WBCムエタイのベルトも獲りたい(大﨑)

――チャド選手から一貴選手に改めて伝えたいメッセージはありますか?
チャド「本当に素晴らしいファイターなので、自分のスタイルで戦ってください。それだけです。あとは試合と試合までの時間も含めて楽しんでください」
――お二人に聞きたいのですが、チャド選手は30歳で一貴選手は29歳という事で、これからキャリアのピークを迎えてくると思うのですが、今後目標にしていきたい事とかはありますか?
チャド「やっぱりとにかく強い選手と戦いたいです。是非RISEとGLORYでユニファイドした新しいベルトを作ってもらって、自分とペッチでそのベルトをかけて戦いたいです。GLORYではペッチもずっと勝っているし、僕は1回ペッチに勝っているので、GLORYとかRISEのベルトじゃなくて両方の新しいベルトでやってもらいたいです。2人とも同い年で昔からムエタイやキックボクシングをやっているし、最初の試合もすごい試合だったし、次の試合も絶対にすごい試合になると思うから、是非その機会を与えてほしいです」
――一貴選手はいかがでしょうか?
大﨑「とりあえずこのラジャのベルトを巻くという事もそうですし、RISEとしては世界のベルトも持っているのでその防衛もしたいです。そしてこの53kgという階級だと僕が1番強いという所を証明し続けていきたいです。この階級だったら確実に僕が1番だろうと皆んなに言わせられるような試合だったり勝利を持ってこないといけないなと思っています」
チャド「一貴はWBCムエタイのベルトも獲ってね」
大﨑「チャドと同じWBCのベルトも獲りたいですね」
――一貴選手のWBCが実現したら、チャド選手がラジャのベルトを獲る番ですね。
チャド「前から『ラジャでベルトを』と言われていたのでそういう日がくると嬉しいし、一貴にはグリーンとゴールドのベルト(WBCムエタイ)を獲ってもらわないといけないね」
――お互いに同じようなベルトを獲れる貴重なお2人だと思うので、拳を交えることはないですけど切磋琢磨してRISEを含めこの業界を盛り上げていってほしいと改めて思いました。
チャド「自分が子供の頃にピーター・アーツを見て育ったように、今の子供達が一貴や僕を見て育ってくれて、その子たちが自分たちのことを語ってくれればすごい楽しいです。今でも覚えているんですけど、伊藤代表と初めて話した時に、伊藤代表がジョン・ウェイン・パーと戦った事があるのを知っていて、僕にとって彼はヒーローだったし、そういう話で自分も将来若い選手に言われてみたいってすごく思ったんだよね」
――そうやってまたどんどん新しい子たちが出てくるので、この業界がずっと盛り上がるように我々も手を取り合って盛り上げていきましょう。宜しくお願いします。
チャド「こちらこそよろしくお願いします」
――最後に日本のファンの方にチャド選手からメッセージをお願いします。
チャド「この前は怪我をしてしまって、楽しみにしていたファンの皆さんには申し訳なく思っています。復帰した時には生まれ変わったような戦いをするし、今までの試合よりもっといい試合ができると思っているので、引き続き応援をお願いします」
――一貴選手からもファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。
大﨑「12月27日まで1週間ちょっととなりました。チャドが言ったように残りの期間で悔いのないように楽しんで、試合も会場の雰囲気とかも楽しみながらやっていきます。それでベルトは必ず僕が巻くので、是非応援をお願いします」


