写真提供=TORAO NATION STATE
2025年10月26日(日)香川・高松シンボルタワー展示場にて、TORAO NATION STATE主催のプロフェッショナル修斗公式戦『FORCE 22』(ツイキャス見逃し配信)が開催された。
メインイベントでは修斗フライ級で世界4位の高岡宏気(香川/FORCE GYM)と、19年の『FORCE 12』で高岡と引き分けている大竹陽(HAGANE GYM)が対戦した。
高岡は、25年3月の『RIZIN.50』で飴山聖也にリアネイキドチョークで一本勝ちで4連勝を記録も、6月の『FORCE 21』で現1位の亮我と大熱戦の末に判定負け。1年9カ月ぶりの黒星を喫していた。
対する大竹は、24年9月にヤックル真吾を1R TKOに下すも、25年1月に亮我に、3月に杉本静弥にいずれKO・TKO負け。2連敗からの再起戦となる。ともに30歳。
▼フライ級(56.7kg以下)5分3R
〇高岡宏気(香川/FORCEGYM)
[2R 4分09秒 リアネイキドチョーク]
×大竹 陽(神奈川/HAGANE GYM)
1R、ケージMMA。サウスポー構えの大竹に、オーソの高岡。右ジャブを見せる大竹に、高岡は右から左の逆ワンツーで前に。右インローを突く高岡に、大竹は左ボディストレート。そこに高岡は左フ前手のフックを狙う。
左ミドルを当てる大竹。さらに右の飛び込み。額で受ける高岡に左の蹴りへと繋ぐ。さらに右ジャブと積極的に手を出していく大竹。
圧力をかけて追う高岡は、右インローは空振り。大竹は左ストレートで押し戻す。さらに右ジャブ。さばく高岡は大竹のインローもかわす。
高岡は左ジャブのダブルで前に。大竹は右のジャブ&ロー、左ボディを突く。ニータップの動きを見せる大竹。右ジャブ、左ボディと上下に散らす。詰める高岡に右アッパー、左オーバーハンドの対角攻撃。ジャブ、左インロー。そして左の刺し合い。高岡の左ジャブより先に右ジャブを突く。
追う高岡に左に回り、前手争いから左インロー、右アウトローを前足に突く大竹は、高岡の左に左を合わせに行き、左前蹴りから左ハイと蹴りでも上下。高岡の左をかわして右前手フックを当てて右に出る。
リズムよく打撃を散らす大竹。高岡の右の入りにカウンターの右アッパー、その間合いを潰す高岡は首を掴んでの右フックも離れる大竹。左インローを当てて、その足を後ろに戻してそのまま左のスーパーマンパンチをヒット!
下げさせられた高岡。大竹は左ストレートをジャブのようにダブル。さらに左後ろ廻し蹴りも、ここはかわす高岡だが、大竹は右でから左の二段ヒザ! 被弾した高岡がダウン! 右足にしがみつく高岡に大竹はパウンドラッシュ。被弾しながらもシングルレッグでレッスルアップでケージまでドライブする高岡はダブルレッグに移行してクラッチ、ボディロックテイクダウン。
尻着く大竹の奥手をコントロールすると右足をかけてバックからリアネイキドチョーク狙い。正面を向きながらチョークを防ぎ立ち上がる大竹。ボディロックで持ち上げようとする高岡に着地する大竹。バックの高岡とのハンドファイトで首を守ると、高岡は両足をかけてたすきのままホーン。
2R、低い構えで入る大竹。踏み込み左ミドルハイ。高岡の右に踏み込んでの左アッパーも突き上げる。左前蹴りをヒザ下から上に軌道を変えて、左インローも。足を引いて避けた高岡は右ハイ。かわした大竹は、右前手でボディ打ち。高岡の詰めを左右にステップしてかわすと左ヒザで飛び込み。
しかしそれをかわした高岡が、バック狙い。正対して金網に座る大竹。束ねた足を解いて上から大竹の頭に蓋をするように覆いかぶさる高岡は、大竹の左足を抱えて引き出して背中を着かせる。
ハーフのトップから細かいパウンドの高岡。左で枕にして右でパウンド。大竹が左脇を開けると肩固めへ。内側を向いて外した大竹は亀ぁら立ち上がり。そこに左足をかける高岡は、後方に引き込み。リアネイキドチョーク狙い。組み手を作らせない大竹は、両足でブリッジして背後の高岡に首をずらす。
位置を戻して背後からパンチの高岡。大竹が左手を掴むと、高岡は右手のワンハンドをアゴ上から絞めて肩を抱いて両足もロックして大竹の身体を伸ばして絞めに。背後の高岡の左手を放さない大竹に、高岡はワンハンドから二の腕に持ち替えて絞ると、徐々に右腕がアゴ下に食い込み、大竹は高岡の左手首を右手でつかんだまま、左手でマットをタップした。
6年ごしの再戦で、ダウンを喫しながらも一本勝ちで再起した高岡は、「まずは試合を受けてくれた大竹選手、6年ほど前に試合をさせていただいて、そのときはドローで。僕もまだキャリア駆け出しの頃で、今日の試合で強くなったところを見せたいなと思ったんですけど、大竹選手も強くて、何とか勝てて、ありがとうございます。ご来場いただいた皆さん、応援、ありがとうございます。
