KNOCK OUT×KUN KHMMER 20252025年11月8日(土)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ※KNOCK OUT公式YouTubeチャンネルにて配信
▼大将戦 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3R延長1R〇森岡悠樹(北流会君津ジム)判定2-0 ※28-27×2、28-28×サン・ラデット(カンボジア/クンクメール)
クンクメールチームの2勝1敗1無効試合で迎えた大将戦。1R、森岡が長いジャブを打つとサンは右ロー、左ミドル、右ストレート。思い切り右ストレートと左フックを打って来るサン。左ミドルをしっかりと当て、強打を打つ。森岡もワンツーと左右フックで迎え撃つが、サンがもらっても前に出てくる。しかし、森岡は冷静に右ストレート、左フックで迎え撃つ。
どんどん前に出てきて強打を振るサンに森岡が右フックをクリーンヒットさせ、一気に連打をまとめる。下がるサンに左右フックを浴びせる森岡。右ストレート、右ヒジもクリーンヒットさせる。サンはフラつきながらも右ストレートで森岡をのけ反らせ、右ボディストレート。森岡は右ヒジ。
前に出るサンに右ヒジの連打を見舞い、バランスを崩したサンに左ハイ。前に出て全力のパンチを繰り出すサンへ森岡が的確に右を当てていき、ついに右ストレートのカウンターでダウンを奪う。
2R、左右ミドルを蹴って前に出るサンだが、森岡がプッシュすると転倒してしまう。首相撲で組んでも組み倒すのは森岡。サンの左ミドルには右フック。森岡が自分の距離で右ストレート、左フックを当てていき、サンは何度も組み付いてくるが森岡は右ヒジ。左ミドルで距離をつかんだ森岡は右ストレートを2発クリーンヒット。さらに左右フックで追い込むがサンは倒れないタフネス。
森岡はジャブ、ヒザ、右ストレート。それでも前に出てくるサンへ右フック。もはやフラフラのサンだが、それでも前へ出てくる。森岡は右ストレート、右ハイ、ワンツー。サンの右フックをもらってロープにもたれかかった森岡だが、すぐに打ち返す。両者とも激しい消耗が見える。
3Rも前に出てパンチとヒジを打って来るサンへ森岡はワンツー、ヒジの打ち合い。サンの勢いに下がらされる森岡だが、右ストレート、ヒジをヒットさせていく。両者とも疲労困憊のタフファイト。それでもサンは前へ出て、森岡はパンチで迎え撃つ。もつれて激しく両者倒れ込む場面も。
しかし、サンの飛び込んでの左ボディで森岡がついにダウン。サンが左ボディで追撃、前に出て攻めるサンへ森岡が右ストレート。森岡の首相撲からのヒザにサンは押し倒す。
互いにダウンを奪い合ったが、2Rをとった森岡が判定2-0で辛勝した。
山口元気KNOCK OUT代表は「2勝2敗の1ノーコンテストということで、賞金100万円は次回持ち越しで200万円のチーム戦にしたいと思います」とキャリーオーバーさせることを発表。対抗戦第2弾で決着をつけることとなった。
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▼副将戦 KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R延長1R―古村 光(FURUMURA-GYM)無効試合 1R 0分36秒―ミル・ブン・ティエン(カンボジア/クンクメール)
1R、サウスポーの古村は左フックから右カーフ、さらに左ストレート。古村は左ストレートからいきなりラッシュを仕掛けていくがミルは組み付く。ブレイク後、古村は一度距離をとるが、左カーフを蹴ったところでミルが右手を伸ばし、その指が古村の左目に入ってしまい試合中断。
長いインターバルがとられたが、古村は回復せず。ドクターがストップをかけ、無効試合となった。古村は悔し涙を流し、ミルも頭を抱えて涙を流した。
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▼中堅戦 KNOCK OUT-RED女子-53.0kg契約 3分3R延長1R〇ザリーナ・イスラモバ(ロシア)KO 2R 2分38秒 ※左ストレート×トゥー・チャン・ボティ(カンボジア/クンクメール)
1R、トゥーは後ろ蹴り、これをかわしたイスラモバが右ローを蹴る。じりじりと圧をかけるイスラモバは右ロー。トゥーが首相撲からのヒザに来るとイスラモバが組み倒す。トゥーはそれでもワンツーから組みヒザ。イスラモバの右フックに左フックを合わせるトゥー。首相撲のヒザ蹴りになるとイスラモバが組み倒す。右ローとワンツーで前に出るイスラモバ。
2R、イスラモバはスイッチも混ぜながら今度は左ローを奥足へ蹴る。トゥーは右ミドル、右ロー。首相撲に来るトゥーを組み倒し、ヒザ蹴りの打ち合いでもイスラモバが優勢に。離れるとワンツー、左ボディでコーナーへ詰めるイスラモバ。さらに組んでの右ヒジ。イスラモバがパンチで攻め込んでいき、右ヒジを振ってきたトゥーに左フックでダウンを奪う。トゥーは立ち上がることが出来ず、イスラモバがKO勝利。
KNOCK OUTに初勝利をもたらしたイスラモバは「日本は大好きで、日本の皆さまは非常に優しいですし、日本は素晴らしい国です。またぜひ日本に戻って戦いたいと思います。ムエタイルールでもキックボクシングルールでも全て私は出来るので、いつでもよろしくお願いします」と語った。
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▼次鋒戦 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級 3分3R延長1R×希羅(MSJ KICK BOXING GYM)KO 1R 1分24秒 ※3ノックダウン〇ラスメィ・クンクメール(カンボジア/クンクメール)
1R、サウスポーの希羅がロープを背負うと右ボディストレートからいきなり左フックを見舞うラスティ。さらに追撃してくるラスティに希羅は組み付く。同じく右ボディストレートからの左フックでラスティがダウンを奪う。組み付き、打ち合おうとする希羅を左右フック連打で2度目のダウンを奪うラスティ。組もうとする希羅に最後は左フックを叩き込み、希羅は前に倒れ込んだ。
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▼先鋒戦 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級 3分3R延長1R×川野龍輝(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)KO 2R 1分30秒 ※右フック〇パナット・クンクメール(カンボジア/クンクメール)
1R、パナットが右ハイで先制すると川野は右ローを蹴りながら前へ出る。パナットは右ミドルと右フックを同時に出す変則的な動きを見せ、左右フック。右カーフを集中的に蹴る川野はワンツーにつなげ、その逆パターンも。右カーフにパナットの上体が揺らぎ、転倒もする。思い切り右フックを振ってワンツーを打ち込むパナットに、川野も右ストレートを打ち返す。ワンツーでどんどん前に出るパナットに右カーフ、左インカーフを下がりながら蹴る川野。
2Rも右カーフを蹴っていく川野にパナットはワンツーで前進、川野は下がって回り込み右ストレート、右カーフで迎え撃つ。川野のジャブ、右カーフが何度も決まり、パナットは突っ込むが川野は上手く回り込む。川野の左フックがクリーンヒットし、さらに右カーフでパナットは大きくバランスを崩したが、そのままパナットは前に出てきて強烈な右ストレート。
パナットはラッシュをかけてワンツーでダウンを奪う。さらにフルスイングで前に出るパナットは右ストレートから右フックを叩き込み、川野をマットに沈めた。