MMA
インタビュー

【GRACHAN】バンタム級王座戦・伊藤空也「4年間のすべてを」×手塚基伸「4年前と同じで俺が倒して完結」。ウェルター級王座決定戦・林RICE陽太「越えないといけない試合を超えてきた」×山田哲也「強さを証明したい」=12月21日(日)『GRACHAN79×HELIOSⅡ』

2025/12/21 05:12

▼第5試合 フライ級(57.15kg)5分2R・延長1R
三澤陽平(Tri.H studio/同級6位)56.95kg
増田比呂斗(MASTER JAPAN TOKYO/同級7位)57.00kg

 2016年、PANCRASEでプロデビューを果たした三澤陽平。約6年のブランクを経て2025年5月のGRACHAN74で現役復帰を果たし、河合亮に判定勝ち。8月の前戦では二之宮徳昭にも判定勝ちで2連勝中と安定した戦いぶりを見せている。

 そして今回、GRACHANの舞台で3戦目を迎える。長い空白の期間も黙々とトレーニングを重ね、技術と体力を磨き直して再びケージに立つ。経験に裏打ちされた安定感と戦術眼が持ち味で、距離の取り方や攻防の切り替えも巧み。無駄のない動きの中に冷静な判断を光らせる。全局面に対応できる総合力を備えたオールラウンダーとして、復帰後も確かな存在感を放つ。

 対する増田比呂斗は、ボクシングを基盤にMMAへ転向した実力派。高校・大学時代には国体兵庫県代表として活躍し、MASTER JAPAN TOKYOで総合力を磨いてきた。2024年にはタイ・バンコク「ONE Friday Fights 66」でプロデビューを果たし、ロシアのトレプチ・ドガクに1R TKO負けも、25年5月のGRACHAN74で金森琢也をニンジャチョークに極めると、9月の前戦では川畑翔聖を1R 右ストレートでKOに沈めている。スピードと反応の良さ、そしてボクシング仕込みの正確な打撃を武器とする。戦績こそ浅いものの、29歳という円熟期に差しかかり、経験の浅さを補う冷静さと成熟した戦術眼が光る。勢い任せではなく、計算された攻防で試合を組み立てるタイプだ。

 静と動、緻密と切れ味──異なるバックボーンを持つ二人の熟練ファイターが、フライ級上位進出を懸けて激突する。キャリアを重ねた者同士の、読み合いと意地のぶつかり合いに注目だ。

三澤「今年、6年ぶりに復帰しましたが、2連勝して試合も慣れてきたんでフィニッシュしに行きたいと思います」

増田「1Rから倒しに行くんで、注目していてください」

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