これで修斗世界フライ級ランキングが1個上がって4位から3位に、11月16日にタイトルマッチ(田上こゆるvs.新井丈)があると思うんですけど、そこで新しいフライ級のチャンピオンが決まったら、次、挑戦するのは僕でどうでしょうか。まだ、たぶんこの四国の地には、修斗の世界ベルトが渡ったことが無いと思います。僕が、この高松に修斗世界フライ級のベルトを持って帰ってきたいと思います。皆さんの後押しが実現させることになります。ぜひまた応援よろしくお願いします。もちろんベルト獲りたいっていう自分の気持ちもあるんですけど、タイトルマッチ、組んでいただいたらら、めちゃくちゃ面白い試合をします。よろしくお願いします!」と王座挑戦をアピールした。
[メインイベント・第7試合 ]フライ級(56.7kg以下)5分3R
◯高岡 宏気(香川/FORCEGYM)56.6kg
S 2R 4’09” ※ リアネイキッドチョーク
×大竹 陽(神奈川/HAGANE GYM)56.7kg
[レフェリー]片岡 誠人
[ジャッジ]
鍋久保 雄太9-10
加藤 秀和 9-10
安芸 佳孝9-10
[第6試合]バンタム級(61.2kg以下)5分2R
×魚山 皓平(愛媛/HOPE)61.0kg
S 1R 3’16” ※ リアネイキッドチョーク
◯小見山 瞬(広島/BURST)61.2kg
[レフェリー]鍋久保 雄太
[ジャッジ]
木村 拓茉 9-10
坂東 闘志也 9-10
安芸 佳孝9-10
[第5試合]ライト級(70.3kg以下)5分2R
×ムクロック(大分/SAND MMA)70.5kg→70.3kg
判定 0-3
◯KENZO(広島/BURST)70.1kg
[レフェリー]片岡 誠人
[ジャッジ]
坂東 闘志也 18-20(1R 9-10/2R 9-10)
加藤 秀和 18-20(1R 9-10/2R 9-10)
安芸 佳孝18-20(1R 9-10/2R 9-10)
[第4試合]ストロー級(52.2kg以下)5分2R
◯シン・ケンザン(徳島/MMA Zジム)52.1kg
判定 2-0
×出井 海七斗(兵庫/修斗GYM神戸)51.6kg
[レフェリー]片岡 誠人
[ジャッジ]
鍋久保 雄太20-18(1R 10-9/2R 10-9)
加藤 秀和 19-19(1R 9-10/2R 10-9)
木村 拓茉 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
[第3試合]フェザー級(65.8kg以下)5分2R
△山田 稜真(岐阜/コンキリオ) 65.1kg
判定 1-0
△P助(兵庫/修斗GYM神戸)65.7kg
[レフェリー]片岡 誠人
[ジャッジ]
鍋久保 雄太19-19(1R 9-10/2R 10-9)
加藤 秀和 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
坂東 闘志也 19-19(1R 9-10/2R 10-9)
[第2試合]女子59.0kg以下契約5分2R
△近藤 世里菜(愛媛/総合格闘技道場ARMS)58.8kg
判定 1-0
△KURUMI(神奈川/MMA Zジム)58.1kg
[レフェリー]鍋久保 雄太
[ジャッジ]
坂東 闘志也 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
加藤 秀和 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
木村 拓茉 19-18(1R 10-8/2R 9-10)
[第1試合]フライ級(56.7kg以下)5分2R
×森 貴史(徳島/MMA Zジム)56.6kg
判定 1-2
◯下田 洋介 (長崎/095BJJ長崎柔術)56.3kg
[レフェリー]鍋久保 雄太
[ジャッジ]
片岡 誠人18-20(1R 9-10/2R 9-10)
坂東 闘志也 18-20(1R 9-10/2R 9-10)
木村 拓茉 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
[オープニングファイト]キッズ修斗 キッズ6 40kg以下級 3分×1R
◯笠井 遥月(徳島/MMA Zジム)38.5kg
S 1R 0’55” ※ リアネイキッドチョーク
×新谷 幸輝(岡山/TEAM AGENT) 39.3kg
[レフェリー]鍋久保 雄太







