次に欲しいのはベルトだけ
「はい。これからも多分することはないかなと」
――チャトリCEOが試合後に、与座選手とスーパーレック選手が戦ったら、与座選手の前ではスーパーレックは平均的な選手に見えたみたいな発言をしていた。
「素直に嬉しいですね。関係者とか海外からの反響が凄いので、そういうのが自分は欲しかったし。次に欲しいのはベルトだけなので、そこに向けてやっていきたいなと思います」
――武尊選手があと1戦で引退するということを発表したが、それについては?
「ずっと背中を追いかけてきてたので、寂しいんですけど。絶対最後はみんなで勝って笑って終わりたいです」
「特に何もないです。今までの試合で一番ダメージがない」
――スーパーレックを相手にそんな試合ができると予測していた?
「いや、逆に骨の1本2本ぐらいっていう覚悟でやってたので」
――試合中何度もコカすシーンがあった。ダウンを取ってくれみたいな思いは?
「全然。あれはただのコカしなので、全然ダウンではないんですけれど。コカした後にポーズとかやってたんですけど、煽ってたわけじゃなくて。本当に楽しめたのかなって。スパーリングに近い精神状態で臨めたから、煽ってたわけじゃなくて、あれも覚えてないんですけど、本当に楽しみながらやれたのかなって」
――SNSでバズってますね。
「一回、掛け蹴りみたいなのを避けた後に、ケージだったので避けたけどもらってるように見えてるかなと思って、こうやったのはちょっと覚えてます。だからそういう駆け引きもあって結構楽しめましたね」

――武尊選手の最後の試合は来年4月の日本大会が濃厚。そこにはタイトルマッチでなくても出たい?
「タイトルマッチで出たいです(笑)。タイミングがあると思うので分からないですけども、ハガティ選手が怪我(の回復)が間に合うんだったらハガティ選手とやりたいし、間に合わないんだったら返上してもらって正規のベルトを懸けてやりたいです。その際はもう相手は誰でもいいので、ナビル・アナンでもいいし、多分ランキング1位は今ウェイ・ルイだし、秋元選手が勝ったから秋本選手もいるだろうし。本当に自分は相手を選んだことないので。強い選手とやりたいっていうだけなので、全然ナビルでもばっち来いって感じですけど、正規王座を懸けてやりたいです」
――海外の反応という話があったが、自分の名前が海外にも売れている、世界的に知られてるなみたいな実感は?
「そうですね。そういうのは本当に感じていて。オランダ修行に行った時もわざわざ走って追いかけてきて、写真撮ってくれって言ってくれたりとか。ONEのそういう海外からの効果っていうのは凄いなと思うし、みんな『ゆうき』って呼んでくれるので、自分の名前がちょっと好きになってきて(笑)。でもまだまだ、チャンピオンになってもっともっとスターになっていきたいなと思います」
「本当にめっちゃ悔しかったし、めっちゃカッコよかったし。だからまた一緒にやり返したいなって思いました。スーパーボン選手も自分的にはポイントの取り方とか勉強になったし。本当に世界最高峰の試合だったので、凄いなと思いながら、いろんな気持ちがある試合でしたね」
――スーパーレックに勝って、ある程度武尊選手の仇を取ったみたいな形になると思うが?
「自分はそんなに意識はしてなくて。階級も違うし、いろいろ条件は違うので。自分がスーパーレックを超えたっていうのは嬉しいは嬉しいですけれど。全員倒します」





