(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/DEEP
2025年12月14日(日)、東京・ニューピアホールにて昼大会『DEEP TOKYO IMPACT 2025 6th ROUND』(U-NEXT配信/DEEPメンバーシップ)が行われた(※夜大会『DEEP129』リポートはこちら)。
▼DEEP ストロー級タイトルマッチ 5分3R
×越智晴雄(Little Giant Gym)王者 27勝12敗2分 52.20k
[判定0-5] ※27-30×3, 26-30×2
〇杉山 空(THE BLACK BELT JAPAN)挑戦者 3勝0敗 52.05kg
※杉山が新王者に
▼DEEP バンタム級 5分3R
×小崎 連(リバーサルジム久喜WINGS)8勝2敗2分 61.55kg
[2R 0分24秒 リアネイキドチョーク]
〇中務太陽(BLOWS)5勝0敗 61.40kg
小崎連は、中村倫也や芦田崇宏、ボクシング世界王者の内山高志を排出した花咲徳栄高校に進学し、名門の野球部に所属。チームは甲子園制覇もベンチ入りは果たせず、甲子園の地を自ら踏むことは出来なかった。DEEPフューチャーキングトーナメント2021で優勝。プロデビュー後はKROSS×OVERとDEEPで8戦して6勝0敗2分と負け無し。24年3月のDEEPで力也に1RKO勝ち。
5月のROAD TO UFCで中国のダーエミィスウ・ザウパースーと対戦し、1Rに右ストレートでダウンを奪うも、2R以降に組み負けて判定負け。9戦目でプロ初黒星を喫した。12月のDEEPでは魚井フルスイングに判定勝ち。25年9月の大阪大会では前園渓に判定勝ちしている。23歳。
中務太陽は、柔道ベースで全日本修斗フェザー級優勝、DEEPフューチャーキングトーナメント2023優勝。23年5月のプロデビュー戦で鷹辰を1R 腕十字に極めると、上田祐起、諏訪部哲平に判定勝ち。1年半のブランクを経て、25年4月のDEEP大阪大会で切嶋龍輝に2Rツイスターで一本勝ち。プロ戦績を4戦全勝としている。22歳。
20代前半対決は打撃の小崎と組みの中務の構図も、MMAでそれを活かすのはどちらか。
中務「久々の試合なんで、バシ
小崎「明日は
1R、サウスポー構えの中務に対し、オーソの小崎は細かいステップからファイトを入れて左ジャブ、右インロー。左前手のフックから右ボディを突く。大きく踏み込む中務。小崎は右ハイ。ガードする中務に右ストレートを当てると顔をずらしている中務に左フックは首もとに。
中務は小崎が右を伸ばしかけたところにダブルレッグから右で差しに。ケージ背に耐えた小崎は左小手。中務は細かいヒザ、ローを押し込んだまま突き、左のパンチを入れてボディロック。大腰気味に乗せてテイクダウン! ハーフからパス狙い肩固め狙いで頭を突っ込む。下の小崎はケージまで這って座って右で差してすぐに立ち上がり。
四つから離れようとする小崎の右ヒジを引き寄せ、体を入れ替えて右で差す中務。クラッチして引き出して後方の捨て身気味に投げ。片足立ちになった小崎はすぐに立ち上がり。
中務は左で差した態勢から右ヒザをコツコツ突く。左手で右肩を押して組ませない小崎。組みながら右フックの中務に小崎は左をかち上げて体を入れ替え。ケージ背にヴァレリーキックの中務に小崎はいったん押し込み離れる。
スタンド。小崎は前後のステップから左ジャブ、右ストレートを上下に。中務も左ヒザをボディに当てると、そのまま左ストレートを振る。これはかわした小崎は、右ストレートをヒット。しかし中務も右フックを返す。
右を振って組に行く中務をかわして右ボディの小崎。中務の左ヒザに左ジャブを合わせに行く。すぐに右の前蹴りで前進の小崎。右フックは中務がブロッキング。左フックをガード上に突く。
左ジャブの小崎。横にステップを踏んで一転左ジャブ。右ハイ。ガードする中務の左ストレートを頭を傾けてかわして続く左ハイもかわす。
先に左ボディストレートを突く小崎。中務の前進にその場跳びのヒザ蹴り狙い。しかし、中務は歩いてオーソにスイッチして左ストレート! 下がった小崎はクリンチから右で差して押し込み。四つでヒザを突く中務。ローブローに。中断後、再開。
右ボディストレートから右の蹴りでバランスを崩した小崎。中務は立ち際に左右も潜った小崎が両差しでゴング。
2R、先に右インローは小崎。ステップを踏む小崎にどっしり構えて中央を獲る中務に左フックで押し戻す小崎。ステップバックでかわす中務。左フックで飛び込み、右を突く小崎に、左を返す中務。
続けて同時に右フック! 両者ともに腰が落ちてダブルダウンも方ヒザを着いた中務に対し、小崎は仰向けに倒れる!
先に立ち上がった中務は、小崎の立ち上がりにバックに回り、左手を喉元に入れて同時に両足もフックしボディトライアングルに。小崎を失神させて無敗の5勝目をマークした。
試合後、中務は「BLOWSの中務です。自分は大阪から東京に殴り込みに来て、東京の強いところを頼ってしっかりこういう形で打撃も見せれて、寝技も見せることができてるんで、ちょっと来年、僕の腰が寂しいんで、来年ベルトを獲りに行こうかなと思ってるんで、みんな応援、よろしくお願いします」と2026年にバンタム級の王座挑戦をアピールした。






















