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インタビュー

【RISE】花岡竜、鈴木真彦を倒したら「戦いたい相手が3人いる」那須川龍心は「眼中にない。“那須川”って名前がなかったら、お前ただの一般選手だからね」

2025/12/05 22:12
【RISE】花岡竜、鈴木真彦を倒したら「戦いたい相手が3人いる」那須川龍心は「眼中にない。“那須川”って名前がなかったら、お前ただの一般選手だからね」

RISEスーパーフライ級王者の花岡がバンタム級侵略を開始する

 2025年12月14日(日)東京・後楽園ホール『RISE 194』のメインイベントにて、SuperFight!のRISEバンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで元RISE同級王者・鈴木真彦(TEAM 寿)と対戦するRISEスーパーフライ級(-53kg)王者・花岡竜(橋本道場)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 花岡はしばらく55kgに専念し、バンタム級王者である大﨑孔稀からタイトルを奪取しての同時2階級制覇、そして孔稀の兄であるRISE世界スーパーフライ級王者・大﨑一貴への挑戦を狙うという。

ずっと55kgには上げたいと思っていた


――先日、同門の安本晴翔選手がSHOOT BOXINGのS-cupで優勝してチャンピオンになりましたが、1番近くで見ていていかがでしたか?

「刺激にもなりつつ、年内最後が自分なので『締めないとな』っていう責任感が生まれました」

――2人は昔から一緒にやってきていると思うのですが、同じ道を辿りつつも一歩先を行かれたような悔しさもありましたか?

「去年も晴翔くんが10月に先にベルトを獲っていて、やっと追いついたと思ったんですけど、また抜かされたなっていう感じですね」

――安本選手が優勝する結果は想像できていましたか?

「1回戦目が勝負どころだなと思っていたので、そこを勝てば優勝するんじゃないかなと思っていました」

――じゃあ想像通りの結果になったんですね。

「そうですね」

――花岡選手は今回12月14日に試合が決まっております。前回はオープンフィンガーグローブマッチ(以下OFGM)で塚本望夢選手とのスリリングな対戦でしたが、あの試合を改めて振り返ってみていかがですか?

「オープンフィンガーなのでパンチのガードができなかったのと、シンプルに打撃が痛いって思いましたね」

――OFGMを経験した選手は「痛い」っていう事をよく言いますけど、普通のグローブのようにダメージが蓄積して“効く”っていうよりは“ガチン”っとハンマーで殴られたような感じの痛さなんですか?

「“ゴツン”って感じで素手で殴られている感覚に近いので痛いですね」

――ご自身でパンチを打った時の感触はどうでしたか?

「グローブとあまり感覚は変わりませんでした」

――ファイトスタイルや戦術という部分では違いはありましたか?

「距離感だったり普段よりガードができない分、ステップを使わないといけなかったり、そういうところは変わりますね」

――今年1年試合をやってきて、大﨑一貴選手へのアピールを大々的に行ってきましたけど、望む通り対戦という形には至らなかったですが、その事についてはどう捉えていますか?

「2戦しか今年はできていなくて、見せる機会も少なかったのでそこが悔しいのと、ガザリ戦でKOできていればというのもあったので、そこは自分の力不足かなと感じています」

――その大﨑選手は逆にビッグマッチという形で、ラジャダムナン王座へ、まさかのムエタイへの挑戦が決まりましたけど、その試合についてはどう思っていますか?

「シンプルに頑張ってきてほしいというか、行くからには絶対に負けないでほしいし、ベルトを獲ってきてほしいです」

――2026年も大﨑一貴という存在は追っかけていきますか?

「そこは-53kgのチャンピオンである限り追っていかないといけないと思っていますし、そこに勝てば『日本で1番強い』と言えるのでずっと追っていきます」


――今回は-55kgでまさかの鈴木真彦選手との対戦ですが、-55kgに挑む理由は?

「僕は上に挑戦していきたいタイプなので、-53kgにこだわりがないわけではないんですけど、-53kgのベルトを取ったから次は-55kgを取ろうって感じで、ずっと55kgには上げたいと思っていました。こんなに早くなるとは思わなかったんですけど、タイミング的に-53kgに相手もいなかったし、丁度よく決まったので今回はチャレンジって感じです」

――今まで-55kgを引っ張ってきた鈴木真彦選手との対戦という部分ではいかがですか?

「僕が名前を出させてもらったんですけど、まさか決まると思わなかったし受けてくれると思わなかったので、正直びっくりしました」

――以前にも鈴木選手の名前を出していたことがありましたよね。

「6月の試合の後、一緒に一夜明け会見に出た時ですね。バンタム級の皆んなが鈴木選手の名前を出していたので、1階級下ですけどついでに名前を出した感じです」

――鈴木真彦選手と戦いたいと言う選手って、SNSや会見で多いじゃないですか。選手目線で見た時に、鈴木選手には戦いたくなるような魅力があったりするんですか?

「鈴木選手がベルトを持っていた時って、正直言って“手の届かない存在”だったじゃないですか。でも今は負け込んだりしていて、“手の届く美味しい相手”っていう感覚だと思うんですよね。だけど僕はなめている訳ではなくて、加藤有吾選手とかも勝てなかったし実績もすごいあるので、ここで勝てたら美味しいしって感じなんです。最近は隙も出てきているので、そういう所を他の皆は『俺でもいけるんじゃないかな』って思って調子に乗っているんじゃないかなと思います」

――なるほど。ランキングがトップまでいかない選手も最近口に出すのは、そういう部分もあってなんですかね。

「そういう奴らは『俺でもワンチャンいける』みたいな、なめた考えでやっていると思います」

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