自分は義理人情で生きている

――前王者のヨードクンポン選手が他団体で試合すると宣言して、朝久選手は前回の会見で批判していました。今、彼に思うことはありますか?
「いえ、もう別に何もないですね。あっち側に行っちゃった人間なので。まあ頑張ってねっていうか、ほんとグッドラックっていう感じです。まあ海外の選手なので、とくに何も思わないです」
――朝久節が出ると盛り上がるので、言いたいことがあるのかなと。
「また、そう言って煽るから(笑)。でも、自分は義理人情で生きているので、出ていった日本人選手に対しては合わないだけです。K-1の名前を使ったり、スポンサーとか、いろいろな人に迷惑をかけているのは事実なんで。海外の選手は、また違う気持ちで試合をしている人も多いと思いますので、そこまでも恨みはないです。グッドラックだけです」
――前回の試合から65kgへ階級をあげました。適正についてはどう思っていますか?
「自分は、全然62.5kgでも戦えるし、67.5kgでも問題ないです。ただ的がでかいやつを倒すって楽しみがあるから戦っているだけなので。どこが適正とか、そうじゃないとか、そういう考え方をするのは苦手ですね」
――ネット上では、他団体も含めて誰が65kgで最強なのかという議論が起こっています。
「シンプルに格闘技って、強くなっていったらいずれ戦うものだと思っています。だから、名前が出てくる選手と戦いたいなとは思いますけど、前回対戦したクワチ選手は過去の映像とはいえミゲール・トリンダーデ選手をKOしていたんで。もしもミゲール選手と試合が組まれたら、その時に倒すよっていう気持ちはあります」
――世界の強豪にも臆していないと。
「なんか、みんな対世界っていうだけでビビりすぎだと思うんですよね。向こうからしたら、自分たちも対世界なので。そこで勝てばいいだけですから」
――今回、朝久選手が勝てば2階級制覇になります。
「同じ階級の四天王とかに入るよりも、2階級制覇になると特別感が出るので魅力的だなと思います」
――何階級まで制覇したいですか?
「そこは、取れるだけ取りたいと思ってます。あとはK-1をもっと世に広めるためであれば、世界で戦いたいとも考えています」
――今回11月15日に試合がありますが、RIZIN大晦日にも出場してほしいというファンの声も出てきそうです。
「今回の試合が決まってからは、大晦日っていうのは特に考えてなくて。でも、今回はもちろん勝つ前提なので、大晦日にK-1から出てくれという話であれば出る可能性もあるかもしれません。(平本)蓮君とも連絡を取る仲なので、また一緒に戦いたい仲間たちです」




