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【修斗】1月18日(日)開幕戦で環太平洋バンタム級王座戦・ダイキライトイヤーvs.川北晏生、藤井伸樹vs.笹晋久も。インフィニティリーグは黒部和沙vs.旭那拳が優勝争う=2026年サステイン主催大会スケジュールも発表

2025/12/12 16:12
 昼夜大会となった2026年1月18日(日)のプロ修斗ニューピアホール大会の第2部の10カードが発表された。  夜大会の注目は修斗黄金の階級と言われるバンタム級のタイトルショット。環太平洋バンタム級王者ダイキライトイヤー(修斗GYM神戸)が同級1位・川北晏生(TRIBE TOKYO MMA)を相手に初防衛戦を行う。 ▼環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3Rダイキライトイヤー(王者・初防衛戦/修斗GYM神戸)川北晏生(挑戦者・同級1位/TRIBE TOKYO MMA)  両者は24年9月の王座決定トーナメントの1回戦で対戦を予定していたが、川北が皮膚疾患となり中止に。そのまま決勝に駒を進めたダイキが野瀬翔平を激闘の末に破り涙の王座戴冠を果たした。  川北は24年12月の『Breakthrough Combat 2』で吉野光に判定負け後、25年3月の修斗で杉野光星に判定負けで2連敗。しかし、10月にジェイク・ムラタとの熱戦で判定勝ち、ランキング1位の座を奪取。実力で指名試合の権利を手繰り寄せた。  一方ダイキは、24年3月のRIZIN神戸大会で金太郎に判定負け後、前述の通り、野瀬翔平にスプリット判定勝ち。25年5月の前戦で川北と同門TRIBEの永井奏多との「世界暫定王座決定戦」で(※永井はその後、齋藤奨司に一本勝ちで統一王者に)黒星を喫してからの復帰戦となり、モメンタムではチームでの“ダイキ対策”も万全な川北がやや有利か。  あれから1年4カ月月、いよいよ因縁の両者がタイトルを賭け対峙する。 ▼バンタム級 5分3R藤井伸樹(同級世界6位/ALLIANCE)笹 晋久(THE BLACKBELT JAPAN)  そして、2017年にバンタム級新人王に輝いてから、様々な団体を渡り歩いてきた笹晋久(THE BLACKBELT JAPAN)が約7年振りに修斗へ帰還。熾烈を極めるバンタム級戦線へと足を踏み入れる。  笹は、23年12月のPANCRASE340で田嶋椋に判定負け後、24年10月の『POUNDOUT 1』で手塚基伸に判定勝ち。今回、2018年7月の加藤ケンジ戦以来、7年半ぶりに修斗に復帰する。  その初戦から難敵が用意された。全てのラウンドで死力を尽くし、ノンストップファイトで選手達から“最も戦いたくない男”と呼ばれる“ジャパニーズゾンビ”藤井伸樹だ。  24年1月に須藤拓真に判定勝ちした藤井だが、24年7月に齋藤奨司にスプリット判定負け後、25年3月に永井奏多に判定負けでトップ相手に2連敗中。笹にとっては厳しい相手なのは間違いないが、ここを撃破すれば一気にステップアップが見込めるだけに戦わない理由はないだろう。 ▼インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R黒部和沙(勝ち点13/TRIBE TOKYO MMA)旭那 拳(勝ち点11/THE BLACKBELT JAPAN)  また今年も最終戦までもつれた『インフィニティリーグ2025』。男子ストロー級は数々の熱戦、激戦が展開されたがいよいよ優勝の可能性を残した二人が最終節で直接対決する。  現在トップを走るのは勝ち点13を獲得している黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)と勝ち点11で追う旭那拳(THE BLACKBELT JAPAN)。  黒部は、24年9月に山上幹臣に敗れて以降、4連勝中。24年11月に大城匡史に一本勝ちで再起を遂げると、25年5月に友利琉偉に1R TKO勝ち。7月にマッチョ ザ バタフライに判定勝ち、11月に田口恵大に1R リアネイキドチョークを極めて一本勝ち。  対する旭那は、24年に田上こゆるに連敗も、25年5月に田口に判定勝ち後、9月に友利に1R 腕十字で一本勝ち。11月のマッチョ ザ バタフライ戦はマッチョの計量失格による不戦勝で満を持して黒部との直接対決に向かう。  リーグ戦無敗同士の初対決。優勝は旭那か、黒部か。 ▼インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R友利琉偉(勝ち点2/パラエストラ小岩)マッチョ・ザ・バタフライ(勝ち点0/総合格闘技道場コブラ会)  もう1カード、リーグ戦の最終戦を戦うのが友利琉偉(勝ち点2/パラエストラ小岩)とマッチョ・ザ・バタフライ(勝ち点0/総合格闘技道場コブラ会)。今後に繋がるような爪痕を残す戦いを見せられるか。  そして20年を超える歴史を持つ「新人王決定トーナメント」6階級の決勝戦も決定。さらに追加カードのリリースも予定されている。  なお、同日第1部で開催される『COLORS Produce by SHOOTO Vol.6』(※12月14日大会からスライド)と、第2部『PROFESSIONAL SHOOTO 2026 Vol.1」のチケットは、12月14日(日)より、イープラス、修斗BASEオンラインショップにて発売開始。修斗BASEでは早割も行われる。 ◆2026年サステイン主催 プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール来年度開幕戦は1/18(日)ニューピアホール1月18日(日)東京・ニューピアホール ※昼夜大会2月28日(土)東京・新宿FACE3月29日(日)東京・後楽園ホール4月11日(土)東京・新宿FACE5月17日(日)東京・ニューピアホール ※昼夜大会7月20日(月・祝)東京・後楽園ホール9月27日(日)東京・ニューピアホール ※昼夜大会10月18日(日)東京・新宿FACE11月29日(日)東京・後楽園ホール12月日程調整中 東京・新宿FACE12月20日(日)大阪・GORILLA HALL OSAKA ※日程は追加、変更の可能性あり。 [nextpage] プロフェッショナル修斗公式戦 2026 Vol.1 決定カード 2026年1月18日(日)ニューピアホール[開場]17:00[開始]17:30 ※開場中にOPファイト実施予定 ▼環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3Rダイキライトイヤー(王者・初防衛戦/修斗GYM神戸)川北晏生(挑戦者・同級1位/TRIBE TOKYO MMA) ▼バンタム級 5分3R藤井伸樹(同級世界6位/ALLIANCE)笹 晋久(THE BLACKBELT JAPAN) ▼インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R黒部和沙(勝ち点13/TRIBE TOKYO MMA)旭那 拳(勝ち点11/THE BLACKBELT JAPAN) ▼インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R友利琉偉(勝ち点2/パラエストラ小岩)マッチョ・ザ・バタフライ(勝ち点0/総合格闘技道場コブラ会) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 ストロー級 5分2R(延長1R)賢人(沖縄/BJ MMA SCHOOL)緑 真作(福岡/マスタージャパン福岡) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 フライ級 5分2R(延長1R)鈴木 尊(山梨/Fourrahombus)浅井大海(福岡/柔術&MMAアカデミーG-face) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 バンタム級 5分2R(延長1R)中島 陸(兵庫/ゴンズジム)福元大貴(東京/リバーサルジム立川ALPHA) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 フェザー級 5分2R(延長1R)飯野雄斗(沖縄/THE BLACKBELT JAPAN)辻 純也(愛知/ISHITSUNA MMA) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 ライト級 5分2R(延長1R)築地宏和(宮崎/BLUE HOUSE)石原海渡(宮崎/C.K.STYLES) ▼2025年度新人王決定トーナメント決勝戦 ウェルター級 5分2R(延長1R)グラップラー脇(山口/Leg Lock Academy)デソウザ・マルセル(埼玉/総合格闘技道場STF) ※ミドル級決勝戦は高橋宙斗(東京/MMA空手道場鷹)が右ヒザを負傷。外側半月板損傷と診断され決勝戦を欠場。決勝まで勝ち上がった沙門(岐阜/コンキリオ)が2025年度ミドル級新人王に認定された。 [nextpage] プロ修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.6 2026年1月18日(日)ニューピアホール[開場]12:00[開始]12:30 ▼世界女子ストロー級チャンピオン統一戦 5分5R藤野恵実(日本/正規王者/JAPAN TOP TEAM)パク・ボヒョン(韓国/暫定王者/mob)  女王・藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)とパク・ボヒョンによる王座統一戦。2024年5月に初代修斗女子ストロー級世界王者に輝いた藤野は、2019年12月のクィーン・オブ・パンクラスに続き、2団体目のタイトルを獲得した。  さらに藤野は修斗とPANCRASEの同時戴冠を目指し、24年9月に現PANCRASE女王・ソルト(MARS GYM)に挑戦。5Rに渡り一進一退の死闘を繰り広げるもユナニマス判定で敗戦。2025年3月にはPANCRASEで本野美樹との一戦にも惜敗し、現在2連敗中。  修斗世界王者として崖っぷちに立たされた藤野が迎え撃つのが、暫定王者パク・ボヒョン(韓国・同級1位/mob)だ。  パクは、2024年4月にCOMBATE以来、1年9カ月ぶりにMMA復帰。『Ring Championship 04』で古賀愛蘭にスプリット判定負けも、9月に修斗初参戦を果たすと、初戦で現女子スーパーアトム級世界王者・渡辺彩華(AACC)に殴り勝っての判定勝ち。続く2025年3月にはソルトを相手に得意のパンチで優位に立ち、判定3-0で完勝。タイトルホルダー2人を撃破し、7月大会の挑戦者に名乗り出た。しかし、藤野の右目手術による欠場で、宝珠山桃花と対戦し、4R TKO勝ちで暫定王座についている。  勢いでは、パクが圧倒的優位は揺るがないが、藤野には長きに渡り日本のトップオブトップとして女子MMAを牽引してきた意地がある。退路を断たれた時の藤野はいつも以上に力を発揮することは間違いない。格闘技史上最高の殴り合いで世代交代か、それとも正規女王がねじ伏せるか。 ▼アトム級 5分3R杉本 恵(AACC)徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN) ▼インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級 5分2R高本千代(勝ち点4/高本道場)erika(勝ち点3/THE BLACKBELT JAPAN) ▼アトム級 5分2RヒヤマNFC(NFC)翠川百華(TRIBE TOKYO MMA)※プロデビュー戦
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