どういう感情になるのかまだ分からない(虎矢太)

会見に出席した山田ツインズの弟・虎矢太は「今回S-cup出場が決まったことを本当に嬉しく思います。改めて本当に豪華なメンバーが揃ったなと思いましたし、この中で優勝すれば、自分の実力を皆さんに証明できると思うので、必ず僕が世界一を取って皆さんにシュートボクサー、そして山田虎矢太の強さをお届けするので、楽しみにしていてください」との意気込み。
川上は「前回査定試合で勝ててS-cupの出場をしっかり決めました。出ようと思えば誰でも出られると思うんで、しっかり優勝して、ここで優勝したら今までの負けとかも関係なく、一発逆転できると思います。僕はそういう試合には結構強く、しっかり優勝するんで注目してください」と、優勝しなければ意味がないとする。
安本は「凄く豪華なメンツで世界最強を決める大会だと思うので、僕が優勝して大会を盛り上げたいと思います」と、シンプルなコメント。

古木は「こんなS-cupという大きな舞台に呼んでいただきありがとうございます。トーナメントを制覇して強さを見せます。どの選手も強豪ばっかりなので、すごい試合が楽しみです。SBの試合を見たことはありますが、自分が参戦するイメージをしたことはないです。SBルールに関してはやってみないと分からないですけど、自分の武器は打撃なので打撃を通用させたいです」と語った。
山田ツインズの兄・彪太朗は諸事情により会見は欠席に。彪太朗から受け取ったメッセージを虎矢太が代読することとなり、「こんにちは。SB日本フェザー級王者兼初代ビーストフォール王者(日本テレビの番組)の山田彪太朗です。今日は給食がピッツァで忙しくて会見に出席できず申し訳ありません。優勝候補は僕しかいないと思っています。必ず世界一になります。皆さん応援よろしくお願いします」と、双子ならではの同じ声質で違和感なく意気込みを読み上げた。

そして、一回戦と決勝戦で戦いたい相手を聞かれた4選手。虎矢太は「一回戦は彪太朗以外であれば誰でもいいんですけど、強い選手とやりたいという気持ちは一番あります」、川上は「多分予想なんですけど、一回戦で一番強いヤツと当たって、最後にも強いヤツと当たる感じがします」、安本は「強いヤツと僕も一回戦でやりたいです。決勝戦はSBチャンピオンの彪太朗とやれればいいなと思います」、古木は「どの選手も強いので、特に考えてはいないです」と答えた。
山田ツインズ対決の可能性もあり、心境を聞かれた虎矢太は「格闘技で同門対決はないですし、兄弟対決はなかなかないので、自分もどういう感情になるのかは、今はまだ分からないんですけど、お互いやるとしたら多分、決勝でやることになるのかなと。彪太朗が仮に満身創痍で顔が腫れ上がった姿で勝ち上がってきて、そこで自分が思いっきり打撃を全力で打ち込めるかど言われたら、今すぐに行けますとは言えないです。
でも、お互いに世界一になることはずっと小さい頃から夢だったので、まずは強豪ばかりのトーナメントを勝ち上がること。そして決勝戦で彪太朗と当たった時は、シュートボクサーならではのSBの魅力をお伝えできるような試合にしたいです。もし実現したら、双子対決は絶対盛り上がるのは確実なので、他では見られない、他の選手とではできない試合をお届けしたいと思います」とする。
加えて「あと一つ気になるのは、セコンドどうするんだろうなと。トレーナーのダムさんは付かないと言っていて、その時に誰が付くんだろうと。誰も付かない可能性もあるし、そういったところも含めて楽しみたいと思っています」とした。
兄弟対決では兄の方が強いと言われていることに関しては「兄とは言っても、10分ぐらい先に産まれただけなんで、あんまり兄貴とは思ってないです(笑)。でも先日、日テレで放送された『ビーストフォール』という筋肉を使ったバトルをする番組に出させていただいた時に、彪太朗が優勝し、僕は一回戦敗退という現実がありました。それを見た時に、彪太朗自身もやっぱり兄貴だからなという気持ちもあっただろうし、周りの人もお兄ちゃんの方が強いねと評価するので、もしかしたら兄の方が強いというものが実際あるのかもしれないですけど、シュートボクサーとして格闘家としては絶対に負ける気はしないので、弟でも兄に勝てるというところをS-cupで証明したいと思っています」と、兄弟ならではの対抗意識を燃やしていた。


