2025年11月15日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~』の前日公開計量&記者会見が、14日(金)都内にて13:30より行われた。計量は全員が無事にパス。
今大会で行われる「-70kg世界最強決定トーナメントト・決勝ラウンド」(準々決勝から決勝まで優勝するためには1日で3試合に勝たなければならない)に臨む、8選手が会見に登壇した。
▼第6試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝第1試合 3分3R延長1R
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)=69.8kg「こうして本戦に入れたことが出来ていい気分です。3試合全て勝ち進むために非常に厳しいトレーニングをしてきました。皆さんには激しい試合、楽しい試合を3試合見ていただけることを楽しみにしていて欲しい。おそらくドラマとアクションのある試合をお見せできると思います」
ヘラクレス・ワンコンオーム.WKO(タイ/Wankhongohm.WKO)=69.8kg「明日の試合に向けてドキドキして興奮しています。相手はかつての王者であり、強そうな選手だと思いました」
▼第7試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝第2試合 3分3R延長1R
アルフォセヌー・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre)=69.6kg「とても体調がよく体重の心配もないし、明日100%の実力を出せるように頑張りたい。彼が自分のことを倒すというようなことを言っているが、自分が一番であるところを見せたい」
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)=69.6kg「カマラは前回の試合でとても強かったが、自分の方が強いことを明日証明しようと思う」
▼第8試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝第3試合 3分3R延長1R
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)=69.7kg「全選手と9月7日に顔合わせをした。対戦相手のサルシチャは動画で試合を見てよく知っています。ここに並んでいる全員の目標はK-1 MAXのベルトです。私も同じです。参加するからには全選手リスクを冒して激しい試合を通して自分が目標とするK-1 MAXのベルトを手にしたい。そして私が必ず王者になります」
ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)=69.9kg「今回のトーナメントには強い選手が集まっているので、みんなと戦えることを嬉しく思っています。オウヤン・フェンは王者だが、僕も準備していいコンディションでパフォーマンスが出来ていると思うので倒して、次と次も勝ってベルトを獲っていきたい」
▼第9試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝第4試合 3分3R延長1R
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)=70.0kg「東京にまた戻ってくることが出来て嬉しいです。東京には何度も来ているので自分の街になっています。無事に計量も終えていい気分です。相手は非常に強いファイターだ。背が高く、彼がその点は有利。しかし、自分は背の高い相手と戦って何回も勝利を収めている。明日は自分の全てを出して戦いたい」
アイメリック・ラジジ(フランス/MARSEILLE BOXE PIEDS POINGS)=69.9kg「意気込みはたくさんあります。実力を出し切ること、家族や支えてくれているチーム、奥さんのためにそれを見せたい。またフランスのためにも戦いたいと思います。フランスの誇りになるような試合をしたい。相手はとてもいい選手だと思う。最善を尽くす」
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質疑応答
――ヘラクレス選手、昨年はブアカーオ選手がタイ代表で出て、ストーヤン選手と戦いました。もし、その試合を見ていたのであれば敵を獲りたい?
ヘラクレス「昨年はブアカーオがミスをして負けてしまったけれども、今年は自分がタイ人代表として全力で戦うことをここに申し上げたいと思います。結果についてはどうなるか分からないですけれども、ムエタイの技を全て出して、そして全力を発揮して戦いたいと思っています」
――カマラ選手、今回ツインズとして同じ大会に参戦しています(第4試合に出場のアラッサン・カマラ)。心強い気持ちはある?
カマラ「はい。もちろん彼が一緒の大会に出ることを心強く思っています。彼がこの大会で実力を皆さんにお見せできることをとても楽しみにしています」
――フェルドンク選手、カマラ選手がツインズで来ていますが、どちらがどちらか見分けがつくでしょうか?
フェルドンク「とてもよく似ているので、違いが分からない(笑)」※アラッサンの計量で、アルフォセヌーが秤に乗ってその後にアラッサンが現れるというパフォーマンスを行った。
――サルシチャ選手、今回は聖闘士星矢をイメージして戦うということだが、その理由は?
サルシチャ「聖闘士星矢はブラジルでも凄く人気があって、自分では主人公をイメージしてこういう青色の髪にもしました。聖闘士星矢がどんどんフェーズを変えて守っていくっていうのが、このトーナメントに似ている。戦いながら自分の地位、家族を守るっていう感じで、そのイメージがぴったりだったので、聖闘士星矢にしました。星矢が心優しい戦士ということなので、僕にも似てるかなっていうイメージで、そうしました」
――アカピャン選手、身長差のある対戦になるが向かい合って感じたことは?
アカピャン「身長差というのは特に感じませんでした。本当に背が高い選手ではありますし、皆さんもフェイスオフの時に背の違いがあるなと感じたと思うんですけれども、自分は特に何も感じませんでした。自分はフェイスオフの時に背の差を見るのではなくて、相手の目を見ます。そういったところで、自分の方が準備も万端にできていますし、精神的にも心理的にも肉体的にも準備は万全でこの試合に臨むので、明日は頑張ってまず1勝して、その先に進めればと思っています。目指すはもちろん優勝です」
――ラジジ選手も同じように、向かい合ってどういうことを感じたのか?
ラジジ「対戦相手は本当にとても良い選手だと思っておりますし、先ほどのフェイスオフの時には、彼がとても決心がついているというふうに感じました。だから明日の試合で自分の最善を尽くしたいというふうに思います」
――ストーヤン選手とオウヤン選手、決勝の相手が誰になるか、どういう結末になるか、もし自分の中で思っていることがあれば教えてください。
ストーヤン「自分は全員倒し、ベストを尽くし、決勝へ上がる。反対側は4人全員スタイルが違うし、どのような準備をこのトーナメントへ向けてしてきたか分からないので何とも言えないが、希望を言うのであればオウヤンが決勝に来て自分と決勝で当たれば、昨年の王者と70kgの王者の決勝になれば素晴らしい試合になると思う。ただ、試合は何がどうなるか分からないので、それを含めて皆さんにトーナメントを楽しんで欲しい。言えることは、私は決勝まで必ず上がります」
オウヤン「まずこの場にいる私以外の7名は各国のトップファイターだと思っています。とても強い選手が集結しています。そしてその場にいられる自分もとても光栄なことだと思っております。もちろん、各選手とも目指すのは優勝であり、ベルトだと思っています。昨年のことになりますけども、自分が試合直前の練習で怪我をしてしまい、私の代わりにチャンスがストーヤン選手に巡ってきました。結果としてストーヤン選手が去年のMAXのベルトを戴冠したわけなんですけれども、自分の今の思いとしては、そのタイトルとベルトを回収したいという強い思いがあります。ですので、明日の試合ではまず1回戦の相手を必ず倒して、決勝戦まで駒を進めて、相手が誰であれ必ず倒して決着をつけて、MAXのベルトを今年必ず持ち帰りたいと思っています」