2025年10月31日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 131』(U-NEXT配信)に、今週は2名の日本人選手が出場する。
第4試合のONEバンタム級キックボクシング3分3Rで、RISEライト級6位のTAKU(TARGET)がガブリエル・ペレイラ(ベネズエラ)と対戦。
TAKUは2022年10月の『Stand up』でプロデビュー以来、9勝(6KO)無敗の快進撃を続けているRISEの新鋭。Stand up King of Rookie 2023 -63kg級優勝の実績を持ち、4連続初回KOを飾ったこともある。得意技は右ストレート。試合は2024年10月のBigbangスーパーライト級王者・琢磨に勝利して以来となる。
ペレイラはタイの『MUAYTHAI SUPER CHAMP』や『RWS』に出場し、今回がONE初参戦。長いリーチから荒々しいワンツーで前に出るタイプで、ミドルキックも多用。本来はムエタイ選手だけにキックボクシングルールでどう戦うか。
第3試合では松田征也(Blue Dog Gym)がONEフェザー級MMAでアレックス・カーン(タイ/フランス)と対戦。
【写真】ビラル・フセインを極める松田(C)ONE Championship 警視庁で柔道をやってきた松田は、一時は競艇選手を目指すも、MMAファイターに定めて、GRACHANで3連勝後、2024年3月の『ONE Friday Fights 57』で初参戦し、ミハイル・グリツァネンコに判定勝ち、初陣を飾った。11月の『ONE Friday Fights 87』ではルシ・ハジエフ(ブルガリア)を判定3-0で下し、ONE2連勝。
MMA5連勝を飾っていたが、2025年3月の『ONE Friday Fights 101』にてカルロス・アルバレス(フィリピン/Team Lakay)に17秒でアナコンダチョークを極められてONEでの初黒星を喫した。6月の『ONE Friday Fights 111』でビラル・フセイン(パキスタン)をキムラロックで仕留め、再起を飾っている。
カーンはPhuket Fight Club所属で、ONEではこれが3戦目。2025年5月の『ONE Friday Fights 108』でヨバニス・デクーズ(パナマ)にマウントからのヒジ連打→肩固めで勝利し、7月の『ONE Friday Fights 117』ではフジュン・カオ(中国)をアナコンダチョークに極めている。
【写真】9月の初対戦では大激闘となったスリヤンレック(左)vs.デチャ(C)ONE Championship メインイベントでは、日本でもお馴染みのスリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)がデチャ・ポー.ボリラック(タイ)とONEフライ級ムエタイ3分3Rで対戦。
スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。
2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定で敗れている。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、ONE戦績は8勝(7KO)4敗。2025年3月の日本大会で龍聖に敗れたが、7月にランボン・ソー・テラパットをKOして再起。9月には今回対戦するデチャに判定勝ちしている。
デチャはテレビマッチの7チャンネルを主戦場とし、2023年12月には7チャンネルスタジアム認定スーパーフェザー級王座を奪取。その後は『RWS』に進出し、WBCムエタイでは2025年1月に世界スーパーフェザー級1位にランキングされた。2025年4月の『ONE Friday Fights 104』から参戦し、イサンヌアに2連勝したが9月のスリヤンレック戦で判定に敗れた。今回は再戦となる。