者)丸山数馬(Tri.H studio)  元修斗世界王者vs.RTU帰りのTri.Hの実力者がともに「GRACHAN初参戦」。ライト級の勢力図を塗り替えるのはどっちだ? ライト級で、団体の枠を超えた刺激的なマッチメイクが実現した。 第12代修斗世界ライト級王者でPANCRASEから豪州Eternal MMA に参戦した松本光史(M PLATIC)と、PANCRASE同級6位の丸山数馬が、GRACHANケージで相対する。  松本は、修斗世界王座戴冠、RIZIN参戦と、輝かしい実績を持つ国内ライト級の重鎮。その卓越したグラップリング技術と試合運びは「達人」の域にある。23年11月のPANCARSEで西尾真輔に判定勝ちも、24年3月に天弥に判定負け、同年6月のEternal MMAでジャック・ベッカーにも判定負けで2連敗中。  対する丸山は、DEEPやPANCRASEなどでキャリアを積み、強いフィジカルとアグレッシブなファイトスタイルで23年5月に『ROAD TO UFC』に参戦も、韓国のキム・サンウクにダースチョークを極められ一本負け。その後、平信一に判定勝ちで再起を遂げるが、葛西和希、松岡嵩志、後藤亮を相手に3連敗。  ランカーたちが戦々恐々とするであろうハイレベルな「外敵」同士のサバイバルマッチ。勝った方が、一気にGRACHANライト級の中心人物となる。新天地で再起を遂げるのは、松本か丸山か。 [nextpage] ▼ヘビー級次期挑戦者決定戦 5分3Rハシモト・ブランドン(JAWS WEST)同級2位マイティー村上(パラエストラROX)同級6位 「ヘビー級次期挑戦者決定戦」は、一撃必倒の「西日本重量級ウォーズ」となる。  日本出身ペルー国籍のハシモト・ブランドンは、恵まれた体格とフィジカルを武器にGRACHANヘビー級戦線で長らく上位に君臨してきた実力者。24年10月のSBでOFGで遊笑を2R KOに下すも、11月の韓国Fighter100 ClubでROAD FCで活躍中のベ・ドンヒョンに判定負け。  その後、GRACHANで大場慎之介に1R TKO勝ちすると、25年10月のROMANでは道衣MMAで田馬場貴裕に1R TKO勝ちで2連勝中だ。  タイトルまであと一歩のところに位置するランキング2位のブランドンとしては、この決定戦は絶対に落とせない「王手」の一戦だ。  対するマイティー村上は、そのリングネーム通り「マイティー(強力)」なパワーを秘めたパラエストラROXの重量級戦士。熊本で活躍後、25年8月のGRACHAN福岡大会に参戦。上野勇貴を2R TKOに下している。ランキングこそ6位だが、一発で局面をひっくり返す破壊力を持っており、上位狩り(下剋上)によるタイトル挑戦権強奪を虎視眈々と狙う。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R青木忠秀(総合格闘技道場コブラ会/同級1位)イ・ソルホ(WhiteBear Gym)  ウェルター級戦線では、ランキング1位の青木忠秀(総合格闘技道場コブラ会)が登場。韓国のイ・ソルホ(WhiteBear Gym)を迎え撃つ国際戦が決定した。  青木は、大阪を代表する名門・コブラ会の主力選手。24年8月に能登崇を、25年2月に宇土冬真をいずれもヴォンフルーチョークで極めた組み技、強靭なフィジカル、そして決して折れない心を武器にランキング1位の座を死守している。  25年9月の前戦で練習仲間の林RICE陽太に判定負けを喫したが、悲願のウェルター級王座奪取に向け、今回の地元・大阪大会は絶対に落とせない「査定試合」とも言える重要な一戦だ。  対するイ・ソルホは、フィジカルの強さに定評のある韓国MMA界からの刺客。WhiteBear Gym所属の未知なる強豪が、日本のトップランカー狩りを目論み大阪に乗り込んでくる。  青木がランキング1位の意地を見せ、地元で盤石の強さでタイトル挑戦をアピールするか。それともイ・ソルホが波乱を起こし、ウェルター級戦線を混沌に陥れるか。浪速の地で繰り広げられる日韓戦だ。 [nextpage] ▼フェザー級 5分2R・延長1R高橋孝徳(リバーサルジム新宿me.we)同級3位八木 匠(パンクラス大阪稲垣組)同級5位  24年12月に原口伸に敗れた高橋だが、その後、25年4月のROMANで道衣MMAで押木英慶をクルスフィックスからヒジ連打で1R KO。9月の前戦GRACHANでは大搗汰晟との接戦をスプリット判定で制している。  対する八木も2連勝中。プロデビューから3連勝した八木は、24年10月の『POUNDOUT 1』で岡田達磨の肩固めに一本負け。しかし、25年2月に大搗汰晟に判定勝ちで再起すると、9月の前戦では村田俊に判定勝ち。 [nextpage] ▼バンタム級 5分2R・延長1R前田snake海(総合格闘技道場コブラ会EAST)田岡桂萌(MIBURO) ▼ライト級 5分2R・延長1R村瀬賢心(ALIVE)姜 信一(フリー) ▼フライ級 5分2R・延長1R森渕俊太(MIBURO)麦谷悠成(パンクラス大阪稲垣組) ▼ストロー級 5分2R大城正也(T-REX柔術アカデミー)尾崎 蓮(bloom) ▼フライ級 5分2R・延長1R天馬(パンクラス大阪稲垣組)岡田達朗(パラエストラ大阪) ▼フェザー級 5分2R・延長1R平野堅吾(Blaze)おいなり翔(POLARGYMOSAKA)  ▼バンタム級 5分2R・延長1Rフェルナンド(Brotherhood / Pitbull Brothers)持田哲兵(MMA Rangers Gym) ▼ライト級 5分2R・延長1R堀田大智(M3A FIT)フラビオ・ジオゴ(TreeBJJ) ▼バンタム級 5分2R・延長1R辻 郁也(CARPE DIEM福岡)片岡巧嗣(片岡family) ▼ライト級 5分2R・延長1R山下康一朗(CARPE DIEM福岡)ハタダ・チアゴ(UJC) ▼フライ級 5分2R・延長1R滝川結都(パラエストラ天満)津野智輝(皇子山MMA)
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