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レポート

【UFC】魅津希が2年1カ月ぶりオクタゴン復帰戦で4連勝中アモリムに完勝!「極められるもんなら極めてみろと思ってやってました」

2025/10/25 23:10
 2025年10月25日(土)23時からアラブ首長国連邦のアブダビ・エティハド・アリーナにて『UFC 321: Aspinall vs. Gane』(UFC Fight Pass/U-NEXT配信)が開催された。  プレリムの第1試合では、女子ストロー級で、UFC唯一の日本人女子選手となった魅津希が2年1カ月ぶりにオクタゴン復帰。UFC4連勝中のジャケリン・アモリム(ブラジル)と対戦。 ▼女子ストロー級 5分3R〇魅津希(日本)16勝6敗(UFC3勝1敗)[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ジャケリン・アモリム(ブラジル)10勝2敗(UFC4勝2敗)※UFC4連勝でストップ  1R、ともにオーソドックス構え。低い構えの魅津希は、アモリムの最初の組みを切った魅津希。圧力をかけてアモリムの蹴りを掴んで左を突く。  ジャブを突くアモリムにかわす魅津希は右前蹴りをつかまえてサークリングするアモリムを追う。左ローのアモリムはシングルレッグ。立つ魅津希のバックから崩してボディトライアングル。パームトゥパームで絞めるが、腰をずらす魅津希。一瞬、腕が入るが仰向けになった魅津希。マウントのアモリムに回転してトップの魅津希。アモリムは魅津希の右手を対角から掴んでヒジ。手を外した魅津希がインサイドのトップから細かいパウンド。下のアモリムは左でオーバーフック。ヒジ。魅津希は上体を立てて左の鉄槌! クリーンヒットする。さらに連打でホーン。前半はアモリム、後半のパウンドは魅津希が取ったか。  2R、中央を獲る魅津希。回るアモリムに左ジャブから右。アモリムのダブルレッグをスプロール。しかしアモリムは組んで引き込み狙いか。押し込む魅津希は肩パンチ。さらにクリンチアッパー! さらに組んで小外刈でテイクダウン! 下のアモリムは右ヒザ裏を掴んでヒザを伸ばそうとする。まだ曲げている魅津希だがスイープのアモリムが上に。  しかし下からシグルレッグでレッスルアップの魅津希! 立ち上がり押し込むとアモリムは引き込み。クローズドガードのアモリムをケージに押し込みながらヒジ! 足をさばきながら下からの腕十字もかわして鉄槌。アモリムも下から鉄槌。魅津希のラウンド。  3R、中央を獲る魅津希。アモリムは左右連打で手を届かせる。さらにシングルレッグもスプロールした魅津希はワンツーで前に! 首相撲ヒザ! さらにクリンチアッパー! ダウン気味に引き込んだアモリムに魅津希はインサイドからパウンド。クローズドガードのアモリム。上体を立てた魅津希はアモリムの足関節狙いに立ち上がり。  スタミナ厳しいアモリムはサウスポー構えに。左右ボディを突いた魅津希はアモリムをケージに詰めて左右。離れた魅津希は右まぶたを大きくカット。バッティングか。しかし魅津希は気持ちを切らさず、前へ! 左右で詰めてアモリムのテイクダウン狙いを切って上から鉄槌。かつぎパスでサイドバックに回るるとアモリムは立ち上がり。  魅津希がケージに押し込み、左右ヒジを突いてホーン。魅津希のラウンドに。  判定は3-0(30-27×2, 29-28)で魅津希が勝利! 2年1カ月ぶりのオクタゴンで堂々、勝ち名乗りを受けた。  U-NEXTのバックステージインタビューで魅津希は、「相手の4連勝を打ち破れて嬉しいです。ホールドが強くてなかなかやりたいことが出来なかったのですが、自分のパンチが当たって相手が引き込んで、1Rから打撃に手応えあって、自分からパンンチをどんどん当てて行こうと思いました。自分のやりたいことを貫こうと思ってました。2年ぶりに勝ててよかったです。見ている人も冷や冷やしたと思いますが、チョークが入りかけて“極められるもんなら極めてみろ”と思ってやってました」と語った。
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