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インタビュー

【Krush】ウェルター級王座決定戦、大石昌輝「倒しにくると思うのでその前に倒す」齋藤紘也「面白くない試合はなしで」

2025/12/19 14:12

トリをビビらせるぐらいのKOで勝てばいい(齋藤)


──まずは10月の準決勝、“DARUMA”健太戦は、ご自分ではいかがでしたか?

「メインだったので、KOで勝ちたいという気持ちがあったんですけど、最後の方がけっこうダラダラっとなっちゃって。でもまずは、勝てたことがよかったなと思ってます」

──作戦としてはどうしようと思っていたんですか?

「会長からは『もう好きにやってこい』という感じでした。ところどころ、ガードをしっかりするだったり、カーフキックの角度をしっかりするという注意点はあったんですけど、それ以外はもう好きなようにという感じでしたね」

──それは、齋藤選手の力が出せれば勝てるという周りの判断だったという感じ?

「そうですね。仕上がりもよかったし、けっこう体調もよく、いい感じで来てたので」

──ただ接戦にはなったと思うんですが、その中で何か感じたことは?

「会見の時から、“DARUMA”選手がベルトを獲りたいという気持ちはけっこう伝わってきてましたからね。試合の中でもその気持ちは感じました」

──先ほど少し話に出た、メインという部分は、実際やってみてどうでしたか?

「試合になったら、メインっていうことはすっかり忘れてたので…どうだったかと言わ
れると、普通というか、いつも通りという感じでした」

──でも、自分が勝って大会が終わるというのを味わったのはどうでしたか?

「そうですね。そこはよかったといえばよかったですね。ただまあ、倒して勝てていればもっとよかったんですけど」

──当日もう一試合の準決勝では、大石昌輝選手が勝ち上がりました。その試合はどう見ましたか?

「試合として、面白くはなかったですよね。今、スーパー・ウェルター級が盛り上がっていて、その一つ下のウェルター級なので、迫力ある試合を見せるのが大事だと思うんですけど…あの試合は面白くなかったですね。完全に、迫力に欠けてたと思うんで」

──決勝戦はそんな大石選手との再戦になりました。では、相手の試合を見て、よりモチベーションが上がったというわけではない?

「そうですね。やっぱり、彼は面白くない試合をするのが得意だと思うので、そういう空気に呑まれないように、自分がガンガンいかないと盛り上がらないのかなと思います。自分が見合ったりしたら、塩試合で終わっちゃいそうなので。自分で盛り上げつつ、KOして勝ちたいなと思ってます」

──「勝つ」というだけではない使命を感じているわけですね。

「はい。今年最後のKrushだから、絶対盛り上げたいなという気持ちもあるので」

──そして、先日試合順が発表されましたが、大トリのWメイン第2試合はフライ級、そしてこの試合はその前のWメイン第1試合になりました。やはりメインでやりたかった?

「できれば最後でやりたかったですけど…でもまあ、どっちでもいいです。その前でも、トリをビビらせるぐらいのKOで勝てばいいと思いますし。試合でやることは一緒なので」

──いよいよ勝てばチャンピオンですが、そこに関しては?

「チャンピオンになれば見える景色もだいぶ広がると思ってます。今回ウェルター級を獲って、自分的にはスーパー・ウェルター級も視野に入れてる部分もあるので、ここは絶対に獲りたいなと思ってます」

──そして、ジムとしての盛り上がりにも力を添えたいという意識は大きいんじゃないですか?

「そうですね。K-1ジム川口と大宮は一緒に練習させてもらっていて、みんなすごく意識が高いですし。(稲垣)柊さんの姿もいろいろ見てるので、追いつきたい、追い越したいという気持ちでやってきてます。そして、自分の勝利でジムも盛り上げられたらいいかなと思います」

──では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?

「2025年、今年最後のKrushなので、もう面白くない試合はなしで。必ず会場をブチ上げるので、皆さん、ちょっと本気で楽しみにしててほしいです。よろしくお願いします」

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