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2025年12月21日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 360』(U-NEXT配信)に来日参戦する海外選手の公開練習が18日、都内にて行われた。
▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R
佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)王者)※初防衛戦 5勝1敗1NC
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル/ヤマウチチーム)1位 30勝7敗
4月大会での押忍マンとの王座決定戦で、剛腕から繰り出すパンチラッシュでダウンを奪い、パウンドアウトによる勝利で17代王者に輝いた佐藤。その勢いのまま5月のROAD TO UFCに挑むも、キット・キャンベルにキャリア初黒星を喫した。
その佐藤の初防衛戦に用意された相手は、紛れもない世界のトップファイター ゴイチ・ヤマウチ。PANCRASE初参戦となった4月大会で、階級を下げた前ミドル級王者・内藤由良を左ジャブ一撃でマットに沈め、会場を震撼させた。
PANCRASE勢に襲いかかる強豪外国人選手の中でも圧倒的な実績を誇るゴイチを、佐藤の剛腕がはじき返すか。それともゴイチが日本人ファイターに再び絶望を味合わせるのか。年内最終戦のビッグイベントのメインイベントでワールドクラスのチャンピオンシップが行われる。
公開練習でシャドーボクシングを見せたゴイチは、前戦で内藤をジャブ1発で倒したことについて、「とてもいい試合といい結果でした。僕が最近練習していることが出せて、予想していた時間より早かったですが、いい結果で終えることができてよかったです」と、打撃強化の成果が出たという。
対戦相手の佐藤生虎については、「彼はチャンピオンとしてもちろんとてもふさわしい、いい選手ですけど、やっぱり試合経験が浅いので、あまり研究する動画が見れてないんです。見た限りはではいい選手だと思ってます」といい、近距離で強い佐藤の打撃については、「私が今、言わなくても経験が証明しています。世界で一番強い選手たちと戦っていて、ちょっと警戒した方が良いのは向こうです。相手も危険ですが、僕が勝ちます」と、警戒すべきは相手だとした。
2019年12月のBELLATOR JAPANでダロン・クルックシャンクをリアネイキドチョークで極めたゴイチだが、まだPANCRASEでは、9歳から始めたブラジリアン柔術の技術を見せていない。
「柔術は僕のルーツ。今でも組み技の技術は上達しているけど、前回、試合で一本で極めたのは2022年(Bellator279 レヴァン・チョケリ戦)でした。はっきり予想はできないんですけど、組みの展開があれば、最近上達している部分を皆さんに見せられたらいいなと思ってます」と、MMA30勝中、21の一本勝ちを誇るサブミッションについても自信をのぞかせた。
現在PANCRASEライト級には、元RIZINのスパイク・カーライルも参戦しているが、「実はよく知らないんです」と笑顔。PANCRASEのベルト獲得後は、「マネージャー次第です。やはり『キング・オブ・パンクラス』のベルトを獲るのが一つの夢、一つの目標でもあったので、もう早く試合がしたい。早く勝ちたいです」と、戴冠後にプランを考えたいという。
PANCRASEの2025年の最後を飾るメインイベントに出場となった32歳のメジャーリーガーは、「とても幸せで素晴らしい。タイトルマッチだけでもとても嬉しかったですが、メインイベントも重なってより嬉しくて光栄です。いつもと同じように、早く仕留めたいです。皆さん、日曜日の私に期待してください。日本で試合することがすごく嬉しいです。配信や、試合会場にも来て見てください」と意気込みを語った。







